鉄さんの家に行き、佩芸の居所を聞こうとしていた景風は、昨夜、父・敬亭も佩芸の行方を聞きに来ていたことを知る。
佩芸に会った敬亭は、金を渡し、子供は杭家で引き取って大切に育てると話す。子供の幸せを願うなら執着せず手放すべき、女手一つで苦労して育てても子供は幸せになれないと。外で話を聞いていた江福は、怒りながら家の中に入ってくると、子供は売らない、子供には母親が必要だと敬亭を追い返そうとする。しかし、景風が近く結婚すると聞いた佩芸は「子供は来月生まれます。迎えにきてください」と言う。
佩芸は敬亭にひざまずき、この子を大切にして下さいと涙を流す。
翌日。洗濯をしていた佩芸は「大切だからこそ、お祖父様に従うの」とお腹の子に語りかける。私といても一生苦労するだけ、大きくなってもきっと蔑まれる"父のいない子だ"と、と。そこに景風がくる。「父ならこにいる」と言う景風。佩芸はゆっくり振り返る。
私はあなたを苦しめるだけ、と話す佩芸に「たしかに苦しんだ。この数ヶ月、夜も昼も君を捜し続けたんだ」と景風は言う。佩芸が「結婚するのでしょう?」と言うと「身重の妻がいるのに何が結婚だ」と返す景風。ここにいる私を信じてくれと言われ、佩芸は「泣きながら「一生信じます」と言う。景風は佩芸を抱き締める。
「来月、1人迎え入れるぞ」と白玉琴に話す敬亭。白玉琴は徐恨だと思うが、敬亭は佩芸の腹の中の子だと言う。ああいう人間はお金のことしか頭にない、縁を切らないといつまでもお金をせびられると言う白玉琴。
景風はお腹が大きくなった佩芸を連れて街を歩く。陰口を囁かれ、景風に離れて歩くように言う佩芸。しかし景風は佩芸の手を離さず「気にするな」と言う。
佩芸を連れて杭家に戻ってきた景風に敬亭は驚く。「予想どおりね。獲物を手放すはずないわ」と白玉琴は言う。結婚もせずに孕むような娘よ、こんな恥知らずなことも平気でやってのけると。
佩芸が"景風"と呼ぶのを聞いた景珍は、私を名前で呼んだら承知しないからね、と告げる。
部屋に入った佩芸は、私のために家族と仲違いしないで、と景風に言う。景風は嘉沅から父親に似ていると言われた、いつも周到で人の顔色を見る、それはつまり勇気がなく逃げてばかりということ、自分のために勇気をだすよと話す。自分の行いに自分で責任を取って嘉沅を見返すと。「お嬢様はいないのに」と佩芸は目を落とす。
雲南。徐恨が仕事を終えて帰ってくると、庭に嘉沅と何人かの弟子がいた。すぐに出て行ってしまった徐恨を追いかけた嘉沅。徐恨は「弟子を呼ぶのはやめよう」と言う。もてなしに気も使い、夜は刺繍の習作を見なくてはいけない、君が心配だと。「私はとても丈夫なの。安心して」と嘉沅は言う。
敬亭は佩芸をしばらくは置いていいが、婚礼に関しては勝手は許さないと景風に言う。佩芸も婚礼を急いでいないはず、身重で賓客の前に出るなんて恥だと景風をなだめる白玉琴。
その話を聞いた佩芸は、ご両親は正しいわ、ご両親に従って、と言う。
翌日。佩芸の元に来た景珍は、嘉沅がどこにいるか聞く。佩芸が知らないと答えると、怖いんでしょ?嘉沅が戻ってきたら、あなたやお腹の子は兄さんに見向きもされなくなる、嘉沅がほんの少し色目を使えば兄さんは言いなりよ、と話す景珍。佩芸は「あり得ない」と言い返す。
雲南にいる嘉沅から佩芸に手紙が届く。お嬢様も身重だと江福に伝える佩芸。杭家での佩芸の扱いに不満を持つ江福は、景風の心を入れ替えられるのは嘉沅だけ、嘉沅なら助けてくれるはず、呼び戻そうと話す。しかし景珍の言葉に不安を抱いていた佩芸は「やめてください」と止める。
