「36年後・北投」
北投の古い旅館はどこも建て替えを済ませていたが、ウー社長だけは美川閣に手をつけず、買い手がいても売らずにいた。今は引っ越したらしく、シウシウに手紙を送っても送り返されてきてしまう。インシオンと会っても何と言っていいのか分らない。
ウー社長は美川閣をマメに掃除をし「せめてこうしておけば、いつの日かあの2人と向き合える。早いほうがいいな」とアージョン先生に話す。「なぜ今頃、そんなことを言うんだ?」とアージョン先生が聞くと「私に残された時間は長くない」と返すウー社長。
ウー社長は30年以上も帰ってこないシウシウに会いたくてたまらなかった。
バイト先で客と酒の早飲みを競ったシーシーは、ジージェと一緒に酔ってしまう。
帰り道、道に座り込んでいたシーシーは、男に絡まれているところをジョンユーに助けられる。ジョンユーはその場で寝てしまった2人を放っておくことができず、警察に連絡を。
警察へ行ったインシオンは、2人との関係を聞かれ「シーシーの父親で、シージェのおじです」と答える。
家に帰ってきたジージェを叱りつけるシャオホワ。いつも遊んでばかり、と。父親のティエンツァイもシャオホワを止めることができない。そんな中、フォン姐さんが帰ってくる。
母親のフォン姐さんに背を向けるシーシー。フォン姐さんは今日の店の売り上げをシャオホワに渡す。
シャオホワはフォン姐さんがバイトのことで叱る前に、うちの店で働いて、とシーシーに言う。シーシーもフォン姐さんに怒らせたくないが、怒る時しかまともに見てくれず、邪魔者扱いされていると思っていた。フォン姐さんは「私は子育てに全精力を注げない。仕事が忙しいからよ。それが不満なら謝るわ。でも、これが現実なの」とシーシーに言う。あなたが私の娘であることも変えられない事実、それが嫌なら勝手にしなさい、でも家族に迷惑をかけないで、と。
シーシーはとりあえず謝るが「でも私を嫌ってることは事実でしょ」と言う。「これが今時の若者なの?うちの娘だけ特別?」と言うフォン姐さん。フォン姐さんが部屋へ行こうとすると、シーシーが「父さん、あれが娘に対する態度?」と言う。振り返り「“父さん”じゃないでしょ。“おじさん”と呼んで」とフォン姐さんが怒鳴り、シーシーは泣き出す。
フォン姐さんがその場からいなくなり「俺は実父じゃないが、お前を実の娘だと思っている」とインシオンが慰め、シーシーはインシオンに抱きつく。
1989年。課長になったインシオンは、ティエンツァイと一緒に大きな家を建てて住むことを決める。
地鶏料理店からの帰り、お腹の大きいフォン姐さんを見かけたインシオン。インシオンはそのまま声をかけずに行こうとするが、フォン姐さんが車に轢かれてしまう。
一緒に病院まで行ったインシオンは、今すぐ手術をしないと母子共に危険だと医師から言われ、フォン姐さんの家族として同意する。
子供は無事に生まれ、アージョン先生は産後の世話をシャオホワにさせるため「うちに住め」とフォン姐さんに話す。さらにシャオホワが、あの子には父親がいない、身分証の父親の蘭には“不祥”と書かれてしまう、と言い出し、インシオンは「分った。子供の父親には俺がなる」と言う。
ティエンツァイは“おじ”として、生まれた子供に“詩詩(シーシー)”と名付ける。
この20年、シーシーとジージェの2人がいたから、我が家は楽しいし人生の目標もできたと思うインシオン。そんなインシオンに「あれから30年が過ぎたよな。もう一度聞くが…」とティエンツァイは言い始めるが、インシオンは「約束したろ。その話はするな」と止める。それでも「そんなふうに一生を終えるのか?孤独に…」とティエンツァイが言おうとする。それをさえぎるように「孤独じゃない。俺にはシーシーやジーシェがいる。よき兄弟もな。家族に囲まれて幸せだ」とインシオンは言う。
シーシーはフォン姐さんの背中に向い、いとしのハニーを歌い出す。思い出が巡り「どうして急にその歌を?」とシーシーに聞くフォン姐さん。シーシーは「前半しかないけど、母さんは昔から、この歌を歌う時だけ優しさを見せてくれる。お酒を飲まず、優しいままでいて」と返す。「今日は飲んでない」とフォン姐さんが言い、シーシーは今日のことを謝る。フォン姐さんは休むようシーシーに言って部屋を出て行く。
ビニールに包まれたギターのソフトケースをインシオンはクローゼットから取り出す。ケースに封印していた赤い封筒を手に持つと、シウシウと駅で別れた時のことがよみがえってくる。
