”あさぼらけ 嵐の山の峰晴れて ふもとをくだる 秋の川霧“”・・・藤原為家
季節は霜月、11月、立冬も迎え朝夕は一段と冷える様になった。
マンションの見立ての茶室に通って下さるメンバ-に感謝。
移り行く季節を感じてもらいたく、四ヶ伝のお稽古に、口切のお茶:無上、手作りの亥の子餅&リンゴきんとん、そして柿を準備する。
むかし、亥の子のお祝いと言って陰暦十月上の亥の日、亥の刻に餅を食べると万病を除く、猪の多産にあやかり子孫繁栄すると言われていた。
又、十月の亥の日に炉を開けると火難を免れると言われる。
今年の暦を見たところ、十月亥の日は、10月5日、亥の刻は午後9時~11時。
あさぼらけ・・・の歌にある嵐山は今は観光客~~~。
せめてもあさぼらけに行けば、少しは風情を感じられるだろうか?
*ミニ知識
俊成、定家、為家は、平安後期~鎌倉時代に活躍した親子三代の歌人。
三人とも長生き、俊成91歳、定家80歳、為家78歳。
それぞれ出世し、収入も良く、今でいう超一流のセレブだった。
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