リサ、まっしぐら!

劇団扉座所属、鈴木里沙が日々書き綴っていきます。。

日曜日だの話し。。

2011-12-04 23:30:24 | 本番日記。。
有「やっとこさ」


里「晴れましたなぁ」


礼「そういえば、初日から雨つづきやったね」


有「うん。この芝居はなんかさ」


里「あぁ、そうっすね」


礼「え?」


有「いや、この芝居は晴れた日が似合うなぁって」


礼「え、そんなんあるんすか?」


有「どやろ?」


礼「どやろて…」


里「でも、夜の方が似合う芝居ってありますね」


礼「そーなんすか?」


有「うん、わりとウチの劇団の芝居って、一晩の話しとか多かったりするんよ」


里「『夜曲』とか、『新羅生門』とか」


有「ラストシーンが朝日と共にとかね」


礼「そういう芝居ってやっぱ昼間だと問題ありなんすか?」


有「いやいや、問題はないけどさ」


礼「何すか?」


有「例えばの、ここの劇場は楽屋が地下やから、まぁ、窓がないやん」


礼「はいはい」


有「でも、たまに窓のある楽屋ってあんのよ」


里「あるね」


有「そうすると、晴れた日なんか、とても楽屋がまぶしいわけよ」


礼「ふんふん」


有「で、急に夜のシーンの舞台に出るとね」


礼「どーなります?」


有「つまづいたり、柱にぶつかったり…」


里「そりゃ、老眼でしょ」


有「まぁな」


里「だいたい、出番前の袖で目が慣れるでしょ」


有「まぁな」


里「ハハハ」


礼「あの、何の話しっすか?」


有「まぁまぁ」


里「ところで…」


有「一日早いけど」


有・里「礼ちゃん、お誕生日おめでとう!!!」


礼「……………ゾロ目になりました~」




12/5は、礼ちゃんのお誕生日でっす!
兄さんとプレゼントを渡しました~♪

昼と夜の間にの話し。。

2011-12-04 00:22:21 | 本番日記。。
里「3回目が終わりました」


有「好評のようで」


里「ありがたいこって」


礼「しかし、毎回いろいろありますねぇ」


有「ん?」


里「ん?じゃないよ、兄さん」


有「は?」


礼「は?って、俺びっくりしましたよ」


有「何事かな?」


里「とぼけない」


礼「今、兄貴」


里「ちょっと出とったよね?」


有「あら、そんな事ございました?」


礼「え?ってキョトンとなりましたよ」


里「何してたんすか?」


有「あぁ、まぁ、1,2秒くらいでしょ」


里「時間にすりゃね」


礼「え?もっと長く感じましたよ」


有「礼ちゃんね、舞台上の1秒というのは、とても長いものなのだよ」


礼「はぁ」


有「だから、我々は、1秒1秒をとても大事にしてゆかねばならないのだよ」


礼「なるほど…」


里「何~をもっともらしい顔で」


有「いやいや、貴重な1,2秒であったことよ」


里「だから、何してたのさ」


有「ん、ただ裏でクスクス笑ってた」


礼「へ?」


有「いや、その前のシーンがちょっと妙な感じで面白くてね」


礼「は?」


有「裏でクスクス笑ってたら『あ、俺の番やった』って」


里「シレーっと出てきましたね」


有「そらまぁ、慌てる場面でもないしね」


礼「………」


里「ったく」


有「さっ、そんな事はキレイに忘れて」


礼「………」


有「気持ちも新たに夜の回に臨みましょう」


里「あっ!」


有「何や?」


里「夜の回に臨む前に」


有「ん?」


里「腹ごしらえ腹ごしらえ腹ごしらえ~♪」


礼「……いろいろあるなぁ……」





写真は、差し入れの飲み物と礼ちゃん。。