S.E裏千家茶道教室 お茶のひと時

つれづれなるままにパソコンに向かいて
心にうつりゆく茶道教室の話題を書きつくれば。。。。

雁の涙

2024-10-20 14:43:16 | 紅茶、茶道&マナ-のお話

"秋の夜の露をば露と置きながら雁の涙や野辺を染むらん”

まぁ~なんと綺麗な詩でしょう!!

雁の涙で木々が美しく色ずくなんて!!

昨今は、10月も半ばなのに、なんと暖かい(暑い)。

そして、怖い!

こんな詩の様に、雁の涙の一滴~~で秋の景色になる事を願うばかり。

今月は神無月。

そして、茶の世界では、名残月。

名残というのは、茶がだんだんなくなって来ると言う意味と、半年使った風炉との別れであるという意味。

又、逝く秋をしみじみ思う月でもあるので、侘びさびを一層感じ心が落ち着く月でもある。

(昨今の暑さでは、ほど遠いが)

先週のお茶のお稽古は、四ケ伝の唐物。

二種の主菓子、一種の水菓子が約束。

一種は購入(右側)、一種は手作りで”松風”。

黒砂糖、小麦粉がベース。中は松の実、大徳寺納豆を入れる。

味が深み、美味しい!!

雁の涙が少しずつ落ち、早く秋色に染まりますように!。

 



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