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中国ドラマ「霜花の姫~香蜜が咲かせし愛~」第47話 あらすじ

2019年08月06日 19時05分17秒 | 霜花の姫~香蜜が咲かせし愛~(中)

【登場人物】
錦覓(きんべき)…楊紫(ヤン・ズー) 花女神の娘
旭鳳(きょくほう)…鄧倫(ダン・ルン) 天帝の息子
潤玉(じゅんぎょく)…羅云熙(レオ・ロー) 天帝の息子 旭鳳の兄



湖畔。会いにきた月下仙人に「今日はなぜ私の所に?」と尋ねる彦佑。月下仙人は「一刻たりとも天界にいたくなくてな。あの冷血龍が即位して以来、璇璣宮と同様、冷ややかな雰囲気となり、この湖や山のような温もりはどこにもない。縁機の奴も不在で、今では話し相手すらおらぬ」と話す。だからここに来たと。彦佑は「人間の運命と寿命を操る縁機仙女がどちらへ?」と聞く。旭鳳と冷血女の人間界での出来事が忘れられず、潤玉が縁機仙女を深く恨み、歴劫へ行かされたと答える月下仙人。

彦佑が「錦覓は目を覚ましましたか?」と言う。月下仙人は「その名を口にするな。あやつが起きたから私は天界を出た」と怒り出す。「今でも分かりません。なぜ錦覓は愛する火神を…」と言う彦佑。月下仙人は「恐らくあの者は、旭鳳と潤玉の間で選択をしたのだ」と話す。「まさか…」と彦佑は何か思うが、それ以上は言わない。

彦佑は「先帝は自ら果てましたが、殺気香灰の毒だけでなぜそこまで?」と聞く。月下仙人も「寰諦鳳翎に守られているというのに、自ら果てた理由は確かに解せぬな」と返す。あの日以来、旭鳳の寰諦鳳翎も消えていた。「想いのかけらすら残さず、全てあの冷血龍のせいだ」と言う月下仙人。彦佑は「実はその冷血龍は、私の義兄なのです」と打ち明ける。蔌離は私の義母でしてね、と。

驚く月下仙人に、彦佑は「私は簒奪とは無関係です。義兄とは道を分かちました。でも長年の友・錦覓は情理が通じぬ者ではない。助けたら義理堅く霊力を返そうとしました。きっと火神が許せぬ行いをしたのでしょう」と話す。潤玉の義弟だったうえに錦覓をかばわれ「水族との付き合いも終わりだ」と怒ると、月下仙人はその場を後にする。
“私は義兄の陰謀を暴かなかった。どんな顔で錦覓に会おう?償う機会があるといいが”と思う彦佑。


栖梧宮へ行った錦覓は、侍女に了聴と飛絮の2人は月下仙人の所だと聞く。
旭鳳の使っていた机や椅子を見て、旭鳳との出来事を思い出す錦覓。ふと庭を見た錦覓は、樹を見ながら「鳳凰花は二季咲きの花。1季目に緑が訪れ、2季目には散る」とつぶやく。

庭に出た錦覓は枯れてしまった鳳凰の樹によみがえりの術をかける。しかし2度かけても樹は枯れたままでよみがえらない。「お願い、よみがえって。完全に死んでしまったというの?」と叫ぶように言い、涙を流す錦覓。しかし「私は一体、何をしているの?鳳凰は父の敵。なのに、なぜ…」と苦しい気持ちになる。そんな錦覓を月下仙人が見かける。

「やはり、そなたか。どの面下げて栖梧宮に?」と怒る月下仙人。そなたと旭鳳を結ぼうとしたことが悔やみきれぬと。責められた錦覓は「鳳凰は父上を…」と言い返す。月下仙人が「幼い頃から見てきたが、旭鳳はそんな輩ではない。あやつがそんなことをするはずが…」と言うと「信じたくないけど、これは事実なの。父上の死因は琉璃浄火。鳳凰本人も関わりを認めたわ。それに魘獣が吐いた夢が証拠よ」と話す錦覓。

