典虚てん手古舞

我が“為”の日々を振り返りつつも、逝き時を待つ日々を悔いなく一日一生

花を育てたいけれど

2012年09月30日 | 【植栽管理】育苗から剪定まで

 教室に花を飾ることを始めた小学教員の時代から、やがて、校庭の一部に栽培したり、校舎のどこかにアレンジ花を置くということを、定年退職まで続けました。


 頼まれたからしたことではありません。経費もほとんで自弁でした。生徒のために・・・ではなく、自分のために、自ら進んでしたことです。「三度笠の旅道中」さながらの、転勤、転勤の教員暮らしでしたが、「園芸部」のあった学校は、たったの一校だけでした。


 花を育てるということは、ただ登校時に水を遣るだけでは済まなくて、夏休みでも学校に足を運ばねばなりません。また雑草をとるという作業、後始末、もろもろしなきゃいけないことが伴います。


 自発的に、みずからの愉しみとして続けたことでしたから、いろいろな思い出も残っています。


  思い出したくない、辛い出来ごともありました。せっかく育った 向日葵を折られていた・・・。赴任したばかりのその中学は、「えっ!これが学校!」と愕然としていました。たばこを吸いながら登校。廊下に落ちた吸殻を拾い、廊下に張り付いたガムを削り取る日々・・・。


 しかし、同じ春に赴任した数人の教師は、

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