プソングループのユ・ジホ新会長が、演奏会場で就任式を行なう。ピアノバトル形式で弟イナと対決。経営権を争ってきたイナとの関係が注目されていた。
就任式後、火のついたロウソクを倒し、屋敷に火をつけるジホ。屋敷にいた義母のヨンランは、煙に気づき部屋を出ようとするがドアが開かない。レバーハンドルを壊し、部屋を出ると、辺りは火の海だった。そしてジホを目にするヨンラン。「母さんを助けて」とヨンランは言うが、ジホは背を向け歩き出す。「母さんを捨てる気?私を慕ってたでしょ」とヨンランは叫ぶがジホは戻ってこない。やがて頭上にあったシャンデリアが揺れ始め落ちて来る。ヨンランの叫び声が響く。
子供時代。
ジホは島で民宿をしている祖母と暮らしていた。
一方のイナは、プソングループの会長の息子として生まれ、不自由のない暮らしと母ヨンランの愛情を受け、我がままに育っていた。
置いてあったギターを無断で弾いてしまうジホ。持ち主の男性は、そんなジホを許してくれ、ギターを弾いてもいいと言ってくれる。時計の音や風邪の音までギターで弾いてしまうジホに感心する男性。
嫌々独唱大会の伴奏をさせられたイナは、嫌いな女の子の番がくると、わざと音程が外れるように演奏。大会後に女の子とその母親からキーを変えたことを責められる。しかし謝ろうとしないイナ。
ヨンランは後輩から呼び出される。半年前からヨンランの夫と会っていると言う後輩。指輪を取り出し「結婚指輪でしょ?さすがに受け取れない」と言う。動揺する気持ちを抑えるヨンラン。
さすがに受け取れないと。動揺する気持ちを抑えるヨンラン。
3年前に作った遺言書をプソングループの会長ユ・マンセは書き直すかもしれないとチェ弁護士に話す。「イナが私の気持ちを逆なですれば、持ち株を減らしていくつもりだ」と言うマンセ。
マンセが自宅に帰ってくると、ヨンランはレコードをかけながら椅子で寝ていた。すぐに目を覚ましたヨンランに「イナが学校で問題を?」と聞くマンセ。ヨンランはミスしただけだと言うが、マンセは「校長が電話で泣いて訴えてきた。ピアノ5台で話をつけたぞ」と返す。
家政婦のソンミに暇をやったとマンセに話すヨンラン。夫と浮気をしていた後輩は、以前、実家にもいた家政婦のソンミが話を聞かせてくれると言っていた。理由を聞くマンセに「大事な指輪がなくなったの」とヨンランは言う。姑に呼ばれヨンランが部屋から出て行くと、マンセは「もしかして気づいてたのか?まさか、そんなはずない」とつぶやく。
テーブルの上にあった、レコードのジャケットを手にしたマンセは、"誕生日おめでとう。J・W"と書かれていることに気づく。
姑は「泳ぐからプールの水を温めて」とヨンランに言う。そして誕生日はショートケーキにしてほしいと話す姑。しかし誕生パーティーは先週、済ませていた。それを言うと、怒った姑は自分とヨンランが似ていた境遇だったため「だからこそ、信用できない」と言い返してくる。そこにマンセが。母親をなだめるため、マンセは一緒に水泳をすることに。
プールで泳ぐ姑と、付き添うマンセを見ながら、後輩からマンセと半年以上も前から会っていると言われたことを思いだすヨンラン。つらそうに2人を見つめているとイナが来る。ヨンランがつらいのは、自分が心配をかけたからだと思うイナ。「違うわ」と優しく言うウヨンランに「何を言われても悲しまないで。母さんの代わりに僕が最高のピアニストになる」とイナは言う。ヨンランは「イナがいればどんなことでも耐えられる」と返す。
プールを歩いていたマンセは、足元に何かがあるのに気づく。拾ってみると、それはヨンランの結婚指輪だった。「取り返した結婚指輪を捨てたのか?なのに涼しい顔を?夫が何をしようと驚かないってことか」とつぶやくマンセ。
雷雨の中、ジホの祖母は買い物へ。雷の怖いジホが追いかけて外に出ると、クラクションを鳴らしながら車が通って行く。そして、祖母の倒れている姿が目に飛び込んでくるジホ。慌てて駆け寄るが、祖母はどれだけジホが泣き叫んでも動くことはなかった。
その頃、オ秘書からジホの祖母が亡くなったと連絡を受けるマンセ。
ジホは祖母を轢いた車をよく覚えていなかった。しかし、クラクションの音だけはハッキリと覚えていたジホ。警察で他の車より大きくて高い音だったと証言する。
誰もいない家に1人でジホがいると、黒い服を着た男が3人入ってくる。男たちはジホを無理矢理車に乗せるが、潮が満ちてしまい来た道が消えてしまう。その潮を男達が見ている隙に車から逃げ出したジホ。海に飛び込んだジホは溺れる。
