8月8日16時43分頃、宮崎県沖になる日向灘を震源とする、マグニチュード7.1(推定)の地震が発生し、同県日南市で最大震度6弱を観測しています。また、津波も観測され、一時的には津波注意報も発令されておりました。揺れが強かった地域の皆さまには、心からお見舞い申し上げます。
・令和6年8月8日16時43分頃の日向灘の地震について(気象庁)
なお、気象庁では、九州から東海地域までの広範な範囲が影響する「南海トラフ地震」の発生可能性が平常時より相対的に高まっているとして、同地震の「臨時情報(巨大地震注意)」を初めて発表しました。
・南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)について(気象庁)
大事なのは、以下の一節でしょうかね。
過去の世界の大規模地震の統計データでは、1904年から2014年に発生したモーメントマグニチュード7.0以上の地震1,437事例のうち、その後同じ領域でモーメントマグニチュード8クラス以上の地震が発生した事例は、最初の地震の発生から7日以内に6事例であり、その後の発生頻度は時間とともに減少します。このデータには、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震(モーメントマグニチュード9.0)が発生した2日前に、モーメントマグニチュード7クラスの地震が発生していた事例が含まれます。世界の事例ではモーメントマグニチュード7.0以上の地震発生後に同じ領域で、モーメントマグニチュード8クラス以上の地震が7日以内に発生する頻度は数百回に1回程度となります。
よって、ここ一週間くらいは大きな地震が発生するかもしれないという話ですが、その後は時間とともに減少するとのことです。そのためか、鉄道各路線などで以下のような対応がされています。
・南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)発表に伴う列車の運行状況について(JR東海)
朝からテレビメディアでは東海道新幹線の減速が報じられていますが、実際には当該地域の他の特急なども運休になるようで、この帰省時にはむしろそっちの影響が強そうですね。
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