李涵(りかん)/皇帝 …周渝民/ヴィック・チョウ 皇帝/憲宗の孫
黄軽風(こうけいふう)…胡冰卿/フー・ビンチン イタチの精
胡飛鸞(こひらん)…陳瑤/チェン・ヤオ 九尾狐族の末裔
花無歓(かむかん)…韓棟/ハン・ドン 宦官/内侍少監
李玉溪(りぎょくけい)…陳若軒/チェン・リオシュアン 王守澄の門弟
翠凰(すいおう)…宋楠惜/スン・ナンシー 狐族/侍女
全臻潁(ぜんしんえい)…梁婧嫻/リャン・ジンシエン 祠部主事
王守澄(おうしゅうちょう)…李彧/リー・ユー 宦官/枢密使・右丞大将軍
杜秋娘(としゅうじょう)/秋妃…左小青/ズオ・シャオチン 憲宗の妃
太皇太后(たいこうたいごう)…張瑞珈/チャン・ルイジア 憲宗の皇后
王徳妃(おうとくひ)…王宣予/ワン・シュエンユー 妃
永道士(えいどうし)…李思澄/リー・スーチェン 道士
芳草(ほうそう)美人…叶青/イエ・チン 仙草/永道士の母
神策府。二度も好機を逃し、激怒する王守澄。今度こそ絶対に皇子の命を奪ってみせると全臻潁は話す。王守澄は機会を与えることにし「太皇太后を失望させるな」と言う。そんな2人の会話をイタチになった軽風が聞いていた。
紫蘭殿。「怪しいと思ってたけど、全臻潁ってきれいな顔して実は恐ろしい女なのね」と飛鸞に話す軽風。飛鸞は邪術のかかった腕輪を見せ「全臻潁は玉溪と私の恋を邪魔するために、この腕輪を玉溪に贈ったの」と話す。
軽風はこれまで皇子が災い続きだったのは全臻潁の仕業だと分かり、2人で皇子を守ろうと言う。
全臻潁の邪術のせいで、皇子の様子がおかしくなる。気づいた翠凰は花無歓に水を取りに行かせ、術を跳ね返す。全臻潁が吐血する。
皇子に呪いをかけようとする全臻潁を見た軽風と飛鸞。飛鸞は狐になっておとりになり、その間にイタチの姿になった軽風が呪いに使う人形を奪うことに。しかし気づかれてしまい、軽風は術で飛ばされてしまう。とどめを刺されそうになった軽風だったが、永道士が現れ救い出される。陰から見ていた飛鸞は“永道士がいれば姉さんは大丈夫”と思う。
軽風は永道士の住んでいる洞窟で目を覚ます。早く皇宮に戻りたい軽風だったが、あの女も重い傷を負った、当分悪さはできん、と永道士は話し、先に自分の傷を治すように言う。
別の妃が産んだ皇子を、なぜ命懸けで助けようとしたのか永道士が聞く。軽風は「私の子じゃなくても何の罪もない赤子よ。それに陛下は初子の皇子をすごくかわいがってる。皇子に何かあれば、きっと悲しむはず。陛下が悲しむのは嫌」と答える。軽風が愛情深いと分かる永道士。永道士は精気を軽風に渡す。
飛鸞は徳妃に会いに行くが、宮殿の外にいた李涵から休んだばかりのため日を改めるように言われる。元気のない李涵を散歩に誘う飛鸞。
何とか李涵を励ましたい飛鸞は「浙東国にはこんな伝説があります。花のつぼみに願をかけると天の神にも聞こえる。花が完全に開けば願いはかなうんです」と話す。李涵は試すことにし、つぼみに目を閉じて願をかける。飛鸞は自分の力を使って花を開かせ「陛下、見て。すごい、満開だわ」と喜ぶ。目を開けた李涵は驚き「そなたのおかげで不安が消えた。皇子は必ず無事に戻ってくる」と礼を言う。
洞窟から出て来た永道士は「隠れてないで出てこいよ。私の美女よ」と言う。草が人の姿になり、芳草(ほうそう)美人が現れる。
「約束を破って女を連れ帰ったうえ、私に隠れてじゃれ合ってわね」と怒る芳草美人。「私の美女よ、あれはただのイタチだ」と永道士は言い訳する。もともと私はイタチと深い縁があるし、死にかけている奴を見捨てられない、と。
芳草美人は「女を救って連れ帰るなんて初めてよね。もしや、あのイタチに惚れたの?」と聞く。「やきもちか?」と言う永道士。芳草美人は「イタチなんかに嫉妬しないわ」と返す。永道士が「そりゃ当然だ。私の芳草美人は天下で最も聡明で妖艶な美女だ。誰もあなたには及ばない」と機嫌を取る。「じゃあ、どっちが好き?あのイタチ?それとも私?」と言う芳草美人。永道士は「あなたに決まっている。あなたより大切な人などいない」と言うが、洞窟の中で軽風の叫び声がすると急いで駆けて行く。
洞窟の中に来た永道士に「この大悪党、許せない」と怒る軽風。何て残酷なの、と。「あれが証拠よ、見て」と軽風が指を指した先にはイタチの骨が。軽風が「あのイタチに何をしたわけ?」と問い詰めているところに「父親に何をすると?」と言いながら芳草美人が来る。
イタチの骨は永道士の父親で、芳草美人は母親だった。
