フランスのガブリエル・アタル教育相は27日、一部のムスリマ(ムスリムの女性)が着る、「アバヤ(顔以外の全身を覆うアラブ女性の伝統衣装)」という衣服について、公立校での着用を禁止すると発表したそうです。
9月4日の新年度からこの規制が適用されます。
それにしても、「信教の自由」との関係が気になるフランスの世俗主義(ライシテ)ですが、要するに「公共的場所」では、見た目でその宗教が判断されることがあってはならない、ということのようです。
フランス政府の完全なる政教分離などは分かるのですが、公共に於ける非宗教性を、反イスラームとして利用しているように見えるのが、フランスのライシテの最大の問題でしょうね。
タリバン、女性が人気の国立公園を訪れるのを禁止 ヒジャブ着用を順守せずと(BBC)
アフガニスタンのターリバーンは、同国中部バーミヤン州にあるバンデ・アミール国立公園への女性の立ち入りを禁止すると発表したそうです。理由は、同公園を訪れる女性が、ヒジャブ(女性の頭を覆い隠すヴェール、ヘッドスカーフ)を着用していないため、だそうです。
この2つを並べてみると、どちらにしても女性の服装の自由、行動の自由が色々な意味で抑圧されているな、と思う次第です。
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