S.E裏千家茶道教室 お茶のひと時

つれづれなるままにパソコンに向かいて
心にうつりゆく茶道教室の話題を書きつくれば。。。。

大茶盛式

2009-10-12 21:23:13 | 紅茶、茶道&マナ-のお話
快晴の10月11日、お茶のメンバ-のお誘いで、奈良、西大寺である「大茶盛(おおちゃもり)式」に行って来ました。



まるで、洗面器の様な大きな茶碗で、お茶を飲んでおられるのは、以前TVで見たことがありましたが、参加は初めてです。

京都発10時10分の近鉄に乗り、奈良、西大寺に着いたのは11時前。
近鉄に乗るのは、久しぶりです。
電車は思ったより、空いていたのですが、自分をマナ-モ-ドにし忘れている
約一名の乗客が・・・・・・閉口

着物でいったのですが、参加者の殆どはお洋服。

寺に着き、暫く待つと、大茶盛のある、裕に40人くらい座れる大広間に案内されました。

高さ106センチ、幅148センチの大きな台子には、又大きな、風炉、釜、水指、棗、柄杓、杓たて、火箸、茶碗が飾れている。

高さ21センチ、口径36センチの、まるで洗面器の様な茶碗には、長さ39センチの茶杓、36センチの茶筅がセットされている。

点前の前に、住職より、大茶盛の由来を説明される。

始まりは、平安時代。
そういえば、遣唐使として、最澄が中国、唐に禅の勉強に行き、茶を持って帰り、日本に植えましたね。
場所は滋賀県の日吉神社です。

その頃のお茶は、楽しみよりか、薬として用いられていました。

西大寺では、このお茶を飲む為、未だお茶に適した茶碗もなく、大きな入れ物を持って集まった人もいるとかで、大きな茶碗で飲む由来だそうです。

そして、僧侶は、お酒を飲む事は禁じられていた為、酒盛りの代わりに、茶盛り
となったそうです。

風呂敷の様な服さでの点前が始まり、その次は点て出しです。

大きな茶碗が運ばれてきました。

一碗には、5人分のお茶がはいっており、順番に飲みます。
濃茶の回し飲みと同じですね。

私は4人目。しっかり抱えて飲みましたわ。

表千家の副席、蕎麦もいただきました。
最後は、「家内安全」を祈願して、護摩も焚いてもらいました。

良い一日になりました。

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