小鉄日記

主に株式の信用取引の状況についてのブログは昼間に公開していますが、早ければ30分程度で非公開としています。

これでもPCR検査を受ける?

2020年05月12日 | 武漢ウイルス

 厚生労働省の発表によると5月11日現在、武漢ウイルス感染者は6,646人にいる。自称WHO事務局長上級顧問のペテン師渋谷健司が言うように、政府が発表する感染者数の10倍は感染者がいると仮定すると現在の日本の感染者数は66,460人。日本人の0.0554%が感染していることになる。武漢ウイルスの検査方法にはPCR検査があり、この検査の精度は最大70%と言われている。実際に感染している人が陽性と判定される確率が70%、逆に感染していない人が陰性と判定される確率も70%である仮定する。全く症状のない自分が PCR検査を受けて陽性判定を受けた時、本当に武漢ウイルスに感染している確率はどのくらいなのか。

 PCR検査で陽性になる事象を事象A、PCR検査で陰性になる事象を事象(事象Aの余事象)AC、実際に武漢ウイルスに感染している事象を事象B1、武漢ウイルスに感染していない事象を事象B2とします。

 ベイズの定理を使って、自分がPCR検査を受けて陽性判定を受けた時、本当に武漢ウイルスに感染している確率(P(B1|A))を求めてみる。

 

 

 ・自分が武漢ウイルスに感染している確率:P(B1)=0.000554(0.0554%)
 ・自分が武漢ウイルスに感染していない確率:P(B2)=1-0.000554

                           =0.999446(99.9446%)
  ・武漢ウイルスに感染している自分がPCR検査で陽性となる確率(感度(真陽性率))

  :P(A|B1)=0.7
 ・武漢ウイルスに感染していない自分がPCR検査で陰性となる確率(特異度(真陰性率))

  :P(AC|B2)=0.7
 ・武漢ウイルスに感染していない自分がPCR検査で陽性となる確率(偽陽性率)

  :P(A|B2)=1-0.7=0.3

 

  これらの値を①の式に代入すると、

   0.000554×0.7/(0.000554×0.7+0.999446×0.3)

  =0.0003878/0.3002216

  =0.00129 
  

 陽性と判定されたときに実際に武漢ウイルスに感染している確率は0.129%である。(適当に端数処理したり、計算自体が間違っているかもしれないが、確率は極めて低いことだけは確か。)

 したがって、このPCR検査法は複数回やらなければ意味がない。厚生労働省が武漢ウイルス感染が疑わしい人に絞ってPCR検査を行っていることは合理的である。1億2千万人全員、または希望者全員にPCR検査を実施することはナンセンスであり、自ら医療崩壊を招くことになり、自殺行為に等しい。武漢ウイルスの感染率やPCR検査の精度等不明な点が多い中、厚生労働省の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議や新型コロナウイルスクラスター対策斑の皆さんは現在使用可能な情報を基に精緻な分析をしていると思う。素人の国民は黙って指示に従えば良いのではないか。

 何を計算しているのかわからないという方は、以下の動画(6:03以降)を見ていただきたい。

 

 数学が実社会で役に立たない?学校で学ぶものは役に立つ。ただ、本当に理解していないから使っていないでだけ。「学校で勉強したことは役に立たない。」→(変換)「バカ。」

コメント
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