ジホが目を覚ますと、周りには黒服の男たちが。そこに別の男が歩いてくる。お前の父親だと名乗ったその男はマンセだった。
ひき逃げ犯はジホの証言で捕まったと話すマンセ。マンセは名刺を渡し、自分がプソン楽器の会長だと分からせ、ジホにも今日からユの性を名乗るように告げる。そして「来るのが遅れてすまない。"すまない"と言ったのは初めてだ。そしてこれが最後だ」と言う。
突然、結婚前に交際していた女性が黙って産んだ子だとユ家にジホを連れてきたマンセ。驚くヨンラン。イナに兄さんがいたとマンセの母は喜ぶが「僕に兄さんなんていらない」とイナは反発する。しかし何があろうと今からジホが長男だ、と言うマンセは、受け入れられない者は出て行けと言い放つ。
イナにとっては大問題だとマンセに話すヨンラン。「お前は構わないが、イナのことが心配だと?うっかり忘れてた。お前は生まれつき嫉妬って感情を持ってない」と言うマンセ。家族のために我慢しただけだとヨンランは返すが「違う。お前は我慢する必要がなかったのさ。私に関心などないから」とマンセは聞く耳を持たない。そしてヨンランを見ていると、一泡吹かせたくなるとマンセは言う。次は何をして苦しめようかと。
私が何をしたと?と言うヨンランに「私を裏切り、ずっと無視し続けてる」返すマンセ。うちの後援金で留学し、他の男と付き合った、結婚以来いつもそいつがいて夫婦の間に割り込んでは苦しめたと。そして「奴に贈られたレコードをここで聴くなんて」と言う。「彼はもう過去の人よ」と忘れるように言うヨンラン。しかし「今度は私がお前にお返しする番だ。お前の手でジホを育て、裏切られた苦しみを存分に味わえ」とマンセは言う。
イナとジホを同室にしてしまうマンセ。気に入らないイナは、ジホを物乞いより悪いと言い、父さんのY染色体を盗んだ不良品だと言い出す。プライドを捨てれば、ベッドと食事は与えてもらえる、とまで言われ、とうとう我慢できなくなったジホはイナの手をひねってしまう。ジホの叫ぶ声に慌てて駆けつけるヨンランとマンセ。
イナの手が無事だと分かり「兄さんには従わないと」と心に反したことをイナに言うヨンラン。ジホにもイナが怒らせて悪かったと謝る。しかしマンセはピアノを弾くイナにとって手は一番大事、兄でも暴力はいけないと、罰としてジホに洗濯室で手を上げているように言う。
ジホの母親のことを聞かないヨンランに、あえて交通事故で死んだヨンランの無二の親友でライバルだった女だと話すマンセ。友達のためにもジホを立派に育てるようにと言う。マンセが部屋を出て行くと、花を生けていたヨンランはバラのトゲを強く握り血を流す。
雷が鳴り出し、怖いジホは洗濯室から出してほしいと泣いて頼む。しかし誰も開けてくれる人はいなかった。そのため倒れてしまうジホ。
意識が戻ったジホはベッドにいた。傍らにいたヨンランは「心配したわ」と言う。優しいヨンランの胸に顔をうずめるジホ。ヨンランはジホを抱きしめ、いつでも寄りかかっていいのよと話す。そして仲良くしたいと言うヨンラン。抱きしめてもらったのも、頬もなでてもらったのも初めてだったジホは嬉しい。
ピアノの練習をするイナ。ヨンランは「さっきより感情が弱い」と言うが「同じように弾いたよ」とイナは返す。しかし、そこに来たジホは「さっきと音が違う」と言う。さっき部屋で聞いたのと、今のは音が1つ違うと。楽譜を見直し、本当に左手の音が1つ違ったと分かるヨンラン。
ヨンランはジホにドレミファソラシドのピアノの音を聞かせた後、同時にいくつかの鍵盤を叩き、どの音だったのか答えさせる。いくつもの音を同時に聞かせてもすべて当ててしまうジホ。それを見たマンセは「どういうことだ?ジホに絶対音感があるのか?」と驚く。
聴音テストで同時に10音を聞き分けることが出来たジホ。
外国の楽器会社の多くは、絶対音感の持ち主に会社を継がせたがるとマンセは家族に話す。「では、プソン楽器を継ぐのは誰かしら」と言う祖母。それを聞いたマンセは、ジホにもピアノを習わせ才能のあるほうに我が社の制作秘法を伝授すると言う。
それまでピアノを弾いたことがなかったジホだが、レッスンで少しずつ上達していく。学校の器楽部にも入ろうとするが、先に入っていたイナは気に入らない。自分と兄弟だということも恥ずかしいと思い、島で孤児を拾ったとウソをつく。そして器楽部に入るためのオーディションをすると言い出すイナ。
