S.E裏千家茶道教室 お茶のひと時

つれづれなるままにパソコンに向かいて
心にうつりゆく茶道教室の話題を書きつくれば。。。。

京都大覚寺、名月鑑賞

2006-10-09 23:28:37 | 紅茶、茶道&マナ-のお話
雨続きで危ぶまれた名月鑑賞会、重たい雲を持ち上げ、名月は煌々と大覚寺、大沢の池を照らしてくれました。

当地では、館船、茶席、琴演奏と名月を盛り上げるイベントがありました。
趣のある船での鑑賞は長蛇の列の為、お茶席(立礼)で一服いただきながらの
鑑賞としました。

お茶を飲みながら、月をみあげると、なんとキレイなこと、なんと明るいこと。
暫し、月を鑑賞するなんて、忘れていました。
高く張り出した、書院作りの板敷きに座って月をながめていると、なんだか昔の貴族の気分でした。
時折雲もかかり、正に「月も雲間になきはいやにて候」という、”村田珠光”の
美の世界でした。

往路、北嵯峨野の夜道を、月はまるで電灯の様に、あかるく照らしてくれました。
自然のすばらしさを感じた夜でした。


(大沢池を照らす月)


(お供え)



*村田珠光
 義正の茶道指南役。
 絢爛豪華な茶の世界にあき足らず、侘び茶に憧憬を感じ、4畳半の茶室を始めて 作る。 
 又、竹の茶杓、竹の花入れも使用し、「月も雲間に無きはいやにて候」・・・と
 不完全の中の美を求める。

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