7N4TDN 空は広いな 大きいな

アマチュア無線、飛行機、鳥、猫、ドライブなど・・・。思いつくまま、気の向くまま・・・。備忘録程度に綴ります。

自作ダミーロード

2021年05月30日 15時21分43秒 | アマチュア無線
 製作ネタが続きます。本日は前回お伝えした通り、ダミーロードの自作結果の報告です。

 情報元はこれもネット上のものですので、詳細は省略しますが、200Ω(5W)の酸化金属被膜抵抗を4個並列につないで50Ωにしてコネクタに接続させるパターンです。

①余った銅張積層板(生カット基板)があったので、1.8㎝四方に切り出したものに穴をあけて、BNCコネクタと接続するタイプのもの





②基板は使わず、M型コネクタに同軸をつないで、それに抵抗を接続するタイプのもの





 の2種類を制作しました。

 製作自体は、基板の切り出しと穴あけ、抵抗の足の長さ合わせ、同軸の皮むき、はんだづけくらいなので簡単に出来上がります。



 

 出来上がったものを無線機とSWR&PWR計につないでテストしてみると、SWRはHFからVUまでだいたい1.2位でした。BNCのものもM型のものも一緒だったのでもともとこんなものなのでしょうか。それとも抵抗器やコネクタの質や接続の仕方に何か原因があるのでしょうかね?ちょっと私にはわかりませんが、とりあえず手軽に計測を、というときには気兼ねなく使えるかと思います。

 私の場合だと手持ちの無線機の出力傾向を見たり、同軸の性能を確かめてみたり、アンテナのSWRを確かめたり、といろいろ使えそうです。いままで使っていた市販品の代わりに出番を増やすこともあるかもしれません。自作のものには愛着が湧きますね。

 計算上は20Wまで使えるはずなのですが、それは怖いのでやめておきます。多分大丈夫だとはおもうのですが・・・最近修理や製作ばかりで忙しいので・・・(笑)

 話が変わりますが、このFT817(初代無印)を使ってテストしていた時に、なんとファイナルが飛んでいることがわかりました。設定でどのレベルに変えても0.5Wしか出力されません。これFT817の得意技なのですよね。この修理を経験される方が結構多いようです。ずいぶん昔にも同じことがありました。その時はメーカーに修理を依頼して、ファイナルのトランジスタを交換してもらって結構な修理代がかかったことを思い出しました。

 メーカーでは初代のFT817は現在修理を受け付けていないそうです。正直全然使用していないので、直すこともないか、とも思ったのですが、ネットで調べてみると自分で治せそうな情報がいくつか見つかりました。近所のパーツショップで交換部品がまだ入手可能だったのでさっそく手配しまして、自分で直してみることにしました。

 ダメ元、というやつですので動かなくなっても悔いはない!と言い聞かせて挑戦してみます。でも昭和の人間なので、やっぱりただのガラクタになるのは悔やまれます。なんとか直したいものです。!(^^)!

ステップアッテネーター

2021年05月28日 15時10分42秒 | アマチュア無線
 今度はステップアッテネーターの方です。こちらはネット上にいろいろあった情報を参考にさせていただいています。作者の皆様、ありがとうございます。
 
 ケースの加工。タカチのアルミダイキャストケースにBNCコネクタ用φ9mm、や6Pトグルスイッチ用φ6mmの穴をあけ、すべて取り付け。そのあと、くりぬいた銅張積層基板の真ん中をスイッチのサイズにくりぬいて、スペーサー10mmをかませてケースに取り付け。 




 左からー20db、-10db、-6db、-3db、-1dbのユニット。Π型減衰回路です。それぞれの減衰量の抵抗はネット上の情報をそのまま使わせていただきました。-1dbが6.8Ω×1と910Ω×2、-3dbが18Ω×1と300Ω×2、-6dbが39Ω×1と100Ω×2、-10dbが75Ω×1と100Ω×2、-20dbが62Ω×1と240Ω×1という組み合わせで取り付けました。(この時点では間違いに気が付かず、-20dbだけがうまく動作しませんでした。1個の抵抗が2桁、2個セットの抵抗が3桁、と雑に理解してしまったことが仇になりました・・・(泣)




 すべて取り付けて、テプラでラベルを作って貼り付け。完成です。




 この後、動作テストを行ってみたのですが、先ほど書いた通り-20dbの減衰だけがうまくいきません。理由は一晩眠って朝目覚めた後、回路図を見直した時にはっと気が付きました。-20dbの抵抗の組み合わせは240Ω×1と62Ω×2だったのですね。見間違いというか、早とちりというか、わかってしまえばとっても恥ずかしいミスでした。-20dbは周辺回路とシールド分離しないと、みたいな書き込みもあったのでてっきりそれかと思いましたがそれ以前の初歩的な問題でした。

 手持ちの抵抗がなかったので、5つ目のユニットも-10dbのセット75Ω×1と100Ω×2の組み合わせにしました。5つのスイッチをすべて入れれば-30dbとなり、今回はこれで十分としました。動作の方も問題なさそうです。やれやれです。計測ツール作りはまだ終わらず、今度はダミーロードを作っています。出来の方は次回書きたいと思います。

