伽陀
帰命頂礼盂蘭盆経
能説教主釈迦世尊
起教因縁大阿羅漢
大目建連自恣衆僧
久米原心隆『盂蘭盆経和讃』真渓快心・明治21年
残念ながら、当方の調査では、この久米原心隆氏については詳細が判明せず、また、この文献自体もどこかの宗派に属するものかどうか、調べは付きなかった。
ただし、上記の「伽陀」を見てみると、盂蘭盆会の起源とされる『盂蘭盆経』の成立について極めて簡潔に述べている。
伽陀の意味としては、盂蘭盆経に帰命し、頂礼する。能説された教主は釈迦世尊であり、この経典の因縁となったのは、大阿羅漢たる目連尊者の自恣衆僧への供養であった、とでも出来ようか。
目連尊者による、亡母の苦しみを救う行いが「盂蘭盆会」の始まりである。このお盆は亡き人・亡きご先祖を思い、手を合わせる機会にしたいものだ。
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