トラス英首相、辞意を表明 在任期間は歴代最短に(CNN)
10月20日、イギリスのトラス首相は辞任の意向を表明しました。
なお、トラス氏は就任から6週間しか経っておらず、同国では歴代最短の在任期間となるようです。
また、辞任理由は明確で、或る意味、自身が保守党の党首に選ばれ、また首相にまでなった目玉政策である「大型減税策」が、全面的な批判を受けて、撤回せざるを得なかったという状況下、主要閣僚の辞任も続きましたので、もはや政権としてはあっという間に死に体でした。
今後、来週中には新党首の決定が行われ、政権の交代も進むようです。
しかし、まぁ、ここ数日の様子を見ていれば、こうなることは分かっておりましたので、トラス氏はエリザベス女王が最後に任命した首相であり、また、その葬儀を執行した首相ということで歴史に名前を残すことでしょう。
なお、日本の場合、戦後すぐの東久邇宮稔彦王がわずか54日で次の首相である幣原喜重郎氏に政権を移譲したのとは、もちろん状況も違っておりますので、安易に比べることは出来ませんが、今回の6週間(42日)というのは、余程のことです。
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