月下仙人は「夢が証拠になると?」と言う。錦覓は「鳳凰がその手で父上を殺す夢で、鳳凰本人の夢よ」と答える。「それが事実だと、なぜ断言できる?」と言う月下仙人。錦覓は「現実の夢には実際に見聞きしたことが現れる。まぎれもない事実よ」と言う。それでも見聞きしたことが事実とは限らない、旭鳳がそんな凶行に走るわけがないと月下仙人は怒って行ってしまう。


夜。璇璣宮に戻ってきた錦覓は「あなたが好き」「私も君が好きだ」と言う部屋からの声を聞く。魚さんと鄺露?と思うが、続けて「魚さん、ずっとそばにいるわ。2人で生きていくの」「わかった。永遠に背くなよ」と言う会話が聞こえ部屋の中へ入ってみる錦覓。中には魘獣が眠っていた。

魘獣が吐き出した青い夢に錦覓の体から取り出した玉を見て「隕丹にひびが」と言うと、修復し錦覓の体に再び戻した潤玉が映し出される。さらに寝ている錦覓の手を握り「すまない。君が愛の意味を分からずとも、君を失いたくない」と言う潤玉の姿が。次に吐き出された黄色い夢には「魚さん、あなたが好き。ずっとそばにいるわ。2人で生きていくの」と言って潤玉に抱きつく自分の姿が映し出される。

「これはただの夢だ。だが目を覚ましたくない」と黄色の夢の中の潤玉が言った所に、本物の潤玉が部屋に入って来る。
潤玉は急いで黄色の夢を消す。戸惑った錦覓は、部屋を駆けて出て行く。


錦覓は潤玉が夢の中で修復した隕丹が何か分からない。旭鳳を刺したあと自分が吐き出した玉だとしたら、なぜ私の体に?魚さんはなぜ内緒で修復を?と思う錦覓。


錦覓が花界に戻って来る。母や父、義母の位牌の前で、錦覓は長芳主に「隕丹とは何なのです?」と聞く。魘獣の吐いた夢の中で陛下が隕丹の修復を、と。長芳主が錦覓の体の中に隕丹がないことを確認し、錦覓は「旭鳳を殺した日、何かが爆発したように胸が痛んだことを話す。
「あれは先の花神様がのませたものよ」と言う長芳主。花神様は情に苦しみ深く傷ついた、だから赤子のあなたに情や愛を消し去る薬・隕丹をのませた、愛を断つことで愛に苦しまぬ自由な生を贈ろうとしたの、と。

「それが幸せとは限らないのに」と言う錦覓。長芳主は今の天帝(潤玉)はあなたに一途なのは確か、そうした真心は大切にしなければいけないと話す。しかし錦覓は「でも私はあの人に後ろめたいことを」と言う。「まさか、まだ火神のことを?」と言う長芳主。錦覓は「分かりませんが鳳凰のことが頭を離れず、想うたびに胸が痛むのです。でも鳳凰は憎い敵。父上に顔向けができず、やましい気持ちでいっぱいに…」と言う。目を閉じて浮かぶのは鳳凰の顔だけ、と。

長芳主は新帝に期待する声も多く、天后の座についたら素晴らしい日々が待っているはずだと説得する。しかし錦覓は母の位牌の前に座ると「私を守ろうとしてくれてありがとう。でも愛する権利を奪うべきではなかった。隕丹のせいで心と頭がうまく働かず、過ちを犯しました。隕丹が消えた今、もう逃げません」と言う。


臨淵台。錦覓は廃皇后と会う。「あなたたち母子は、私の父と母を殺した。私が鳳凰を殺したのは、ただの敵討ちよ」と話す錦覓。錦覓が旭鳳を殺したと知り「この女に関わるなと、あれほど言ったのに耳を貸さぬからよ。洛霖を殺した私を責めに来たのか?」と廃皇后は涙を流す。私があんなに心血を傾けて策を講じたのに、と。驚いた錦覓が「鳳凰でなく、誰が父を殺したと?」と聞く。「私よ」と言う廃皇后。錦覓は「嘘だわ。父が死んだ時、あなたは牢獄にいた。下手人が他にいると言うの?」と声を荒げる。しかし廃皇后は「答えるとでも?一生、お前には教えないわ。苦しむがいい」と言う。飛び出して行く錦覓。


