S.E裏千家茶道教室 お茶のひと時

つれづれなるままにパソコンに向かいて
心にうつりゆく茶道教室の話題を書きつくれば。。。。

対龍山荘

2018-11-16 14:54:55 | 紅茶、茶道&マナ-のお話

11月11日、行ってきました対龍山荘!!

茶会が催されるという情報をもらい、再び清水の舞台より飛び降りた。

場所は南禅寺、菊水の横の道を入ったところで金地院とは隣り合わせのところ。

敷地は1000坪以上。

ベルギ―製のガラス窓のはめられている待合からは、広~~い庭、鯉の泳ぐ池、松やその他の背の高い木々、緑の木々に混じる紅葉したはぜ漆の大木、茅葺の水車小屋&滝、借景の東山連峰。

そして絶景を突き破って聞こえる滝の音・・・・・。

まさに風流清雅ひとまとめの世界!!

水は琵琶湖から引いた水で池には鯉のほかタナゴ、ブナもいるという。

築113年以上は経つこの山荘は、幕末から明治の九州鹿児島の実業家、伊集院兼常の別荘だったそうで、現在ではニトリが所有している。

美術品もあちこちに展示されており、覚えている範囲では、西郷隆盛の文、14代柿右衛門の野イチゴの大皿、人間国宝鈴木蔵氏の志野焼の大皿、竹内栖鳳の軸、

丸山応挙軸、螺鈿の鞍・・・等々その他いっぱいある。

全部で100億は超えているそう。すべてニトリが購入。

まさに、現在の数寄者。

この日は数席あった様子で、私は確か11時頃のお席入り。

まずは、四畳の道安囲みのお席。

点前坐は一畳の向う切り。天井が藁で出来ている。なんだか勝手に道安を連想してしまった。

お点前が始まると、客と点前坐の間の襖が開く。

ここでは濃茶を頂いた。茶入れは丹波の大海。茶杓は大宗匠作、銘:有悦

そして、その次は四畳半の薄茶席。床の間の奥行が広く、印象的。そういえば壁も個性的だった。

薄器は確か8代宗哲作、乱菊蒔絵、茶杓は玄妙斎作銘:しぐれ

伊集院兼常は、円能斎に力を貸されたと言われ、お道具も円能斎に関する物が数点あった。

茶席の後は、点心席。伊勢エビの煮物碗が美味しかった。

某局の番組で”ボ-っと生きてんじゃ。。。笑われる”・・・とあるが、本当に私はボ-と生きてる。

歳を重ねても知らない事がいっぱい。( ;∀;)

未来への道が狭くなってくる今日この頃・・・最大級の日々是好日の一日だった。

建物、景色の写真は遠慮するとの事で、庭のお花一枚だけUPした。許していただこう。

 


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