陸錦が品薄になるほど売れ、国家が潤う。成功に導いたのは琉璃と司衣司の何承衣(丹娘)のおかげだと演に話す陸貞。それでも、そなたの工夫なくしてこれだけの発展はなかったはずだと、演は陸貞を従三品の昭儀にし、新しく設ける織染署を任せる事に。さらに丹娘は七品掌に、琉璃も八品に昇進する。そして演は、戸部、工部との相談もあるため、陸貞は朝儀にもでるようにと言う。
丹娘は司衣司から司膳司への移動を演に頼むが、当面は陸貞のかわりに司衣司を取り仕切るように言われ、認めてもらえなかった。しかし落胆する丹娘に毎日、司膳司への見回りは許し、食べたいものを作らせてもいいと言う。とたんに元気になる丹娘。
陸貞は従三品の昭儀になったことを文で高湛にも知らせる。
演は咳が止らず、定喘丸を三粒服用するが効かない。何ゆえ効かない、と演から聞かれ「皇太后が手配させておられた薬ゆえ、今は必要な薬剤が揃いませぬ」と元福は答える。皇太后の蟄居やご静養で滞り、代わりの薬では今までの薬より効き目がないと。
演の体調を気遣い、喚雲が側に来る。しかし演はとうとう吐血し、倒れてしまう。
演は命に別状はないが、床を離れず静養することに。蕭喚雲は大臣を集め、政に関する対応を相談する。そこに「重責を担える者など、私をおいて他におるか」と言いながら皇太后が入ってくる。
何の前触れもなく皇太后が現れたと、王璇は陸貞に話す。いつの間に回復したのでしょうか、と聞く陸貞に、一昨日、様子を見に行った時はまだ動けなかった、騙されたようだと答える王璇。その時、大勢の兵が現れ、陸貞たちは取り囲まれてしまう。そして沈碧が陸貞たちに近付いて来る。
喚雲は湛に知らせようとするが、うまくいかない。
婁昭君は張大臣は高齢のため暇を取らせた、高湛は謀反を起こしたと話し、国を守る大臣は武の才を持つ者でなければ果たせないと、自分に忠義である太原王婁昭を大臣に就かせる。兵の剣に脅え、何も言えなくなる大臣たち。そんな中、ある大臣が「関西で戦っている殿下が、何ゆえ謀反を起こせるのでしょう」言う。
婁昭君は高湛の文を見せ、陛下が高湛を出征させたのは、魏が国堺の六鎮に攻めより、斉の民を苦しめたから、ふた月になるが、高湛は成果が出るどころか密かに和睦をすすめていた、これぞ謀反の証しであると言う。陛下は殿下が出征する前、判断は殿下に一任すると言っていたと大臣は言い返すが、婁昭はそんな大臣を刺し殺してしまう。「この私に楯突くまねをした報いだ」と笑う婁昭君。
恨みを持たれている沈碧から鞭で打たれた後、陸貞は皇太后の元へ連れて行かれる。磁器と錦の取り引きに変わる一切を渡せば命だけは助けてやると言う婁昭君。しかし陸貞はどちらも国のもので私財ではなく、渡せないと答える。秘押がなければ吐谷渾の者は磁器を仕入れても代金を支払わないため、隠さずに言うよう婁昭君は要求するが、それでも陸貞は話せば死期が早まる気がすると言わない。
陸貞は蕭喚雲と長公主の監禁されている嘉福殿へ連れて行かれる。
婁昭君のことを聞き、体の弱っている演は無理をして母の元へと向かう。「湛を陥れ、喚雲を監禁したな。何のまねだ」と怒る演。母親より二人のことを気にかける演に、忠義な婁昭が来てくれなければおしまいだったと返す婁昭君。母上にはこれ以上罪を犯してほしくないと演は言うが、婁昭君は聞こうとしない。咳き込む演を見て婁昭君が定喘丸を持って来るように言った事で、演は婁昭君が定喘丸をすり替えていたことも分かる。
嘉福殿で目が冷めた陸貞は、喚雲と長公主に婁氏が手を出さないのは、湛が無事だからだと話す。この先、湛を脅す人質にするためだと。
しばらく眠っていた陸貞を「夕食にしましょう」と喚雲が起こしに来る。その時、寝床にあった九鸞釵を見つけた喚雲は、それを手に取り、裏に瑾という文字があることに気づく。そこに長公主が来る。「なぜ九鸞釵がここに?」と言う長公主。それは超公主の母・郁皇后が内侍長に与えた物だった。陸貞は母の唯一の形見だと話す。
長公主が生まれて間もない頃、内侍長は威烈将軍の陸謙に嫁いだ。しかし内侍長は病で他界したと長公主は言う。一人息子の陸元が急死し、悲しみのあまり亡くなったと聞いたと。陸貞は"陸元"と聞いて母に間違いないと確信する。元という字をよく一人で書いていた母が、自分の名は元貞利享から取ったと陸貞は聞いていた。
