”広島の果物屋”トド店長のひとり言

3代目のトド店長が、今日も美味しい果物を求めて東奔西走、果物の豆知識に旬の果物から新品種、はたまた雑感まで呟きまくり!

トド店長の独り言 沖縄 スターフルーツ

2017-03-25 16:51:20 | いらっしゃいませ
スターフルーツは収穫後、必ず切り戻しをします。
これは、放っておくとどんどん伸びていって、大きくなりすぎてしまうからです。
(こういう所は、同じつる性植物のキウィと同じなんですね。
キウィフルーツも一年間に数メートルも伸びるので、放っておくと隣の枝と絡みついて始末に負えなくなります。)
マンゴとスターフルーツをセットで栽培すると、収穫期が重ならず非常に相性が良いそうです。
マンゴは反収(一反{300坪}当たりの収量)が1トンですが、スターフルーツは2トンも穫れるます。
なお、スターフルーツは病害虫に強いから農薬はそんなに使わないで済むのは、適用農薬が少ない南国果物の中ではありがたい果樹です。
スターフルーツは、酸味系と甘味系があって、酸味系は輪切りにしたりして野菜として扱います。
甘味系は、ステイックにしたりして果物として扱えば良いでしょう。

トド店長の独り言 沖縄 スターフルーツ

2017-03-21 18:26:02 | いらっしゃいませ
スターフルーツは、カタバミ科ゴレンシ属の果物ですが、カタバミと同じように微量ながらシュウ酸を含んでいますので、健康な人は問題が無いのですが、腎臓に障害がある方は腎臓結石が出来やすいので、避けた方が良いと言われています。
名前の通り、果実を輪切りにすると五芒星形をしていますが、沖縄では立て切りにして五つに分解してスティック状にして食べることもあります。
お土産屋さんで、カップに入れて売っているのを見かけました。
味は、どちらかというと梨に近く、酸味がありさっぱりとした感じですが、かすかに苦味を感じることももあります。
果実はカタバミの葉を噛んだ時のように、少し青臭さを感じさせます。
スタ-フルーツを食べる時は、必ず五つの翼の縁を薄くカットします。
これは、その部分に苦味があるからだそうです。
日本で栽培されているスターフルーツには3種類ありますが、その中でも「美ら星 ちゅらぼし」という品種が美味しいそうです。

トド店長の独り言 沖縄 レンブ

2017-03-19 11:26:26 | いらっしゃいませ
レンブの欠点は、打ち身になりやすいことです。
みずみずしくシャクシャクした舌触りということは、繊維が緻密でないということだろうと思います。
つまり、組織が軟弱なんですよね。
沖縄では以外に大雑把に箱詰めして取り扱っているようですが、そのまま内地に輸送すると、打ち身がかなり出るのではないかと思います。
輸送方法や取り扱いに細心の注意がいる果物だと思います。
また、雨に合うと裂果し易いのも欠点です。
この欠点を補うには、今のところハウス栽培しか方法がないと思うのですが、果たしてその費用が出るほど高い単価で売れるかどうか。
もし内地へ出荷するのなら、悩ましいところだと思います。
苗木は取り木をして仕立てるのだそうです。
「取り木」は下枝を曲げて枝の一部を地面に埋める方法なのかな?と思って聞いてみると、そうではなくて、枝の一部を環状剝皮して湿らせたミズゴケを巻き付ける方法で取り木をしているということでした。
取り木だと挿し木に比べて本数を稼げない代わりに、ある程度成長した苗に仕立てることができるので、収穫までの年数を大幅に減らすことができます。
すでに2年苗を30本も仕立てているということなので、数年もすれば市場にこの品種が出回ってくるのではないでしょうか。

トド店長の独り言 沖縄 レンブ

2017-03-17 17:30:22 | いらっしゃいませ
今回の旅行の目的の一つである、レンブは、残念ながら季節外れということで、樹に生っているところは見れませんでした。
レンブは、フトモモ科の果樹で、学名をジャワフトモモ、英語名ではrose apple, wax appleと呼ばれています。
色は白~ピンク~赤~紫、緑、黄と変化に富んでいます。
また、白い実がなっている樹に、ピンクの実がついていたりしていることもありますが、これは高接ぎしてあるのか、それとも自然にそうなるのかはわかりませんでした。
また、果形も洋ナシ型、ボタン型その中間型と変化に富んでいます。
特徴的なのは、果実の表面がつやつやとしていて、まるでワックスを塗ったように光っていることです。
食感はシャクシャクで軽い口当たり、味は軽い渋みと酸味、甘味はそれほどでもなくさっぱりとして、いかにもサラダに向いている、という感じです。
原産地はマレー半島ということで、世界中の熱帯、亜熱帯で栽培されているそうです。
日持ちがあまりよくないのが果物屋にとっては困った点ですが、その色、形は非常に魅力的です。
シーズンになれば、扱ってみたい果物の一つです。

トド店長の独り言 沖縄 レンブ

2017-03-17 17:30:22 | いらっしゃいませ
今回の旅行の目的の一つである、レンブは、残念ながら季節外れということで、樹に生っているところは見れませんでした。
レンブは、フトモモ科の果樹で、学名をジャワフトモモ、英語名ではrose apple, wax appleと呼ばれています。
色は白~ピンク~赤~紫、緑、黄と変化に富んでいます。
また、白い実がなっている樹に、ピンクの実がついていたりしていることもありますが、これは高接ぎしてあるのか、それとも自然にそうなるのかはわかりませんでした。
また、果形も洋ナシ型、ボタン型その中間型と変化に富んでいます。
特徴的なのは、果実の表面がつやつやとしていて、まるでワックスを塗ったように光っていることです。
食感はシャクシャクで軽い口当たり、味は軽い渋みと酸味、甘味はそれほどでもなくさっぱりとして、いかにもサラダに向いている、という感じです。
原産地はマレー半島ということで、世界中の熱帯、亜熱帯で栽培されているそうです。
日持ちがあまりよくないのが果物屋にとっては困った点ですが、その色、形は非常に魅力的です。
シーズンになれば、扱ってみたい果物の一つです。