暫くぶりで”行ノ行台子”のお稽古をする。ご存知の様にこの点前は、利休が考案した12段の一つである。
色々約束はあるが、主なものは、土風呂、塗蓋一重水差し、行の棚、天目茶碗&止め節の茶杓、火屋香炉蓋置、茶入れは伝来の中興名物。
台子は宋の時代、南浦紹明が中国,杭州径山寺虚堂智具より台子&皆具を習い、その一式を持ち帰り、崇福寺→大徳寺→天龍寺へ伝わったとされる。
その後、足利義正に仕えていた、能阿弥により発展したといわれている。
行ノ行台子を含め上の点前を習う事は、茶道の原点を知る事になると思う。
お菓子のその当時に食べられていたであろうと思われる近いもの準備する。
約束は:果物一種類+四種類のお菓子。
お稽古は9月で、秋の取り合わせを考える。
左下より、無花果、その上が子芋、そしてサツマイモ&リンゴの茶巾絞り、右上がクルミ入りの柚餅子、右下が薯蕷饅頭。
折も折、9月28日は、利休の月命日で、聚光院で法要があり思い立ち出かける。
早く着いたため、法要の前のお席に入れてもらう。
お席は人も多くなく、静かな気分で一服頂く。
(お席より眺めるお庭)
後、副席の瑞光院、大慈院でもお茶を頂く。
いまさらながら、利休より始まった茶道が、脈々と守られていることに感謝する。
本日、10月7日、ノ-ベル平和賞に「核兵器廃絶国際キャンペーン、IGAN(International Campaign to Abolish Nuclear Weapons)]が受賞したと新聞が報じる。
素晴らしい!!
被爆国の日本は、アメリカの核の傘の下、核兵器廃絶条約に署名しない。
考えを改め、永遠の平和が続く事を祈る。
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