椅子に座りながら曹貴人と富察貴人に「冬になると、ある物語を思い出します」と話し出す甄嬛。「お伺いしたいわ」と曹貴人に言われ、甄嬛は「人豚の物語です」と言う。
漢の高祖の側室で寵愛された戚夫人は、おごり高ぶったため呂后は皇太后になると戚夫人の手足を斬り、目をえぐり耳を削いでしまう。それだけではなく、のどをつぶし厠へ。「悲惨ではあるけれど、戚夫人は呂后を屈辱した。自業自得でしょう」と甄嬛は言う。
「女の恨みというのは深いですね。富察貴人、そう思いません?」と甄嬛に言われた富察貴人は、顔色を変え、腰が抜けたように椅子からずり落ちる。侍女や崔槿汐の手を借りて椅子に座り直した富察貴人は、声を震わせながら「なぜ急に人豚の話など?」と聞く。年妃は横暴だが、1つだけ尊敬していると言う甄嬛。「敵は容赦なく一掃する」と。
些細な失言も許さない年妃なら、道にひざまずかされればどう報復するでしょうか、と甄嬛が言うと「根に持って人豚にせずとも同じくらい残酷な目に遭わせる」と答える曹貴人。「こなたも年妃のように残酷だったら屈辱は味わいませんでした」と言う甄嬛に、すっかり青ざめた富察貴人は「私めの過ちです。二度としません」と謝る。しかし「物語を話しただけですよ」と笑いながら返す甄嬛。怯えきった富察貴人は斉妃から指示を受けただけだと言い訳する。
どうでもいいことだと甄嬛が言うと「呂后の人豚はましなほうです。唐の則天武后は妃嬪を人豚にして酒甕に浸し、こう叫んだそうですよ。"骨まで酔わせろ"と」と言う崔槿汐。因果応報なら当然だと甄嬛が言い、とうとう富察貴人は意識を失ってしまう。
富察貴人が運ばれ、曹貴人と甄嬛、それぞれの侍女だけになる。1人を罰し、戒めとする"一罰百戒"だと感じ「つまり私めに警告があるのでは?」と甄嬛に言う曹貴人。
甄嬛がすすめ、雍正帝は半年ぶりに曹貴人の元を訪れていた。厚意はありがたいが、高望みはしないと曹貴人は言う。そんな曹貴人に「大切なのは公主です。幼いうちに父親の愛を失えば、将来は不安かと」と言う甄嬛。
「公主の将来を勝ち取るのは貴人です」と言う甄嬛は「今も年妃一派と見なされてよいので?」と聞く。そして甄嬛は木薯粉(タピオカ粉)の件で年妃に公主が利用されても甘んじるしかなかったと
同情を示す。「年妃には逆らえませんでした」と言う曹貴人。淳貴人が亡くなったことも残念に思っていると。
淳貴人がなぜ命を落としたのか聞く甄嬛。年妃は出費も多く、銀子が必要な時は官職を望む人物の名を将軍に教えていたと曹貴人は話す。そして、あの日、淳貴人が年妃と将軍の配下が会っているのを目撃し、口封じに遭ったと言う。趙之垣が再登用されたのも賄賂を送ったからだと。
甄嬛は母の位は子の将来に影響すると言い、昨日、朝瑰公主の夫が半月もせずに亡くなったことを聞いたと曹貴人に話す。曹貴人はすぐに戻れると思ったが、ジャンガル部の風習で新しいハーン(遊牧民の君主)に嫁がされることが決まっていた。王妃から側室に降格すると甄嬛は言う。
驚き、しばらく考えていた曹貴人は、甄嬛の前でひざまずく。「牛馬となり娘娘を支えますゆえ、どうか私ども母子をお守りください」と言う曹貴人。甄嬛は曹貴人を立たせると「やっと近づきになれて光栄です」と言う。
ぼんやりとしながら「皆、陰で私のことを笑っていると思う?」と侍女の宝鵑に言う安陵容。考えすぎだと宝鵑は言うが、雍正帝は甄嬛がいれば何もかも忘れてしまうと安陵容は感じていた。
「鼻と耳がないわ。手足も斬られてしまった。人豚になるのは嫌」と精神的に追いつめられてしまった富察貴人は口走る。あまりの脅えぶりに、富察貴人に何があったのかを聞く斉妃。富察貴人の侍女は、莞嬪娘娘や曹貴人と話し中に気絶し、目覚めてからずっと妄言を言っていると答える。
富察貴人が錯乱したと甄嬛に伝える崔槿汐。あの日以来、妄言ばかりつぶやいて伏したままだと。そのことを知った陛下は、富察貴人に外出を禁じ、侍医を派遣するよう命じていた。「もっと骨があるかと思えば臆病者ね」と言う甄嬛。そんな話をしている時「斉妃が急ぎお会いしたいと」と小允子が伝えに来る。
富察貴人の件は斉妃とは無関係、夾竹桃のことも追及しないと伝えるように言い、甄嬛は会わない。接し方が前と随分変わったと甄嬛に言う崔槿汐。甄嬛は「こなたが何事にも善良すぎたから、あんな辱めを受けたのよ。富察貴人が錯乱したのは、いい警告になる」と強い口調で返す。こなたを愚弄したら許さないと。しかし斉妃は子を思ってのことで、これ以上苦しめる必要はないと言う。