喚雲は内侍長の記憶はあまりなかったが、威烈将軍の事はとてもよく覚えていた。「あの当時、婁氏が郁皇后に毒を盛って」と喚雲が話し出すと、初めてその事実を知った長公主は驚く。喚雲は湛が婁氏を憎むのは帝位と私を奪われただけはなく、母親を死に追いやったからだと話す。
毒を盛られたことを知った郁皇后は、疑いはしても証拠がなかったため、見舞いに来た陸夫人に飲み残しの毒薬を渡す。その出所を陸夫人が調べ、婁氏の父が高麗から毒薬を買ったと分かる。しかし、それが分かった時、郁皇后はすでに力つきていた。証拠を握られた婁氏は焦り、陸夫人の命を狙う。まずは陸将軍を出征先で始末する。そして息子を人質にし陸夫人を呼び出した婁氏。追い詰められた陸夫人は、息子を抱いて洛水に身を投げてしまう。しかし陸夫人は貞をお腹に宿したまま生きていた。
喚雲の話を聞き、なぜ母が過去を明かさなかったのか、良家の生まれにもかかわらず、なぜ父の正妻ではなかったのか、なぜ九鸞釵を母が持っていたのか、陸貞が今まで疑問に思っていたことがすべて分かる。そして長公主から貞の母の姓が"薛"で名を"瑾"というと教えてもらう。そこに沈碧が来る。
沈碧に連れて行かれた陸貞は拷問を受ける。やりすぎて正気を失えばしゃべれないと臘梅が言い、陸貞は牢に入れられる。
しばらくすると沈嘉彦と丹娘が湛の命を受けて助けに来る。
丹娘は自分が身代わりになる、獄吏に気づかれないよう陸貞の服を貸して、と言うが、丹娘を置いていけないと陸貞は嘉彦と行こうとしない。仕方なく嘉彦は陸貞の首もとを殴り気絶させる。
陸貞は馬車の中で目を覚ます。何より今は殿下に会う事が先だと、陸貞に話す嘉彦。
しかし途中で腹ごしらえをしようとしている時、長公主と丹娘が斬首されるという話を聞いてしまう。嘉彦は貞をおびき寄せるための罠だと言うが、陸貞は二人を見殺しに出来ないと戻ることにする。
嘉彦は護身用の短剣を貞に渡す。
処刑場に長公主と丹娘が連れて来られる。そして、あと一歩で斬首されるという時、馬に乗った貞が。
貞も捕われるが、高湛が三千の兵を引き連れ、城門へ向かってくると婁昭君への報告を聞く。
城門まできた湛は、婁昭君の顔を見て「素直に罪を認め、罰を受ければ、命だけは助けてやる」と言う。さような話をするのは気が早すぎると、婁昭君は陸貞、長公主、丹娘を湛に見せる。そして「己の腕を切り落とし、一人でこちらへ参れ。さもなくば三人の命はないと思え」と婁昭君は言う。
ーつづくー
婁昭君が復活ヾ(・ω・`;)ノ
そして沈碧も・・・。
婁昭君は自分の息子の命はどうでもいいの?
定喘丸を入れ替えてたら、演がすごく苦しむ事になるのに。
そして、混乱する中、陸貞のお母さんのことが分かるなんて…。
せめてお父さんには会わせてあげたかったけど、お父さんも亡くなっていたんですね(;△;)
ずっと丹娘の処刑のシーンが気になっていたの。
こういうことだったんだ!!
斬首されなくてよかった(o´д`o)=3
でも、まだ危険は危険。陸貞も丹娘も長公主もどうなってしまうのー?
続きがすごく気になります。
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って婁昭君の仕業だったとは( ; ; )
怖い人だよーーーーー孫は嬉しいって( ; ; )息子の薬を細工するなんて…信じられない~
人を信じられないんだろうな~
みんな大丈夫かな?
陸貞のお母さんとお父さんがわかったけれど…
もう会えないんだよね~
こんな状態の時にわかっても、思いふけれないよ~( ; ; )
丹娘が~ちょっと可笑しいところもあったけど~怖くなかったのかな…
丹娘は貞のためなら!!ってところが大好き(*^^*)
湛、どうなるのかな?予告編も心配なところが~( ; ; )
みんな心配ですーーーーー続き見なくっちゃーーーーー
うささん、ありがとうございます。
婁昭君が起こした内紛で
高湛と陸貞が出会ったのを思い出しました。
最終回に近付いているのに、
また、婁昭君が。。。
磁器に続き、絹も順調なのに。。。
姐姐やAppleさん仰るように
高演も、喚雲も、丹娘も、長公主もみんな心配です。
碧もどんどん落ちていく。。。
どうなってしまうのでしょう???