典虚てん手古舞

我が“為”の日々を振り返りつつも、逝き時を待つ日々を悔いなく一日一生

子離れ・親離れ

2010年10月03日 | 〈雑記〉孫や子ども達、若い人と
 小学校前に母と子一人の暮らしになった。<息子の名前は「かっくん」と
しておこう。仮称>離婚に踏み切ったきっかけは、保育所のせんせいから、
「かっく
ん、この頃おかしいんです」との報告をうけ、「このままじゃ、あかん!」
とはっと悟った瞬間である・・・。

 彼が保育園の年長のときだった。この保育園には、ゼロ歳児生後半年から
お世話になっており、せんせいだけではなく、給食職員さんなど園の職員さ
んに見守られてかっくんは育った・・・。
 
 おっとりとした、はっきり言えばドンくさい性格の子どもである。
 その息子が周りの園児に、しかも仲良しの友達を叩いたり、砂山から突き
落とした・・・という報告を受けてハッとした!

   息子の情緒不安定の原因は、夫婦の不仲、喧嘩に違いあ
りません・・・。

    当時は小学校の、しかも低学年の担任を私、していました。
小学一年生なんて、四月生まれと早いきの三月生まれの子との<成長の差>が
残っています。
 お母さんたちと私、年齢の差もそんなに開いていなかったから、今の学校イメ
ージと比べると、業界用語でいうと<学級経営>は、お母さん方に助けてもらっ
ておりました。

 例えば、<パン作り>・・・。
 学級通信でお母さん方に声をかけ、準備も当日も助けてもらい、そうパンを作
る日には、教室で一緒に・・・でした。
    そんな教師生活で、学んだことが自分の子育てに反映された
といえます。

     親たちがいらいら常態、家族関係ギスギス、あるいは、世間体にわれ
て、子どもにも「無理」を強いている家庭の子というものは、伸びやかではない・・・。 

   こどもにとって大切なことは 伸びやかに感性豊かに育つというこ
となんですね。
 自分が産んだんだから「自分の子」、私有物と感じるおのが心と、葛藤しなきゃいけ
い・・・。     ここが辛い!

   子どもを育てるってことは、或る意味では、自分自身との<いくさ>ですよ。
 楽しいことばかりじゃない・・・。
 我慢、我慢の連続っていっていいと思いますよ。

       
 わたしの場合、ことに中学校に移ってからは、<子離れ>の必要を自覚しない
愚かな親御さんたちに、けっこう出会ってきました。

 子離れの必要とは、我が子を別の人格と認識して、かれらを<自立>させるこ
とが、子育ての最後の段階と知る必然と向かい合うことですかな。

しかしながら・・・・。

 本日も「行旅死亡人」の地方自治体・行政報告は、全国で数名・・・・。

 



 
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