先日、プリベント少額短期保険株式会社という会社の役員の方とお会いしました。
この会社は、「MIKATA」という弁護士保険を開発した会社です。
弁護士費用を補償する保険としては、自動車保険(任意保険)の弁護士費用特約や、日弁連が損保会社等と連携している権利保護保険(通称:LAC)などがあります。
MIKATAは、これまでの保険による補償の対象とはなっていなかった、さまざまな民事トラブルについても対象としている点で、日本初の保険だということでした。
交通事故などの、一般に「事故」と呼ばれる出来事による損害賠償請求はもちろん、例えば離婚や遺産相続、医療過誤や消費者被害などについても、対象となるようです。ただ、事故以外については、補償割合が50%となったり、免責期間(通常は1年。離婚トラブルの場合は3年)による制限があったりするそうです。
しかし、これについては、仕方がないのかなと思います。例えば、離婚の場合を考えてみますと、離婚原因がいつの時点から発生していたのかを、厳密に特定することはほぼ無理です。免責期間を長くするとか、補償額に制限を設けるなどしないと、とてもペイできないと思います。
ちなみに、保険料は一律で2,980円(月額)です。
昨年の5月から発売を開始して、今年の4月末には契約者が6千人を超えたそうです。日経新聞や週刊ダイヤモンドなどでも取りあげられ、また、取り扱う保険代理店も増えているようです。
弁護士費用は、弁護士へのアクセスの大きな障壁となっていますので、その壁を低くする弁護士保険は、広く普及して欲しいと思っています。
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