3日前。帰郷した敦親王(十皇弟)が武装したうえ遅れて朝儀に。戦いで大勝したわけでもないのに武装して参内するのは威を示すことだった。御史の張霖が親王を不敬だと訴える。そのことで朝儀終了後、親王は張霖を待ち伏せし殴って気絶させてしまう。言官を殴るなど言語道断なことで、文官たちは厳罰を雍正帝に求めていた。そんなことがあったと甄嬛に話す小允子。
一緒に話を聞いていた沈眉荘は、八皇弟や九皇弟も処罰したため敦親王に手を下すのも簡単だと考える。しかし甄嬛は軍を率いて戻った臣下を罰してしまえば非情だと非難も上がると言う。
困った陛下は1日中、養心殿にこもったままだった。
甄嬛は雍正帝に会いに行く。敦親王の暴挙について、どうすればよいと思うか甄嬛に聞く雍正帝。甄嬛は「罰はいけません」と答える。今、大切なのは人心をなだめ、問題を解決することだと。罰しなくても怒っている文官たちの面目を立ててやればいいと話す甄嬛は、直接、敦親王に謝罪に向かわせるよう提案をする。
雍正帝は敦親王のような傲慢な男が謝るとは思えなかった。そんな雍正帝に「戦場でこそ敵を倒した英雄でしょうが、英雄が越えがたいものは?」と聞く甄嬛。雍正帝は「"美人の関所"だ」と甄嬛の思いついた手に感心する。
甄嬛が夫人へ話をもちかけることに。恩を感じさせるため、敦親王の長女は和碩公主(側室が産んだ皇帝の娘)に、息子は貝子へ封じることにする雍正帝。
甄嬛は公主を皇太后に養育させるよう話す。万一の際には敦親王をけん制できると。
今夜は安陵容の伽だった。「向こうよりお伺いが」と雍正帝に聞く蘇培盛。雍正帝は「来なくていい」と伝えるように言うが、甄嬛はこのところ陵容も寂しがってる「どうかお召しに」と言って帰りそうに。慌てて雍正帝は甄嬛の腕をつかむと「駄目だ」と言う。
そなたといたいのだ、と言う雍正帝の耳元で「お心に私めがいれば十分。陵容といちいち争って何になりますか」と言う甄嬛。雍正帝は甄嬛を放し、甄嬛は帰って行く。
甄嬛、皇后、敦親王夫人の3人で会う。敦親王夫人に息子が貝子になったことを伝える皇后。感謝をする敦親王夫人だったが、娘も公主に封じられ今後は皇太后が育てると聞くと顔色を変える。
帰り。甄嬛に声をかけて来る敦親王夫人。甄嬛の宮に伺いたいと言う敦親王夫人に「遠慮なさらないで」と甄嬛は言う。
宮に着き、座りながら「冷遇されていた時、唯一、訪れてくれた夫人の気遣いは忘れません」と話す甄嬛。いつか恩を返すと甄嬛が言うと「陛下におとりなしいただけると?」と夫人は言う。しかし、夫人のためにも公主は皇太后に頼むべきだと甄嬛は返す。親王は恨まれやすい性格のため、皇太后の元にいれば、御前で取り成せると。
甄嬛は親王から張霖に謝罪するよう夫人から説得するように話す。そして公主の元へ「頻繁に会いに行けるよう、陛下にお願いしましょう」と言う。複雑な気持ちを持ちながら甄嬛に感謝をする夫人。
年妃が後宮で粗末な扱いを受けている件で「年大将軍と敦親王が陛下の真意を探ると」と年妃に話す頌芝。年妃は自分と陛下の件を話しては駄目だと言うが「私どもが言わずとも、後宮の者なら皆、存じておりますから」と頌芝は話す。だからといって、敦親王と親密にするのは問題だと思う年妃。しかし「年大将軍が親王に協力すれば、娘娘が寵愛を得られるよう、親王も力になると」と頌芝が年羹堯からの伝言を伝えると「本当なの?」と年妃は言う。
雍正帝が甄嬛の宮へ来る。敦親王自ら張霖に詫びを入れたと報告する雍正帝。甄嬛の手をとり雍正帝は「よく力になってくれた」と言う。
新しい香り袋を甄嬛のいる前で雍正帝に渡そうとする安陵容。甄嬛が数日前に作った香り袋を身につけていた雍正帝は「2つも必要はない」と言う。仲睦まじい甄嬛と雍正帝の姿に居場所がないと感じる安陵容。さらに甄嬛は安陵容に見せつけるような態度をとる。
ーつづくー
富察貴人が…(@_@;)
でも、自分が甄嬛の目の前で斉妃をけしかけていたのに、斉妃から指示を受けただけ、はないよね(;´д`)ノ
淳常在が命を落とした理由も甄嬛は知りました。
この仕返しもきっとするよね!?ドキドキ。
十皇弟が問題を起こしましたね…。
若曦の十爺でも、待ち伏せして殴るはやりそうかな?そこまでしそうもない?