昔、神がイタチを人の形にして自分の弟子にしたあと、試練を与えるために草を美人に変えた。イタチは草に恋をし、愛し合うようになって天の掟を破り母を娶った。そして母は私を身ごもったが、激怒した神は父を破門して骸骨に変えた。母は私を産むためにまた草に戻り、父の墓に植えられて私を育んだ。母は900年もの懐妊の末、人の形になり私を産んだ。そう軽風に話す永道士。
全臻潁のことを伝えるため、皇宮に戻りたい軽風は「私を送って」と永道士に頼む。「私への借りがますます増えるな」と言う永道士。軽風は「もし私の助けが必要になれば、どんな危険も顧みず力を貸すわ」と言って指切りをする。
戻って来た軽風は太和殿にいた李涵に呪いの人形を見せ「私の知り合いの永道士に協力を頼んで全臻潁の元で見つけました。人形を奪ったので皇子の呪いは、もう解けたはずです」と話す。どれほど警戒しても防ぎようがないと感じる李涵。李涵は皇子と花無歓を無事に帰らせねばと言う。
李涵が秋妃を守っている以上、秋妃を使って花無歓をおびき出すのは無理だった。皇子にも手を下せない。太皇太后は王守澄と全臻潁によい策がないか尋ねる。全臻潁はむしろ皇子を生かし、人質にして脅す方がいいと言う。太皇太后が納得し、王守澄は玉溪に花無歓を捕らえさせることにする。
李涵は玉溪を呼び、皇子が心配でたまらないと胸の内を話す。そして「目下、神策府が皇子の行方を都中で捜している。何としても朕の息子を取り返し、再会を果たさせてくれ」と1人の父親として頼む李涵。玉溪は全精力を傾けて皇子を捜しますと言う。さらに李涵は花無歓を無事に連れ戻すよう命じる。
神策府。王守澄は「花無歓を見つけたら、問答無用で斬り捨てろ。王子については必ず命を守り、救い出したら、即刻、私に引き渡せ」と玉溪に言う。玉溪は「なぜ陛下の元にお送りしないのですか」と尋ねる。全臻潁が「義父は皇子の安全を第一に考えてるの。とにかく皇子を連れ戻せば大手柄よ」と代わりに説明し、王守澄は「花無歓を殺して皇子を取り戻せば、これからいくらでも出世させてやるぞ」と言う。
神策府を出た玉溪を全臻潁が追いかけて来る。手柄を立てる絶好の機会だと話す全臻潁。不義で富貴を極めても空しいだけだと玉溪は思うが、全臻潁は「権力を持てばどんなものでも手に入る。あなたが望む愛もよ」と言う。飛鸞のことを考える玉溪。
玉溪と会った飛鸞は、花無歓と皇子を皇宮に送るように言う。花無歓は潔白で皇子が王守澄の手に落ちれば大変なことになると。さらに「あなたという人は名利だけを追ったりしない。科挙を受けたのも、世を正したいという願いがあったからでは?」と言う飛鸞。玉溪は「この件をどうするか、すでに決めた」と言う。
花無歓は小山の周りを神策軍に囲まれる。皇子を抱きかかえ、馬に乗って逃げる花無歓。そんな花無歓の前に玉溪が。
小山に来た翠凰は、すぐに神策軍が来たことが分かる。
急いで紫蘭殿に行った翠凰は、神策軍が花無歓を捕まえたのか飛鸞に聞く。花無歓と皇子の姿が見当たらないと。飛鸞は神策軍が2人を見つけたとしても玉溪が必ず守ってくれる、あの人はきっと正しい選択をする、と話す。そこに「戻って来たわよ」と軽風が知らせに来る。
門へ見に行った軽風たち。玉溪が戻って来るが棺桶を運んでいた。検査のために棺桶が開けられると、中には首に斬られた跡のある花無歓の遺体が。怒った翠凰が玉溪を殺そうとするが「飛鸞が心から愛してる男だし、真相はまだ闇の中」と言って軽風が止める。
太和殿で待ち続ける李涵に「玉溪はとうに花少監の亡骸を都に運び入れたそうです。待っても無駄かと」と言う福荃。李涵は「なぜ蜀の劉備玄徳は名臣に恵まれたと思う。己の用いた臣下を疑わなかったからだ。玉溪の能力はさておき、あの者の心だけは信じたい」と話す。
ーつづくー
軽風のイタチ姿が可愛くて大好き(*´艸`*)
イタチの表情がいい。
永道士がまさかイタチと草の子だったとは(✽ ゚д゚ ✽)
芳草美人が言ってたけど、永道士は軽風が好きなのかな?
軽風がピンチのたびに現れるのは偶然なの?運命なの?いつも見てるの?(≧▽≦)
芳草美人の登場も待ってたー!!
「若曦」の玉檀。
花無歓と並んだところも見てみたい(๑>◡<๑)
そんなシーンはないかなぁ?
見た目はとても永道士のお母さんには見えない( ̄▼ ̄|||)
でも会話を聞いていると親子だっていうのも納得。
2人とも面白くて。
そして私も玉溪を信じてる!!!
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