夜。柳傲天の住まいへ行こうとしていた路雲霏は、途中で傲天と会い、一緒に傲天の住まいへ行く。
なかなか来た理由を言えなかった雲霏は、助けてほしいと慕容月のことを話す。傲天は状況に応じた対処ができていないと言い「高慢な者を承服させたい時、一番有効な手は刺激することだ」と話す。慕容月が憧れるような人を引き合いに出せばいいと。そして伝説が多く神のような存在の"西施"と張り合わせるように言う傲天。雲霏に作戦を耳打ちする様子を、訪ねてきた東方婉児が外からそっと見ていた。
傲天は宮中にいる友人に衣装を借りると告げ、雲霏にここで待つように言って出て行く。
外に出て来た傲天と歩きながら東方婉児は話す。「よく会うの?」と東方婉児が聞くと「久しぶりですよ」と答える傲天。西施の衣装を借りたいと言う傲天に、東方婉児は「本当に慕容月のため?密偵は誰にも惹かれてはダメよ」と言う。情にほだされると判断力に影響する、情に振り回され最後に傷つくのはあなた自身だと。傲天は節度は心得ていると言うが、感情は抑えられるものではないと東方婉児は心配する。
東方婉児が誰も随行せず、いつも1人で傲天の住まいへ行っていることを知った公賓儀は、ここで東方婉児を消せば療養中の陛下に致命的な打撃を与えられると考える。
日が昇ってから傲天が帰ってくると、雲霏は壊れた玉飾りを握りながら眠っていた。傲天が修理を終えた時、雲霏が目を覚ます。玉飾りを見せながら「慕容月がケガした時に?」と聞く傲天に、うなずく雲霏。傲天は「君がケガしてたら、一生後悔してたよ」と言い、玉飾りを雲霏に着ける。雲霏はそれが嬉しい。
"棄捐を嘆くなかれ 飯を加えよ"は俺への手紙だけにしろと傲天は言う。
金仁彬が壊した小道具を、聶文星が一晩かけて直す。しかし修復できたと思っていた槍は、すぐに槍頭がとれてしまう。「本番中、生徒がケガしたらどうします。柳師範なら生徒を危険にさらさない」と言う元芳。そこに学院に戻ってきた雲霏が来る。文星は衣装を手伝おうと思っていたが、雲霏から傲天が調達してくれたと聞き「なら、さっさと試着させてみたら?」と言う。
宮廷で催された"絶世の美女"西施の衣装を見た慕容月は「この服は素材も悪く色も暗い、西施らしくないわ」と言う。そんな慕容月に「でも彼女は洗濯女だったのよ。貧しい洗濯女に高価な服が買える?」と言う雲霏。それでも彼女の美しさは目を引いた、本物の美人なら着飾る必要はない、粗末な服を着てても輝きを失わない女こそが、真の"絶世の美女"だと。
西施の衣装に着替えて来た慕容月を見て「ほらね、慕容月の気品と美しさは少しも損なわれていない。祝英台(男装して学問を志す女性)の衣装を着たら、もっと素敵よ」と雲霏が言うと、慕容月は「柳師範(傲天)の入れ知恵ですか?路師範(雲霏)が思いつくような手じゃないわ」と返す。正直に雲霏はうなずく。
その場にいた呉天宝は「西施の美しさは洗濯女の服でも変わらなかった。祝英台を演じる君も、きっと梁山伯の心を揺さぶるだろう」と慕容月に言う。
公孫毅は東方婉児を消し、傲天に罪を着せようと考えていた。
夜、傲天の住まいに1人で向かっていた東方婉児は、黒ずくめの男に襲われ剣で腕を斬りつけられてしまう。その男の目が、20年前に襲ってきた男と同じ目をしていると気づく東方婉児。そこに傲天が現れ、男と戦い、男の肩口に傷を負わせる。
黒ずくめの男は逃げ、ケガをした東方婉児を自分の住まいへ連れて来た傲天。止血はできるが、剣には毒が塗られていた。
東方婉児を襲ったのは、雲霏の父・路不凡だった。東方婉児はいずれ始末せよ、20年前にお前が殺さなかったゆえ今の災いを招いたのだ、今回の暗殺に成功すれば20前のことは忘れてやってもいい、引き続き鏢局を営む庶民に成りすまし己の人生を気ままに送れ、だが暗殺に失敗し20年前の件を彼女に知られたら、死をもって罪をあがなうのだと公孫毅に言われていた不凡。
傷を負った不凡は、傲天の住まいへ向かう雲霏を目にする。
傲天は東方婉児の体内の毒を、薬草をいぶした煙で排出することにする。別の種類の薬草を傲天が取り行っている間、東方婉児は湯船につかることに。
遠出をして買ってきたお酒を持って、傲天の住まいへ行った雲霏。黙って家の中に入った雲霏は、煙の出てきていた部屋の扉を開く。そこには湯船につかった東方婉児がいた。驚いた雲霏は酒の入ったカメを落として割ってしまう。
家を飛び出した雲霏と傲天が鉢合わせになる。「来たのか」と傲天が言うと、押しのけて駆けて行ってしまう雲霏。傲天は自分が採ってきた薬草を見て、家の中に東方婉児がいたことを思い出す。急いで追いかける傲天。
雲霏の手をつかんで止め「見たものだけで判断すべきじゃない」と傲天は言う。そして泣いている雲霏に「君がどう思おうと、やましいことは何もしてない」と言う傲天。今は打ち明けられないが、いつか必ず何もかも話す、一点の曇りもない本当の俺を信じてくれと。「信じたいけど、秘密だらけじゃ。何を根拠に?」と言う雲霏。傲天は「君への思いだ。この愛を根拠に…」と答える。