甄嬛がいよいよ反撃です。
性格も変わってしまったみたい…。
甄嬛が安陵容に少し冷たい態度をとるのは仕方ないと思うけど、雍正帝が目の前にいる安陵容を無視する感じはちょっと嫌かも。
あと敦親王夫人は可哀想かな…(;_;)
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万福金安!
ドラマの後は、うさ娘娘のブログを!というのが私の習慣です^ - ^
やっと動き出しましたね!
伏魔殿である後宮の中で、自分と自分の大切な者や場所を守る為なら自分が強くなるしかない。その事を悟った甄けい。凄まじい勢いで力を付けてきて娘娘らしくなってきましたね!今回の反撃は見ていてスッとしました。
多分、陵容に対して本能的な不信感が生まれてる感じがしました。
甄けいも仏ではなく1人の生身の人間、まして後宮にいる妃嬪だから、どんな時も【皆さんで仲良く】とまで絶対行かない。リアルな後宮に活きる女性という感じがして、偽善的なヒロインよりも好感がもてました。
甄けいのスタンスが【自分が危険に陥る時以外、自分から進んでしかけない。力も策略も自分を守る時のみ使う】というバランス感覚が好きです。
ただ
…陵容の気持ちの揺れも凄く分かる気がします。自分がもし後宮に入れられたら多分陵容タイプなのかもと思ったりもします(笑)
身分も学も容姿もないから、息を殺すように生きていくしかない。家族の危機に、例え悪意を持って差し伸べられた手だとしても形振り構えず掴んでしまうと思います。
華妃も陵容も、皇后や甄けい、後宮の女性達は現代に生きたらもっとキラキラ輝けるのにと切なくなりました。
これからどうなるかドキドキです!
富祭貴人が(^_^;)気が小さい…(≧∇≦)あんな例え話?だけで倒れるなんて~
でも、怖いよね~仕返しされるんだもの、崔槿汐もナイスなフォローで( ^ω^ )
富祭貴人に関してはこれくらいでも十分仕返しになっていると思いますが…
曹貴人は甄嬛派になったのかな?信用して大丈夫?年妃が戻って来たなら…
淳貴人が亡くなった事ね、一番は年妃が悪いけれど…曹貴人も悪いと思うのですが…
甄嬛は許したのかな?駒にする気かな?
お~甄嬛も怖い!(◎_◎;)
懐かしい~八皇弟、九皇弟( ^ω^ )ジャクギを思い出しますね~
十皇弟~どうなるんだろう夫人も~(お見舞いに来てくれた人ですよね?)
恩返しみたいな?感じになるのかな?
チンプンカンプンな事言ってたらごめんなさい(^_^;)
今日も一日暑そうですね( ; ; )うさ娘娘、皆さん熱中症には気をつけて下さい。
うさ娘娘~一昨日ね、靖子娘娘と大阪のコリアタウンに行ってきたの( ^ω^ )
キムチサンド、ケーキなんか食べて少しの時間でしたが楽しくお話しましたよ~
次に会う時は、中国映画をいしょに観るつもりなの~(*^o^*)
富祭貴人、あんなに強気だったのに人豚の話だけで錯乱するほど怖がったのは意外!自分のした事がよく分かってるから?
それに比べて曹貴人は結構冷静で・・・甄ケイ側につきそうですね。娘がやっぱり大事よね。
この会話だと甄ケイが温宜公主の将来を人質に取ったようにも感じられたし・・・(TT)
そういう意味では敦親王夫人も可哀想ですよね、娘を皇太后にって・・・(TT)
十爺ったら、若曦の頃と性格はあんまり変わってないようですね。苦労するなぁ、明玉!?( ̄ω ̄)
雍正帝の安陵容への態度、うんうん、ちょっとひどいかな(;△;)
安陵容、好きではないけれど気持ちのアップダウンが激しくて精神面が心配かも。
吹っ切った甄ケイは雍正帝に今までのように純粋な“愛情”は求めないみたいだけど、今後どうなるのかな?強くなるのはいいけどあんまり怖くはなって欲しくないなぁ(^_^;)
Apple娘娘に一言失礼します。
Apple娘娘、靖子さんと会われたんですか?楽しそうでうらやましいです~(≧∇≦)
こちらでお話するのも楽しいですが直接会うとまた違うでしょうね♪
またお話聞かせて下さいね♪
うさ娘娘、ありがとうございます(*^_^*)
富祭貴人の狼狽ぶりは・・・
情報戦ですね。
前回より欲擒姑縦の計を実行中ですが、
彼女たちは後宮が
職場であり、家庭でもあったこと
ふと思うようになりました。
十皇弟の正福晋さんも
母としては悲痛ですよね。。。
イマイチな父のために、お子どもたちもかわいそう。。。
ここのところ、旧名明玉さんの
お衣装が興味深いです。
皇弟や重臣と同じ、上着ですよね。
女性版があるのも興味深いです。
追伸
私もApple娘娘さんのコメントに。
きっと楽しいひと時だったのですよね。
naa娘娘、同様ぜひぜひお話聞かせてくださいね~