傅九雲(ふ・きゅううん)…ジェン・イェチョン(鄭業成)
覃川(たん・せん)…チャオ・ルースー(趙露思)
左紫辰(さ・ししん)…リウ・イートン(劉怡潼)
玄珠(げんしゅ)…ワン・モンリー(王萌黎)
眉山(びざん)…リー・ルーチー
亭渊(ていえん)…マオ・ファンユエン
「愛する力で」
内なる魔境に捕らわれてしまった傅九雲。覃川は助けたいなら清瑩石を捨てて霊灯をよこせと妖王から言われてしまう。
傅九雲は魔境の中で覃川と一緒に敵に追われ崖に追い詰められいた。怖がる覃川に「今度は絶対に守ってみせる」と傅九雲が言う。
傅九雲が敵を倒している間に足を滑らせ覃川が崖から落ちてしまう。急いで覃川の手をつかむ傅九雲。
傅九雲を助けるため、覃川は清瑩石を手から離す。そして傅九雲のそばへ行き「私はここよ」と呼びかける覃川。次の瞬間、覃川は傅九雲の魔境に入る。本物の覃川が手を離すように言うが、傅九雲には偽物の覃川しか目に入らない。
眉山、紫辰、玄珠もそれぞれが魔境に捕らわれていた。ただ一人、捕らわれなかった亭渊が結界を破る。
ようやく本物の覃川に気づき、傅九雲は偽物から手を離す。
内なる魔境から抜け出すことができた傅九雲と覃川は抱きしめ合う。驚きながらも清瑩石を手に入れた妖王が霊灯をよこせと言う。傅九雲と覃川は共に妖王に向かって行く。だが傷つけることすらできず、逆にやられてしまう。そんな中、現れた亭渊が妖王の胸を刺す。妖王の手から清瑩石が転げ落ち、眉山たちも魔境から抜ける。
亭渊が投げ飛ばされる。清瑩石を引き寄せ覃川に渡す傅九雲。覃川が妖王の頭上に清瑩石を投げ、傅九雲が陣を作る。覃川に逃がしてくれたら妖兵を使わせてやると言う妖王。天原国を倒し驪国を再建できると。しかし覃川は、この世から永遠に妖魔を消すことが望みだと聞き入れない。「私が死んでも、まもなく妖神が復活する。全ての妖魔がよみがえる。これよりこの世は妖魔の天下となるのだ」と言いながら清瑩石によって妖王は亡くなる。妖王の魂を霊灯に入れる覃川。
覃川は「恨みは生きる力だったけど人を愛する力を奪った。私は亡国の皇女だと自分に言い聞かせたわ。ある人に会うまでは」と傅九雲を見る。彼と酥餅を食べて講談を聞いたり、夕日を見て海底にも行った、私に幸せを教えてくれた、心の底から一緒にいたいと。傅九雲は覃川の涙を拭い「これからは人も羨む夫婦になろう。2人で共に妖魔を倒し添い遂げる。もっと大切なことは子供をたくさん産むことだ」と話す。そして必ず生き抜くと約束する傅九雲。そこに眉山たちが駆けつける。
眉山たちに妖王が死んだことを伝え皆で帰ろうとした時、大きな揺れに襲われる。妖神が復活し、師匠が「未来の災いはもう抑えられん」と言っていた意味が分かる傅九雲。
妖神の攻撃で全員が飛ばされ霊灯も手から落ちる。再び妖神から攻撃され、眉山、紫辰、亭渊の3人は術で耐える。
傅九雲は「終わらせるんだ」と覃川に話す。私の望みはそなたの幸せだ、宿命は変えられぬと。覃川は涙を流し嫌がるが、誰もが妖魔のいない世界を願っている、私の存在はそのためのものなのだ、そなたとの日々が私の一生で最も幸せだった、と説得する傅九雲。それでも覃川は「霊灯はともさない。約束したでしょ、子供をたくさん産むって。ずっと一緒にいるのよ。離れたくない」と言う。
玄珠は落ちている霊灯を目にする。
ようやく覃川が覚悟を決める。しかし霊灯を持った玄珠が「今回は私の方が先よ」と覃川に言う。「やめて」と言いながら覃川は駆け出すが、霊灯で胸を刺してしまう玄珠。吹き飛ばされた覃川は柱にぶつかり意識を失う。
霊灯が開き玄珠の手から離れ宙に浮く。妖神の攻撃が止まり紫辰は急いで玄珠のそばへ向かう。だが結界があり玄珠に触れることができない。
「初めて会った時から好きだった。香取山に身を寄せ、毎日、一緒に瓊花海を散歩した。あなたに菓子を作ったり目に薬を塗った日々が一番幸せな時だった」と話す玄珠。そばにいられるだけでうれしかった、それなのに彼女はいつも私からあなたを奪っていく、私は邪魔者なのよ、と。「そなたを愛している。私が愚かで弱いせいでそなたを傷つけた。この目をつぶして香取山の日々に戻りたい。ずっと前から愛していた」と言う紫辰。涙を流す紫辰に微笑みながら玄珠は消える。
妖神は崩れ、妖魔も霊灯に吸い込まれていく。意識のない覃川に一緒に帰ろうと言い、抱き上げる傅九雲。眉山は傅九雲を呼び止め「俺の家で」と言う。うなずいた傅九雲が礼を言うと「今宵も飲むぞ」と言う眉山。傅九雲は「酔うまでな」と返し行ってしまう。
出雲閣。覃川を寝台に寝かせた傅九雲。目を覚ました覃川が「眠いわ」と言う。「疲れたのだ。寝むれ」と傅九雲が言うと「もしかして眠り薬を?」と覃川が聞く。傅九雲は使っていないと答える。「あなたを見ていたい」と言う覃川。傅九雲が「分かった、見ていてくれ。いつまでも」と言い、覃川は涙を流して目を閉じる。
覃川の涙を拭い、傅九雲は額に口付けする。そして、これまでの覃川との出来事を思い出しながら傅九雲は消えてしまう。
霊灯が閉じ、眉山は「九雲」と叫ぶ。
ーつづくー
玄珠が(✽ ゚д゚ ✽)
まさか自分を犠牲にするなんて。
もっと早く紫辰が愛していると伝えていたら玄珠は信じていたのかな。
傅九雲も消えてしまって。
涙を流しながら覃川を見つめていた傅九雲が切なかった。
傅九雲もずっと覃川を見ていたかったよね。
覃川も目覚めた時に傅九雲がいないなんてつらすぎる(;д;)
でも傅九雲は必ず生き抜くという約束を守ってくれるはず!!
いよいよ次回が最終話。
悲しいことが多かった覃川(燕燕)には幸せになってもらいたい!!
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