嘉沅の手紙には子供が生まれたら、いつか景風と3人で雲南に遊びに来て、子供たちの遊ぶ姿を見るのが楽しみね、と書かれていた。不安な佩芸は"景風に会わせるわけにはいかない。私の子供にも父親が必要だから。お嬢様、どうか許して。二度と会わないで"と思い手紙を燃やし始める。そこに「何をしてるの?」と景珍が。手紙を取ろうとする景珍ともみ合いになり、佩芸は灯籠にあたって倒れてしまう。佩芸は景珍に助けを求めるが、部屋中に火が回り、怖くなった景珍は1人で逃る。
火事の騒ぎで駆けつけた景風は、炎に包まれている部屋の中へ飛び込んで行く。倒れている佩芸を抱きかかえ、外に出て来る景風。佩芸はそのまま産気づいてしまう。
難産の末に産まれた子供は男の子だった。しかし生まれてすぐに亡くなってしまう。それを知った景風は急いで佩芸の元へ行く。佩芸はひと目子供に会いたい、死んでいても構わない、母になれなくとも、この腕に抱いてやりたい、と泣き崩れる。
これは報いなのか、とつぶやきながら、敬亭は過去を思い返す。身ごもった徐瑾に用が済んだらすぐに帰ると約束した敬亭。しかし敬亭は約束を破り、我が子を捨ててしまった。それがこの報いなのか、天よ、私に罰を与えるつもりか、と思った敬亭は「どうぞ、お許しください」と涙を流す。
白玉琴に焼けた部屋へ追いやられた佩芸は、杭家から姿を消してしまう。
傷ついた佩芸は江福の元に戻ってきていた。
景風は佩芸を呼び戻すと家族に話す。佩芸と結婚すると言う景風に、状況は変わったと認めようとしない白玉琴。しかし罪悪感を感じていた敬亭は、結婚するなら後悔はするなと言い許す。
景風は江福の家に迎えに行くが、怒っている江福は家の中にいる佩芸に会わせようとしない。しかし追い返そうとしても景風は諦めず「一緒に戻ろう。結婚するんだ。子供はまた作ればいい」と外から叫ぶ。
とうとう部屋に入ることができた景風は、佩芸を後ろから抱き締め「一緒に帰ろう。婚礼を挙げよう。結婚するんだ。子はなせなくとも君を娶りたい。一生君を守る」と言う。泣きながら景風の方を向いた佩芸は抱きつく。景風が「いいな」と言うと「景風」と言う佩芸。
ーつづくー
佩芸の子が(0д0∥)
せめて抱かせてあげたかった…駄目なのかな?
子供だってお母さんに一度は抱かれたかったよね…そう思うと切なくて切なくて。
佩芸は景風と嘉沅が会う事が不安だったみたいだけど…こんな時に嘉沅がいたら心強いのに(;_;)
それにしても景珍が許せない!!!
景風も以前に比べたら男らしくはなっていると思うんだけど、やっぱりどことなく頼りなく感じてしまう(o´д`o)=3
佩芸が杭家に行ってしまうと江福は1人になってしまうのね…。
一緒に杭家に行けると思っていたけど、思い込みだったよぉ(;△;)
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景珍が悪いのに、佩芸も言わないんだね~
戻って来ても幸せになれるのかな?
この景珍、母親絶対意地悪すると思う!
佩芸も嘉沅が戻ったら、景風がって…信じて欲しかったな!
嘉沅が居たなら、赤ちゃんと一目合わせて貰えたかも!!
それか、しきたりで会ってはダメなのかな???
敬亭ったら今になって懺悔ですかーーーーーでもまだまだ隠し通すよね!
江福~私も一緒と思ったら杭家には来れないんですね…
佩芸が結婚してもダメなのかな?佩芸を守る人が欲しい~
江福も一人では心配!
嘉沅と徐恨は幸せそうですね~
無事に産まれますようにU+1F64F
うささん、展開早いね~(≧∇≦)
悲しすぎます。
景珍は自分が原因で
尊い命が失われたことを認識しているのでしょうか。
罵倒はまだしも、してはならないことをしたことを!
そして、嘉沅たちの居場所が杭家に知られなかったことが
唯一の救いですが、佩芸あまりにも辛すぎますね。
でも、景風のことを信じて、江福さんの言葉が
届かない。。。この佩芸の愛は盲目過ぎます・・・