S.E裏千家茶道教室 お茶のひと時

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開炉のお祝い

2018-11-09 15:04:07 | 紅茶、茶道&マナ-のお話

利休は「柚子の色つくを見て囲炉裡に」・・・風雅な事を言った。

普通は、11月になると開炉と思ってしまうが、実際はその年の寒暖に従えば良いとの事。

マンションの我が家は11月に入り、一応炉にしたけれど、昨日の京都は暑くて・・・釜をかけながらク-ラ-をかけてしまった。

(^^)! 利休から数えて早400数年、地球の環境もどんどん破壊されてゆくみたい。

開炉の時は、本来なら”口切の茶事”をしてお祝いすべきだけど・・・・代わり吸い物碗と猪子餅でお祝いをしてもらった。

色々なところで色々な口切の茶事はされていると思うけれど、茶道歳時記によると、茶壷の拝見の後、吸い物椀に雑煮を出すと書かれている。

碗中には、餅、焼豆腐、小芋、銀杏、結び昆布、鶴形の大根、亀甲人参が入る。

一応その通りにしてみた。

 

                  (餅の入る前)                                            (餅入り)

開炉で頂くお菓子に亥の子餅がある。

昔は亥の子のお祝いと言い、陰暦10月上亥の日(現在の11月上旬~中旬)、亥の刻に餅を食べると万病を除く、子孫繁栄と言われた。

又その日に炬燵を開けると火難を免れると言い、その日に開炉をするむきがあった。

そんなこんなから、今年も亥の子餅を作り、食してもらった。

上用粉+餅粉+砂糖を蒸して作る。中は小豆餡。おいしいで~~す。

 

                  


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