オーディションはバイオリンとフルートで演奏した曲をジホが楽譜も見ずにピアノで弾くというものだった。どちらの曲も弾けたジホは合格する。
怒りながら家に帰ってきたイナは、怒りをぶつけジホをプールに落としてしまう。落とされたジホはうつぶせに浮かんだまま身動きしない。泳げないと思い、慌てて飛び込むイナ。助けようとした時、突然体を起こしたジホは「お前も涼ませてやろうと思って」と笑う。
ホトックを盗むマンセの母。何度も盗まれているため、あきれるナムジュ。しかし耳が不自由な夫スピョは"どうせなら出来たてを盗めばいいのに"と優しく手話で返す。
"プソンピアノ"と書かれた店の前で自転車を止めたジホ。ショーウィンドーからピアノを見たジホは、同じようにピアノを見ている少女に気づく。少女は毎日、日が暮れるまでピアノを見ていることをジホに話す。そして黒いピアノを指差し、1回でいいから触りたいと言う。簡単さ、とジホは言うが、この前店に入ったら"親と一緒に来い"と言われてしまったと言う少女。
少女の手を引き、店に入ると「母さんは車を止めに行ったから、その間にピアノを見せて」とウソをつくジホ。
少女はピアノに憧れていたが、弾いたことはなかった。「じゃあ覚えればいい」とジホは少女にピアノを教える。楽しく2人でピアノを弾いていたが、突然、泣き出す少女。戸惑うジホに「父さんを思いだして」と少女は言う。こんなにきれいな音を父さんは聞けなくてかわいそうだと。
ピアノは音じゃなくて心で弾けばいいとジホは話す。それで聞こえると言われ「どうやって心で?」と聞く少女。しかし、それに答える前にジホのウソがバレてしまい、2人は店を逃げ出す。
帰宅が遅くなり、ジホはマンセから足を棒で叩かれる。最高の環境を与えたんだ、1秒もムダにするなと叱るマンセ。ジホが帰らなくても家で待っているだけだったヨンランにも、お前の愛情が足りないのでは?と言う。そしてイナに与えるものはジホにもすべて与えるように言い、今度の我が社のコンクールにも出すようにと言うマンセ。
叩かれたジホの足にヨンランは薬を塗る。産んだわけじゃないけど、私の子に変わりはないと話すヨンランは「"母さん"と呼んでくれる?」と聞く。しかし目を伏せてしまうジホ。そんなジホに「心からそう呼んでくれるまで待つわ」と言い、ヨンランはジホの手をとる。涙を流すヨンランに「泣かないで」と言うと、ジホはヨンランの涙を拭う。
「いよいよ時が来たかな」とつぶやくマンセ。
大会にジホも出場することが分かり、嫌がるイナ。ジホは「闘うのが怖いか?」と言う。「僕は負けたことがない神童だ」とイナがいうと「神童の態度じゃない」と言い返すジホ。本当の神童はピアノの前で謙虚になると。怒ったイナは、勢いよく大きな水槽にジホを押し付ける。その水槽にヒビが入ったのを見たヨンランは「危ない!」と叫び、2人を助ける。
ーつづくー
完全版の1話を見て書いたので、どこか違う所があったらごめんなさいヾ(・ω・`;)ノ
カットされた部分があると思う…。
ジホがヨンランを恨む?理由が何かあるんだよね…。
何だろう?
ジホのお母さんに関係あること?
それとも、これから何か起きるのかな…。
イナはあんまりいい子とは言えないけど、突然、ジホを兄だと思えって言われるのは可哀想だと思う(o´д`o)=3
ジホと少女のこれからも気になる。
二人でピアノを弾くシーンは微笑ましかったです。
まだ1話目だけど、面白くなりそう。
これからが楽しみ!
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今のところはそんな感じではないような…ヨンランは優しく接していると思うの~最後の水槽のシーンもイナとジホどちらも助けたような~これからなのかな?
ジホと少女の仲が気になりますね~耳の不自由なお父さんを想いあってるし優しい少女かな~
自転車の二人乗りのシーンも良かったです(o^^o)
ジホって絶対音感を持ってますよね~?少女もかな~?
イナの天然パーマが可愛い(o^^o)うんうん、素直に受け入れられないかな!
マンセ役の俳優さん…私的にあまり良いイメージが無いのですが(≧∇≦)
今回もそんな感じです…
早く続きが見たいです~一週間待てないよ( ; ; )
うささん、楽しみなドラマですね~ありがとうございます。