つらつら日暮らし

自然科学系の学術論文で質量ともに中国の躍進が明らかに

中国、注目論文数も世界一に 日本は順位落とし10位―文科省(時事通信)
中国論文、質でも米抜き首位 自然科学8分野中の5分野(日本経済新聞)

自然科学系の学術論文のうち、注目度が高い上位10%の論文数(Top10%補正論文数)では、中国がアメリカを抜いて、世界1位になったと発表されています。

今回の発表は、文部科学省の「科学技術・学術政策研究所」が公表した報告書である「科学技術指標」に基づくものです。

科学技術指標(科学技術・学術政策研究所)

上記の通りですね。「概要」や、基本的なデータも公表されていますので、上記ページから各種データをご覧いただくと良いと思います。

いうまでもなく、中国の躍進は公的機関と大学とで相互的に人材を育成してきたからに相違無く、90年代後半から、ここ25年位をかけて、明らかな伸張を見せてきました。そして、ここにきて、注目される論文数でもアメリカを抜いたということです。

参考までに、日本は昨年までは9位でしたが、今年の報告ではインドに抜かれて10位になったようです。日本も、研究開発費や研究者数などは、中国・アメリカに次いで3位となっていますが、上位2カ国はここ数年も、大きく伸びている一方、日本はなかなか伸びていかないという状況です。

結局、研究者の数や予算がなければ、結果は出ないものです。今後、2030年代、40年代と更にどうなっていくか、ですね。ローマではありませんが、研究者も研究も、一日にしてはならず、です。

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