傲天は雲霏の両手を取り「なぜ君か自問したよ。乱暴で女らしくもないのに」と言う。「からかうの?」と言う雲霏に「からかうつもりなら、君と"第四皇子"の結婚に不安を感じたりしなかったし、輿も止めなかった。俺の気持ちに気づかなかったのか?」と返す傲天。傲天は雲霏の額に口づけをする。「それだけ?」と雲霏が言うと、傲天は雲霏の唇に口づけをし「これが俺の気持ちだ」と言う。雲霏が笑顔で「バカね」と言い、傲天は抱き締める。
住まいに戻ってきた傲天に、雲霏がどれだけ知っているのか東方婉児が聞く。「何も知りません」と答える傲天。傲天が雲霏を愛していると悟り「気にかける人が出来たら心を無にすることは難しい。密偵にはふさわしくないわ」と東方婉児は言う。そして、せっかく育ててきたのに、今までの苦労が水と泡と化したのね、と目を伏せる東方婉児。
傲天は「裏切りはしません」と言い、今まで友人にさえ警戒心を解かなかった、でも師範になり路雲霏や生徒たちには真心で接したいと思うようになったと話す。「私に協力すると決めた時、真心など捨てたはずでは?」と東方婉児が言うと「東方殿に対する真心も捨てろと?」と返す傲天。傲天は失言を詫び、見張りをするために出て行く。
翌日。雲霏は貧乏師範の傲天が、なぜ東方婉児と知り合いなのか、あの2人が深い関係ではないと言い切れるのか考えていた。そこに文星が来る。
悩み事があるのなら、話を聞くことくらいはできると言う文星。雲霏は人を心から信じたことがあるか文星に尋ねる。文星は父・公孫毅から"決して人を信じてはならぬ。自分以外は誰も信じるな"と教え込まれていた。
「ああ。1人だけ心から信頼してる人がいる」と文星は答える。彼がいなければ今の私は存在していない、いつも信頼してもらうために必死だったと。もし信頼するなら、問題があっても問いたださないほうがいいの?行動を起こして疑問を解消してはダメ?と雲霏は聞く。文星は人から信頼を得るのは難しいこと、信頼とは紙のようなもの、一度破れたら元には戻らないと話す。そして、信頼に答えるため彼に協力したが、そのせいで人を傷つけてしまった時、彼を無条件に信頼してただけじゃないか、一生かけて追い求める価値があったのだろうか、自分の夢を捨ててまでと困惑したと言う文星。「これからも人を人を信じられる?」と言う雲霏に、文星は「もちろん。人を心から信じられるのは、とても幸せなことだからね」と言う。
傲天は切り傷に効く白僵蚕を買った客がいないか街中を捜し回る。しかし3日以内に治療しないと幻覚症状を起こすが、薬店や医者を訪れた者はいなかった。医術に精通している者か、強い精神の持ち主で手がかりを与えまいと耐えているのいるのかもしれないと考える傲天。
劉二妹も街で買い物をしていた。そんな二妹に向かって子供たちの蹴った蹴鞠の球が飛んで来る。それに気づき、とっさに"一飛冲天"の技を使って助ける不凡。
"追風少年"にようやく会えた二妹は、不凡を逃がすまいと腕を引っぱり、肩口を痛めていた不凡は顔を歪める。苦しそうに「手を離せ。ケガをした」と言う不凡。そんな2人を傲天が見ていた。
ーつづくー
「乱暴だな。それは誰が娶る?」と傲天が言った後「あんた」って言った雲霏が可笑しくて可笑しくて。
その後のネコ雲霏も可愛かったーo(≧∇≦o)
2人の会話はすごく楽しかったのに…東方婉児を襲った者が不凡だったなんてヽ(@ω@;)ノ
20 年前にも襲っていたみたいだけど、その時はどうして東方婉児を殺せなかったんだろう?
殺さなかったのかな?
罪になってしまうと思うので、今後がとても心配(;△;)
とうとう傲天が雲霏に「この愛を根拠に…」と愛を告白
傲天は雲霏の額に口づけしたら、雲霏ったら「それだけ?」って(*´艸`*)
そしてそして、傲天の"気持ち"のこもったキス。
きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(〃艸〃)
これからの2人がすごく楽しみ!!
↓ポチッと押していただけると嬉しいな。
よろしくお願いします
にほんブログ村
いつもポチッをありがとうございます(*´ー`*)
うささんのきゃぁぁぁぁが~♪
粗暴で女らしくなく、傲天の気持ちに気付かず鈍いって~?
あんまりじゃないの~と思ったら~ありゃ。
キスして抱きしめてるのは良いんだけど、ニッキーさん、メッチャうれしそう。
前回の文星が素で笑ってるってコメントを見て、ビデオ見直しましたヨ。
ホント、素だワ~♪
楽しそうで良いんだけど~文星もニッキーさんもちゃんと演技しろよネ~('ε'*)
でも不凡パパが~心配ですよね!
二妹との場面は可笑しいけど~(>_
仰るように、不凡パパが心配です。
眼だけだと、眼光が鋭くていつものお茶目な
感じと違いますね。
傲天は東方婉児から離れていきそうですが、
なんだかそれぞれがどうなるのか不安です。
あと、失恋な文星も。。。
雲霏ともども人を信じて欲しいですね。
timeさん仰る通りお仕事だけどぉ、ホントに幸せそうで~…観てる方も幸せ~な気分になりますね♪
でも幸せに浸って居られないほど不凡パパが心配です。蹴鞠が出来るぐらいだから、傷は深くなかったのかもしれませんが…二妹とのやりとりも可笑しかったのですが…公孫との関係がどうなるんでしょうか。
文星も生徒のために懸命に頑張ってくれているので大好きです。だから心配です。コメントにあったように人を信じて欲しいですね。