S.E裏千家茶道教室 お茶のひと時

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鳥啼春日遅

2011-04-14 22:18:57 | 紅茶、茶道&マナ-のお話

鳥啼春日遅(とりないてしゅんじつおそし)

鳥が鳴き、穏やかな春の日の一日はゆっくりと流れていきます。

自宅マンションの前の木々の、何処に止まっているのでしょう。

朝早くから、涼やかな鳥の鳴声が聞えてきます。

庭の桜は、春風に吹かれて、ピンク色の花びらを、散らしています。

日差しは暖かく、ウキウキとし、ぽっかり空いた午後の一時、一層春を感じたくて、泉涌寺(せんにゅうじ)の塔頭、来迎院の茶会に寄せてもらいました。

少しの桜と萌出る緑の中にある、来迎院は、とても静かなところで、開け放たれたお待合いからは、鶯の鳴声まで聞えてきました。

心静まります。

討ち入りで、有名な大石内蔵助は、泉涌寺長老の親族で、来迎院にある茶室、”含翠軒”を設立して、お茶を楽しんだと言われています。

         (茶室、”含翠軒”)

それで、毎月14日に茶会があるのですね。

大正時代より、内蔵助の遺徳を偲んでお釜がかけられる様になったそうです。

歴史のある茶席なのですね。

現在、月釜は、客殿八畳、袋床の席で行われています。

 

 

 

 


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