「暴かれた真実」
ゴーシャオが拾った薬の紙を見せ、シャオメイは「全部薬のせいだったのか」と言う。「煙幕を使うような連中だ、手ごわいぞ」と言うゴーシャオ。サンニャンは「なぜ魔よけの茶を使うのか不思議だったけど、ワナだったのね」と言う。無味無臭で気づかなかったと言うシャオメイ。ゴーシャオが成分を聞くと、シャオメイは「調べてみる」と言う。
「つまり呪いじゃないのね」と言うスー・インをゴーシャオが見る。シャオメイは「なぜ毒だと思ったの?」とゴーシャオに言う。ゴーシャオは「話してくれたろ、シャオメイの祖父と兄と大おばは3人とも体が悪く薬を飲んでた。そこが怪しいと思ってたんだ」と話す。
「なぜ、あの時、毒を盛るとわかった」と言うフー。ゴーシャオは「確信してたよ、犯人は悪霊伝説を利用してる。村人の不安を取り除こうとすれば、必ず邪魔してくるはずだ」と言う。「だから敵にワナを仕掛けた」と言うサンニャン。「ワナ?」とフーが聞き「お茶だよ」とシャオメイが答える。サンニャンが「わざと急須を置いて毒を盛らせたのよ」とフーに説明し、ゴーシャオが「道士のフーが悪霊を退治すれば皆、信じる。だから敵はその前に手を回し、悪霊退治の芝居を失敗させようとする」と言う。
サンニャンが「もう呪いは信じてないでしょ」と言うと、シャオメイが「でも犯人を逃がした」と残念そうに返す。「シャオメイが生きてる限り、やつらは諦めないだろう。遅かれ早かれ姿を現す」と言うゴーシャオ。恨まれる心あたりがないシャオメイに、ゴーシャオは「とにかく犯人は村の伝説を熟知し、ホー家の事情に詳しい」と話す。「一族の誰かが犯人?」と言うシャオメイ。ゴーシャオは「どうかな。内通者がいるのかも」と答える。
サンニャンが「この紙で犯人を捜せる?」と聞く。ゴーシャオは「手掛かりはほかにもある。前回の事件だ」と言う。
河北の鉱山の殺人事件では、鉱山の壁に軽業の達人にしか残せない足跡があった。さらに今回と同じ紙をゴーシャオは拾っていた。「捕まえた?」とシャオメイが言うと「もちろんよ」と答えるサンニャン。しかしフーは「だが小者ばかり」と言う。「調べはついた。黒幕は鉱山の共同開発者。そのチェン・ドンという男は姿をくらました。顔に傷のある男だ」とゴーシャオは話す。「私たちの金鉱を?」と言うスー・イン。サンニャンが「金鉱?金鉱があるの?」と聞く。シャオメイは「村の5つの山には、黄金があるらしい」と言う。「これで犯人の目的が分かった」と言うゴーシャオ。
村の外に内通者がいると考え、シャオメイはスー・インに「心当たりは?」と聞く。スー・インは「村を出たのは私とユンフー(シャオメイ)だけよ」と言う。見つめるゴーシャオに「私は都で暮らしてた」と言うスー・イン。シャオメイが「従姉さんを疑う?」とゴーシャオに言うと、スー・インは「いいの。どんな可能性も考えないと」と言う。
タイバオの墓前で「返すものは返しました。約束します、毎日、線香をあげ、礼拝いたします」と言う村長のホー・ピンアン。しかし「村長」と呼ばれ振り向いたホー・ピンアンは殺されてしまう。
夜。ホー・ピンアンの遺体が村で発見される。ゴーシャオは現場に誰よりも早く行けるサンニャンに「村人が荒らす前に一番に現場に行き、手がかりを探せ」と命じる。
現場に行ったサンニャンは、遺体がよそから運ばれたことに気づく。荷馬車の跡をたどり、河北の鉱山の犯人たちを見つけるサンニャン。そのなかには顔に傷のあるチェン・ドンもいた。
系譜を読んだゴーシャオは「その昔、死んだ28人は4家族だ」と話す。フーが生き残りがいないのか聞くが、系譜には何も書いていなかった。「村人を落ち着かせたら、また死体だ。こっちの動きを見透かされてる」と言うフー。
敵に自分たちの行動が筒抜けだと思ったゴーシャオは、スー・インが内通者という可能性もあると考える。そこにシャオメイがくる。
「中身は朱砂だった」と話すシャオメイ。「霊符に使う顔料?」とフーが聞くと、シャオメイはうなずき「わかりやすく言うと、その中の成分が幻覚を起こさせ、重い病を誘発した。その成分は水銀。水銀は金属なのに水のようで、その毒性はすさまじい」と言う。銀色をしているが何かに混ぜると色も味も消え、他の毒と違って見つけにくいと。
鍵を取り出たシャオメイは「悪霊の仕業でなければ、きっと、この鍵が狙われる」と言う。
シャオメイは大おばを背負った時、黄金の在りかを聞いていた。ゴーシャオは「この件は誰にも言わない方がいい。従姉にも」と言う。
シャオメイは「もっともな考えだけど、守ってくれた従姉さんを疑いたくない」と言う。「感情を持ち込むな、冷静になれ」と言うフー。偶然聞いたスー・インは「皆さんの誤解を招いたようね。ごめんなさい」と不愉快そうに言うと、お茶を置いて行ってしまう。
戻ってきたサンニャンは、ゴーシャオとフーに「チェン・ドンの一味が墓で村長を殺し、村へ運んだの。今、裏山に」と話す。ゴーシャオはシャオメイを村人から守るようフーに言い、サンニャンと裏山へ向かうことに。
