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氷川きよしについて ★ by とねりこ

☆二度泣き橋〜Kiinaの歌声を味わい尽くす♬380

アルバム・オリジナル曲5曲めは「二度泣き橋」です。Kiinaの歌唱はこちら

https://m.youtube.com/watch?v=DNgIgaJ6AgE

歌詞は歌ネットより。

https://www.uta-net.com/song/209671/

岩手県盛岡市を舞台にした曲と言えば、Kiinaは「石割り桜」を歌っていますが、そちらも「二度泣き橋」も作詞は喜多條忠先生ですね。

 

「二度泣き橋」とは盛岡市内に架かる開運橋の別名です。

単身赴任などで盛岡に来た人が「寒いし孤独だし」で泣いて過ごしていたのが、地元の人たちの優しさ温かさに触れているうちに都会に戻る時には去り難くてもう一度泣くという、盛岡の人たちの人情を表した言葉とされています。

 

コンサート会場の盛岡市民文化ホールは駅そばですぐに新幹線に乗れるので、私も何度も参加しています。その中でKiinaご自身が回を重ねるごとに「盛岡大好き!」になっていくのが手に取るように分りました。

盛岡、というか岩手の方は皆さんとても控えめで遠慮がちで、合いの手でも振りでも決して派手な反応を返さないのですが、よくよく見てみれば笑顔と温かい拍手でコンサートを心から楽しんでいることが分かるのです。

そんな空気感は他の会場では感じなかったものでした。

 

Kiinaはどのコンサート会場に行っても開口一番に「日本全国数々回りましたが、今日のこの会場が日本一です!」とお話ししますね。すかさず西さんが「昨日は○○が日本一とおっしゃっていました。明日は△△が日本一になる予定です」と会場の爆笑を誘うのがお約束になっています。

映画「ローマの休日」で各国歴訪を終えたアン王女が記者会見で「どこの国が印象に残っていますか?」と訊かれて「どの国もそれぞれに」と言いかけて、思わず「ローマ!」と本心を口にしてしまうシーンがあります。

Kiinaが「盛岡、岩手が大好き!」とお話しする時は、単なるリップサービスでなくアン王女と同じように本心から出た嘘偽りのない言葉なのだろうと思います。

 

この年の112日の盛岡コンの時のことです。

「一剣」を歌い終えた後、Kiinaが突然涙を流し、「あったかいですねえ」と声を詰まらせながらつぶやきました。

「気を張りながら強気でやってますけど。盛岡の皆さんの温かさに感動しながらコンサートをさせていただいています」と。

その時会場の皆さんが特別なことをしたわけではなかったのです。むしろ掛け声なども他の会場に比べたら遠慮がちだったかもしれません。

それでも、鎧で固めていた心をほぐしてしまうようなピュアで温かな空気をKiinaは客席から受け取って、思わず涙を流してしまったのでしょう。

「泣くつもりじゃなかったんですけど」の後、「涙じゃありません。目ヤニです」とKiinaは負け惜しみを言っていましたがσ(^_^;)

 

そんなKiinaと同じ体験をした人たちが「二度泣き橋」の言い伝えを作っていったのでしょうね。

コメント一覧

チャチャチャ
おはようございます。「二度泣き橋」曲名だけ聞くと悪い方に捉えがちですが今日もとねりこさんから良いお話しを聞きました。人の感情を(泣き)と言う言葉で表すことがありますね。悲し泣き、嬉し泣き、悔し泣き、淋しい時の一人泣きとか。
とねりこさんのお話しを聞くまでは一度目の泣きは孤独さと淋しさを思いましたが二度目の泣きは去りがたい後引き泣きだったのですね。(開運橋)と言う縁起の良い橋名があるのに悲しい「二度泣き橋」と悲しい名前で呼ばれるようになったのにはチャンと意味があったのですね。

それに(拍手)って温かい無言の表現ですよね。手をたたく人も受ける人も心が通じるとても良い表現方法だと思います。熱い声援にあたたかい拍手をいっぱい受けてkiinaも嬉し泣きの涙ですね。
せり
おはようございます。「二度泣き橋」という別名が付くほどに盛岡の人々の人情の温かさが感じられkiinaの歌声も沁みますね。とねりこさんも感じられたように盛岡コンは東北の方々の派手ではない温かさが感じられるんでしょう。その場での心うちもあったかもしれませんが客席の温かさに思わず涙したkiina。目のいいkiinaです、ステージ上から見た皆さんの温かい表情やまごころがグッと胸に沁みたんでしょうか。日本全国、熱い声援で盛り上がる会場、温かい笑顔が沁みる会場、そろそろそんなステージに上がりたくなってきませんかkiina、待ってます。
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