ウクライナ国営原子力発電会社は9日、ロシア軍が占拠しているチョルノーブィリ原子力発電所で、送電網が損傷し停電が起きていると明らかにしたそうです。
そのため、使用済み核燃料を冷却できず、放射性物質が大気中に広がる可能性があるとも報じられています。
ただし、国際原子力機関(IAEA)は、停電で安全性に重大な影響が及ぶことはないと表明しています。
・Update 16 – IAEA Director General Statement on Situation in Ukraine(IAEA)
まず、上記記事で、ウクライナからの通報を伝えるのは、以下の文章ですね。
Ukraine informed the International Atomic Energy Agency (IAEA) today that the Chornobyl Nuclear Power Plant (NPP) had been disconnected from the electricity grid and lost its supply of external power, two weeks after Russian forces took control of the site of the 1986 accident, Director General Rafael Mariano Grossi said.
上記一節から、本日、ウクライナは、チョルノーブィリ原子力発電所が送電網から切り離され、外部電力の供給を失ったことをIAEAに通知したということです。
In the case of the Chornobyl NPP, however, he said the IAEA agreed with the Ukrainian regulator that its disconnection from the grid would not have a critical impact on essential safety functions at the site, where various radioactive waste management facilities are located.
そして、すぐに危険になるわけではないよ、というのが上記の一節ですね。とはいえ、今後も同地域、同施設をロシア軍が抑えるとなると、今後の状況が不透明になることは間違いないことです。
パニックになってはならないところですが、このニュースは継続的に注視したいところです。
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