姻縁府へ駆けて来た錦覓は、月下仙人から追い出されそうになり「鳳凰は無実かも」と言う。月下仙人が憎んでいると感じ「鳳凰が下手人でないと分かったら、この命で償う」と涙を流す錦覓。もし私が誤って殺してしまったなら生きていたくないと。月下仙人は「そなたが死んでも旭鳳は生き返らない。だが旭鳳の汚名だけは晴らさなければならぬな」と錦覓に協力することに。


披香殿へ行った錦覓と月下仙人は、魘獣の夢録を探す。なかなか見つからない中、結界を見つける月下仙人。月下仙人が結界を破り、中から箱を取り出す。しかし、その箱にも封印が施されていた。
錦覓と月下仙人は協力して封印を解く。

中に入ってた夢録には、魘獣は栖梧宮ではなく錦覓の部屋に来ていたと書かれていた。前回書かれていた内容と違う、これは偽物だと動揺する錦覓。月下仙人は「偽物かはさておき、手を加えた者がいることは確かだ」と話す。錦覓は「青い夢は現実の夢。つまり真実よ。私は父上が死ぬところを見てはいない。つまり他人の夢だわ。私の夢だとしたら少しは見覚えがあるはず。だから絶対に違う」と言う。「錦覓よ。必ずしもそうとは限らぬ。何者かが夢に手を加えたなら、不可能ではない」と言う月下仙人。ハッとした錦覓は「鳳凰。私は本当に間違っていたのね。あなたの命を…」と苦しむ。


璇璣宮。肩を落として帰って来た錦覓に「陛下がご心配を」と言う鄺露。鄺露から潤玉が七政殿にいると聞き、錦覓は向かう。


七政殿へ行った錦覓は「父を殺めたのは鳳凰じゃない。父が殺されたあと、魘獣の吐いた夢を見たの。ちょうど鳳凰が父を殺すところをね。その時は鳳凰の現実の夢かと。でも今日、月下仙人と披香殿に行き、その夢に関する夢録をもう一度見て驚いたわ。魘獣は栖梧宮には行かず、私のそばにいた」と潤玉に話す。あの夢は旭鳳の夢なんかじゃなくて私の夢だった、でも私はそれを見ていない、しかも疑念が生んだ夢なら黄色いはずなのに、魘獣が吐いたのは青い現実の夢だった、つまり何者かが夢に手を加えて、黄色かった夢を青い現実の夢に変えたんだわ、と。

潤玉が「誰の仕業だと思う?」と聞く。錦覓は「あの夜、魘獣は陛下と私の家に」と言う。「先水神の調査のため、私は多くの夢を集めた。だが確認する前に父上に封印され君の言っている夢も見たことがない」と言う潤玉。錦覓は「天界の書物に責を負う披香殿の主事なら黄色い夢と青い夢のどちらだったのか覚えてるはず」と話す。潤玉は披香殿の主事を召し、話を聞いてみようと言う。そこに披香殿の主事が自害したことを鄺露が知らせに来る。

実は錦覓の後を追い、錦覓と月下仙人が披香殿へ行ったことを鄺露は知っていた。鄺露が報告し、その時「披香殿の主事は生かしておけぬな」と言った潤玉。


披香殿へ錦覓たちは行く。主事の近くには“書物改ざんの露見を恐れ自害する”と書かれた遺書が残されていた。主事の筆跡だったが、錦覓は「本当に罪の発覚を恐れて自害したなら、遺書は不要では?」と言う。


ーつづくー


月下仙人、錦覓を憎んでいると思うけど、やっぱり優しい。
それにしても縁機仙女がまさか歴劫に生かされているとは!!!( ゚艸゚;)

子供につらい思いをさせたくないという親心は分かるけど、やっぱり隕丹はのませてはいけなかったよね。
傷ついて学ぶこともあるものね(;д;)

洛霖を殺したのは“あの人”だと思うけど、錦覓が旭鳳を殺すように仕向けたのは“あの人”だとしたら残酷すぎる。
旭鳳に愛する人から殺される苦しみを味わわせるためだったのかもしれないけど、錦覓は自分の愛する人でもあるんじゃなくて?(;´д`)ノ
自分の好きな人に苦しみを与えるなんて、許されることではないと思う。

主事は敵でも何でもなく殺されたんだよね。
それではやっていることが廃皇后と同じ。
主事にも家族はいたはず。



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