スルーカップラー制作記

2021年05月27日 20時48分10秒 | アマチュア無線
 雑誌「HAM WORLD 5月号(2021)」の記事を参考にスルーカップラーを作ってみました。無線機の出力測定など、測定を自分で行うときに、必須のツールです。無線機の出力をそのままダイレクトに測定機器に入力したら測定機器が壊れてしまいますので、これがマスト?アイテムの一つとなります。

 他にももう一つWEBにいろいろ出ていた情報を参考にステップアッテネーターも作ってみました。どちらも初めての制作なので、それじゃダメだろう!というご指摘もあるかもしれませんが、まずは初めて作ってやってみてどうなるか勉強ということですので深くは突っ込まないでください。m(__)m

 雑誌の紙面を読んでみると、-20dBの減衰性能で、無線機の10Wの出力なら-20dB(1/100の0.1W)の信号に減衰、10dBのアッテネーターをつなげば1/1000に減衰でき、10mWの信号になって、スペクトルアナライザーやオシロスコープ、周波数カウンターなどにつなぐことができるということです。そんな内容だったのでステップアッテネーターも作ってみる流れになりました。

 で、スルーカップラーの方ですが、近所にあるパーツショップで部品が入手できたので、そちらから作ってみました。詳細は雑誌の紙面に載っていることですのでここでは省略させていただきます。




 
 トロイダルコアにコイル10ターン巻いたもの、BNCコネクタ3個、線材少々、ケースだけで作れるので簡単ではありますが、初めてなのでこれで良いものか使ってみないことには何もわかりません。アースは銅テープをケース内にはり付け、それにはんだ付けを行いましたが、これは絶縁タイプのコネクタを使ったためです。なんだかこの部分がとても無駄で、雑誌の紙面ではケース全体がアースになっている構造に見受けられます。うまく動作しなかったらこの部分から改善していくことになると思います。



 ここまでで実際の計測テストはまだやっていません。ステップアッテネーターを完成させて、セットでテストする予定です。手持ちのハンディ無線機を使って出力やアンテナ特性などを調べてみたいと思っていますが、そこまでたどり着くにはまだ時間がかかりそうです。なぜなら、ステップアッテネーターの方がどうもうまく動かないのです。-1dB、-3dB、-6dB、-10dB、-20dBの5ユニットで構成した回路なのですが、-20dBの部分が-6dBと同じレベルしか減衰できず、原因究明中です。こちらも簡単な回路なのになんでだろうなあ?次回、経過を書くつもりです。

ミニトマトとスナップエンドウ

2021年05月24日 11時22分42秒 | 家庭菜園
 先週、追肥をしたあとにちょうど良い雨がありました。





 ミニトマトの背が伸びてきたたので、ひもで支柱に8の字結びで固定をしておきました。花が増えていました。



 スナップエンドウは葉が大きくなってきました。蔓がはっていけるように撚り紐でネット状にまた高くしていかなくてはいけません。撚り紐を買ってきたら行いたいと思います。

 アマチュア無線のログをチェックしていたらいつの間にか前回QSLカードを出した時から350も交信数が増えていました。QSLカードをJARLに送ります。前回発送したのが5月1日ですので、今月は2回目の発送です。eQSLやhQSLに登録されている方も最近は増えてきたので、そういう方の分は発送していません。いつも最近はクリックポストを利用しています。これ安くて手軽で良いです。

 プリンターの方は大忙しですが、今回もノートラブルで終了してくれました。いつもいい仕事してくれています。これが壊れちゃったら結構パニックなんだろうなあ。まだまだ頑張ってもらいたいと思います。


大進無線キット DS-2(受信用2分配器)組み立て記録

2021年05月23日 14時37分42秒 | ラジオ
 受信環境整備のために購入した大進無線のDS-2のキットを組み立ててみました。

 部品一式を確認します。




 問題なくすべてそろっていますので作業スタート。

 まずはアルミケースの穴あけ加工です。




ドリルでφ3.5mmから順番に太くしていって、最終的に10mmの穴にします。アルミくずがすごいので作業はベランダで行いましたが、写真を撮り忘れました。


 続いてコネクタの取り付けです。BNCタイプのコネクタ3個を取り付けます。


 基板部分の部品取り付けの前に、フェライトコアを2個一組で説明書に書いてある通り、バイファイラ巻きのコイルセットを作成。


 はんだづけ作業


 基板に抵抗、コイルセット、同軸ケーブルを説明書の通りに取り付け。






 ケースに詰めて動作テスト




 2台のAR-8600を並べて、この分配器に接続して、エアバンド(東京国際空港の地上局の航空無線)を受信して信号強度を確かめてみました。なぜか左側のAR-8600MK2の方がSが振れていませんが、これは同軸が足りなくて、3.5Dのものを分配器から無線機の間に使ったからかな。いつもはこちらの方がSが強く出ていましたので・・・。いつもSの低かった無印のAR-8600の方に5Dのケーブルで接続しているのですが、こちらの方が強めに入感してということは分配器としては十分な信号強度を分配できています。


 飛行中の飛行機からの電波はS9で受信できていますね。これなら満足です。


 いままで、別々のアンテナで受信していて、信号強度が不ぞろいだったのが、良い方に揃えられました。エアバンドがとりあえずきれいに受信できれば私の場合は十分なので一応の目的が達せられてよかったです。仕組みの勉強にもなりました。購入して良かったと思います。エアバンドを流しながらフライトシムを飛ばしたり、ACARS受信で飛行機の航跡を追うのが楽しくなりそうです。