利休は「柚子の色つくを見て囲炉裡に」・・・風雅な事を言った。
普通は、11月になると開炉と思ってしまうが、実際はその年の寒暖に従えば良いとの事。
マンションの我が家は11月に入り、一応炉にしたけれど、昨日の京都は暑くて・・・釜をかけながらク-ラ-をかけてしまった。
(^^)! 利休から数えて早400数年、地球の環境もどんどん破壊されてゆくみたい。
開炉の時は、本来なら”口切の茶事”をしてお祝いすべきだけど・・・・代わり吸い物碗と猪子餅でお祝いをしてもらった。
色々なところで色々な口切の茶事はされていると思うけれど、茶道歳時記によると、茶壷の拝見の後、吸い物椀に雑煮を出すと書かれている。
碗中には、餅、焼豆腐、小芋、銀杏、結び昆布、鶴形の大根、亀甲人参が入る。
一応その通りにしてみた。
(餅の入る前) (餅入り)
開炉で頂くお菓子に亥の子餅がある。
昔は亥の子のお祝いと言い、陰暦10月上亥の日(現在の11月上旬~中旬)、亥の刻に餅を食べると万病を除く、子孫繁栄と言われた。
又その日に炬燵を開けると火難を免れると言い、その日に開炉をするむきがあった。
そんなこんなから、今年も亥の子餅を作り、食してもらった。
上用粉+餅粉+砂糖を蒸して作る。中は小豆餡。おいしいで~~す。
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