5/26日、京都金毛院で正午の茶事のお誘いを受けており出かけた。
丁度、前日は日本中風雨に襲われで、とても心配したけれど、当日は打って変わっての晴天!!
手入れの行き届いた庭の苔も青々、腰掛待合の側には可憐な紫陽花。
晴天を覆い被さる様な立派な青楓、時々吹く柔らかい春風・・・全て爽やか!!
おまけに鶯まで綺麗な大きな声で歓迎してくれた。
11時席入りで、露地を伝いおもむろに四畳半の茶席へ。
いつも大寄せで座らせてもらっている茶席だけれど、茶事となると何か格別の気分になる。
連客の方々は皆さん東京から。何故だか私一人近場の京都。
後で知ったのだけど、正客は”肥後古流”のAさん。
すごい博識の方で、席中のお話も深い~~~。
”肥後古流”の創始者は細川三斎。
三斎はご存知の様に、30代半ばより、丹波の国より熊本の方に居を移している。
お点前は拝見した事がないけれど、きっと利休の茶の心が伝わっている事と思う。
ご亭主を始め、連客の方もお茶に対する知識が深く、私はお尋ねすることばかりで・・・・( ;∀;)。
お道具も安土桃山時代の物、江戸時代の物と、歴史を潜り抜けて来た物が殆んど。
お茶はやはり歴史を刻んで来たんだなぁ~~と改めて実感。
約4時間余りの充実した時間を過ごした一日だった。
*いろいろ写真を撮りたかったけれど、正式な茶事でご法度
こちらの写真は、お席に入る迄の庭の紫陽花。
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