♬今回はMosrite Combo '67 サンバーストの紹介です。'67ベンチャーズ来日実況録音盤「THE VENTURES LIVE AGAIN!」で使われたギターで、それをやるために揃えました。でもサンバーストを弾いていたのはドンさんですから、これはリズムギター用。ですが・・・・それは別にしても、私はコンボのサンバーストが好きなのです、ハイ♥
【Mosrite Combo Sunburst '67/H0206】
♬モズレー・トレモロユニット付き、エフ(f)ホールにセル・バインディング無しの初期型モデルです。新大久保のハイパー・ギターズで購入しました。コンボになると、ノーキーさんはフロント・ピックアップを使い、まろやかな音で演奏することが多かったようです。それまでのソリッド・モズの切れるような音から急激に方向転換してます。当時の流行だったのですかね。ソリッドのモズよりサイズはやや大きく、またヘッドよりに重心があるために、抱えた時にヘッドが下がってきて、決して抱えやすいギターとは言えません。演奏中もピックを持つ側の腕の肘でギターを押さえておく必要があります。そして、よくハウリますので、立ち位置注意!ベンチャーズ・マニアといっても、コンボに興味を示さない人が多いように思いますが、この何とも言えないふくよかな形とサウンド、私は好きです。
【ヘッドストック&ボディーアップ映像】
♬ヘッドにはベンチャーズ・ロゴがありませんね。にもかかわらず、ベンチャーズはこのモデルを盛んに使っています。モズライト・ギターが売れると、ベンチャーズも儲かるような契約になっていたようです。販売促進のためにベンチャーズも広告塔を努めていたのでしょう。しばらくすると、エフホールに白のバインディングが施され、トレモロ・ユニットはブリッジ部とアーム駆動部が分離したセパレートタイプに移行します。余談ですが、このコンボには、リア・ピックアップにレジスター・マーク(Rマーク)が付く前の65年型ピックアップが搭載されています。たまたま工場に古いピックアップが残っていたのか、このギターの前の所有者が載せ換えたのでしょう。
♬バインディング無しのエフ・ホール(左)と一体型モズレーユニット(右)付の初期型モデルです。その後、エフホールの内側にバインディングが施され、モズレーユニットはブリッジ部とアーム部が分離したタイプに変わって行きます。
次回は、コンボ・ベースを紹介しましょう。お楽しみに♪