屋敷を出た時、ハトが飛ぶのを見るゴーシャオ。
ゴーシャオたちはチェン・ドンの隠れ家に行くが、誰もいなかった。家に入ると2人は閉じ込められてしまう。そして家の中には爆薬が。
しばらくして家が爆発し、それを見ていたチェン・ドンが笑う。
ゴーシャオとサンニャンは大きな桶の中に隠れていた。桶を壊したゴーシャオは、怯えて座ったままのサンニャンを後ろから抱き締める。
サンニャンを立たせ歩き出しても、サンニャンはゴーシャオの腕をつかんで離そうとしない。
黄金が目当てならすでに盗んでいるはず、別の目的がある、と思うゴーシャオ。
村ではまた何人かが殺される。呪いを鎮めるため、ユンフーを殺しに行く村人たち。道士のフーが村人たちを止めようとするが、村人たちは屋敷の中へ入ってしまう。
シャオメイは村人からスー・インを守るため、一緒に地下にある父の墓へ。
ゴーシャオとサンニャンはホー・ジエンに会いに行く。ユンフーの父が4家族を殺害した時、ホー・ジエンはホー・マンチンの家の隣に住んでいた。「当時、死者には100両が支払われた。なぜマンチン家には1000両もの大金が?」と尋ねるゴーシャオ。ホー・ジエンは男の子が生き残ったことを話す。その子供を引き取った家の性はチェンだと。
シャオメイは鍵を使って父の遺体を動かす。黄金は父の遺体の下に隠されていた。その黄金をスー・インに見せるシャオメイ。
スー・インは後ろからシャオメイを刺そうとする。しかし、シャオメイはそのことをあらかじめ予予想し、事前に刺されないための準備をしていた。短剣を持っていたスー・インの腕をつかみ「従姉さんを試すためにここに来た。でも信じたくなかった。なぜ従姉さんが?」と言うシャオメイ。シャオメイはゴーシャオから冷静になるように言われ、従姉に黄金を見せるよう言われていた。
仲間の言葉をウソだと信じたかったが、スー・インがハトを飛ばすのを見てしまったシャオメイ。スー・インは息子を助けるためだと話す。
夫の採鉱の仕事も順調だったスー・イン。しかし、ある日、共同開発を持ちかけられ、仲介人のチェン・ドンに全財産を取られてしまう。チェン・ドンの目的は鉱山ではなく、シャオメイだった。何もかも失い家を追い出されたスー・インたちだったが、チェン・ドンが追って来る。そしてスー・インは夫を殺され、息子を取られてしまう。
チェン・ドンがたくらんでいたのはホー家の滅亡だった。スー・インの素性も、祖父が跡継ぎを捜していることも知っていたチェン・ドン。シャオメイを村に連れ帰れば息子は返すと言われ、スー・インは従うしかなかった。
あの夜の泣き声がスー・インだったと分かり、シャオメイは信じることにする。その時、「裏切ったな」と言ってチェン・ドンが現れる。
「チェン・ドンか」とシャオメイが言うと「そうとも言う。28年間、チェン・ドンと名乗ってきた。28年前の性はホーだ。その時、28人が死んだが、ホー・マンチン家に唯一の生存者がいた。このホー・ドンライだ。私の家族は一人残らず、お前の父親に殺された」と言うチェン・ドン。一族全員、死ぬがいいと。
チェン・ドンはただ殺すのは面白みに欠ける、生きたまま村人たちになぶり殺しにされろ、と水銀の針をシャオメイに刺す。シャオメイは幻覚に襲われる。
屋敷に戻って来たゴーシャオとサンニャンは、村人たちを縛り上げているフーを目にする。やりすぎだと、すぐに縄をほどくサンニャン。
ゴーシャオが犯人はホー・ドンライだと話すと、村人の何人かが生き残った子供だと覚えていた。「やつがホー家に復しゅうを」とゴーシャオは言う。そこに剣を持ったシャオメイが。暴れるシャオメイを止めるフーとゴーシャオ。シャオメイは解毒剤を取りに行く。
しばらくして解毒剤を持って戻ってきたサンニャン。ゴーシャオはそれをシャオメイの口の中に入れ、飲ませる。
ーつづくー
ゴーシャオにしがみつくサンニャンが可愛い(´艸`●)
いつも強がっているサンニャンが可愛くなって♪
ゴーシャオも少しは心が動いていそうな気も…どうだろう?
最近、ルーイーのことをあまり考えなくなってきたように思うのは気のせい?
お話上、たまたまなのかな。
スー・インが怪しげではあったけど、まさか息子が人質に取られていたなんて…(;д;)
チェン・ドンとスー・インは地下に残ったままだけど、どうなるんだろう!?
真相も明るみになってきました。
どう解決するのか、楽しみー(*´ー`*人)
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登場人物や話の大筋が、何だか「八墓村」を彷彿させる内容で面白かったです。
だんだん真相が分かってきて、さてどうなるのでしょう。
そして、ねこさんと同じことを思いました(*≧ω≦*)
そこも楽しめましたよね!!