ジョンユーが電話を受け病院へ駆けつけると、父親のジャン・ジアホンが「美川閣へ行く」と大騒ぎをしていた。ジョンユーがいつものようにギターを弾き、落ち着きを取り戻すジャン・ジアホン。
ジョンユーは介護士から「さっき北投の記事を見て、急に興奮し始めたんです」と雑誌を渡される。そこには美川閣が載っていたが、ジョンユーには理由が分らない。
朝食の最中、フォン・フェイフェイの訃報を聞くインシオンたち。フォン・フェイフェイは美川閣まで来て、インシオンとシウシウの歌を聞いてくれ、認めてくれた人だった。気まずくなる中、インシオンは出勤する。
熱海ホテルへ入ったインシオンは、掃除をしていたジョンユーに「一言、謝ってよ」と言われる。拭いたばかりの所を踏んだと。謝るが「君は“清掃中”の看板を置いてなかった。あと、お客様には拭いたところを踏まれても文句を言うな」と指摘するインシオン。「どうやら君は初出勤だな。私が誰か知らない」とインシオンが言うと「あんたが誰であれ、ロビーは広いんだからあっちを通ればいいだろ」と言い返すジョンユー。インシオンは自分が副社長だと話し「態度がなってない。お前はクビだ」と告げる。「望むところだ」と言ってジョンユーが出てき、入れ違いにシューチンが来る。
シューチンは地下鉄の開通で新北投駅が復活することになり、地元でも何かイベントを開催して祝おうと熱海ホテル側に話す。協賛してくれればホテルは知名度が上がり、客も増えると。そしてシューチンは、今、リバイバルがはやっている、流しのコンサートはどうかと提案する。顔色を変えたインシオンは「流しはやらない。カラオケがはやる時代に流しはウケない。何でも協力するが、流しコンサートは考え直してくれ」と言って部屋を出て行ってしまう。
ーつづくー
ウー社長も年を取りました。
あれだけ強気でシウシウを結婚させたのに…。
それにインシオンにも悪いことをしたと思っているみたい。
シウシウは引っ越して(?)どこに住んでいるのか分らないのね…。
お母さんにも居場所を教えていないのかな?
シウシウらしくないとも思うし、シウシウらしいとも思う(;_;)
フォン姐さんがどうしているか気になっていたけど、まさかインシオンたちと一緒に住んでいるとは!!
でもシーシーに対して冷たいかなぁ?
ジョンユーがジャン・ジアホンの息子だったのもビックリ。
何だかいろいろ繋がりがあって…これからが面白くなりそう。
そのジョンユー役のフィガロ・ツェンくん、懐かしい~(*´ー`*)
久しぶりにお顔が見れて、ちょっと嬉しくなりました♪
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過去と現代を行ったり来たりで、よく分からない部分もあったけど、うささんのあらすじでおさらいができました~。
インシオンも、フォン姐さんまでもが、シャオホワたちと一緒に住んでいるんですね。
こんなに強い絆でつながってる仲間の輪の中にシウシウがまったく出てこないのが・・(涙)
連絡先まで絶ってしまって、どうしているのでしょうか。
インシオンも立派にやっているのに、と思うと切ないですね。
続きが気になります。
年を重ねても、英雄たち、みんな一緒でしたね。
風姐さんもあのようなことがあり、
それぞれの優しさを垣間見れましたが、
秀秀の関連のことはあの当時のままで。
ラストからは、当時のことを
そのままひっそりと仕舞っておけない展開になりそうで
子ども世代も絡んでこれからどうなるのでしょうか。
思い出しました。近代的な駅にホテルが並び
インシオンが入ったホテルに似た(?)所も。
初めて行ったけど整備され素敵な観光地に。
日本の能登の加賀屋まで出来てるし!
時間が経ち皆、老け(?)ましたネ。
インシオンが上手に老けてる~(^^ゞ
ホテルにあんな感じの支配人が居そう・・
スゴく似合ってるってのも変だけど。
台湾の歴史も垣間見ることが出来ました。
熊本の地震のニュースは心痛みますが
主人が台湾で仕事をしていた時にも地震が
あって~住んでいたマンションの部屋が
滅茶苦茶になって・・・
高層タワー101が丁度建築中でクレーンが
落下したこと、思い出しました。
色んなことが有りますネ!
このドラマも現代になってどんな風に展開して
いくのか、見ものです。