以上の報道の通り、日本では6年連続して、チーズの総消費量が増加(2020年度は、36万704tとのこと)し、過去最高を更新し続けているそうです。
それで、チーズには大別してナチュラルチーズとプロセスチーズがありますが、だいたい3:2の量となるようです。
なお、ナチュラルチーズとプロセスチーズとの違いについては、以下のサイトなどが良いかと思います。
・ナチュラルチーズとプロセスチーズ(メグミルク「ミルク便利帳」)
要するに、ナチュラルチーズの方はまだ乳酸菌などが生きていて、熟成が進むもの。プロセスチーズは途中で熱を加えて菌を滅してしまうので、品質の変化が少なく、保存に適しているもの、という感じでしょうか。
そこで、仏教でチーズといえば「醍醐」・・・といいたいところですが、実際には何を指すか良く分からないともされていますね。それで、「醍醐」について論じる際に、多く参照されるのは、以下のような一節でしょうか。
譬えば牛乳の如し、
乳変じて酪と為る。
酪、生酥と為る。
生酥、熟酥と為る。
熟酥、醍醐と為る。
醍醐を第一と為す。
『長阿含経』巻17
このように、釈尊に因む原始仏典でも、既にこの譬えが見られます。なお、釈尊は修行が進めば、自ずと境涯が進み、退転しない様子をこの様に示しています。ただ、「醍醐を第一と為す」という言葉の通り、乳製品の中でも、行き着く食品として理解されるべきなのでしょう。そうであれば、消費量が増えるのも当然なのかもしれません。
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