昨日2月1日ですが、将棋の渡辺明名人への挑戦者を決める、第81期順位戦A級で、8回戦一斉対局(要するに、在位者10人が全員誰かと対局する一日)で、史上最年少名人の可能性がある藤井聡太竜王は後手番でしたが、永瀬拓矢王座相手に129手で投了しました。
・2023-02-01 順位戦永瀬拓矢 王座 vs. 藤井聡太 竜王 第81期順位戦A級8回戦(将棋DB2)
以上の通り、角換わり腰掛け銀から展開しましたが、終始、永瀬王座が押していますね。この結果、藤井竜王は6勝2敗となり、昨日、ここ2年間名人戦挑戦をしていた齋藤慎太郎八段に勝利した広瀬章人八段と並んでいます。
・第81期名人戦・順位戦 A級 星取り表(日本将棋連盟)
最終局の9回戦は3月2日(木)に行われますが、勝敗の結果次第で、色々な結末が待っています。
藤井竜王がもし、稲葉陽八段に負けると、本当に混沌とするので、それは見ないでおきたいと思いますが、藤井竜王が最終局で勝った場合、広瀬八段が菅井竜也八段に勝つと、2敗同士で終わるので、プレーオフになります。藤井竜王が勝ち、広瀬八段が負けると、2敗が1人となるので、藤井竜王が名人戦挑戦者となります。
ここまで書いたので、藤井竜王が最終局で負けた場合も考えておきますか。そうなると、3敗となります。そこで、広瀬八段が勝つと、2敗で名人戦挑戦者となります。
問題は、広瀬八段も負けた場合ですね。
広瀬八段―菅井八段の対局で菅井八段が勝てば、広瀬八段・菅井八段双方が3敗に
齋藤八段―永瀬王座の勝者が3敗維持
佐藤天彦九段―豊島将之九段の対局で豊島九段が勝てば3敗維持
そうなると、最大5人でプレーオフってことになるんですかね。
どうなるのか?まさに、3月2日の9回戦一斉対局は毎年訪れることではありますが、確実に「将棋界の一番長い日」になりそうです。
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