台ドラ+韓ドラで探せ!

台湾ドラマや中国ドラマ、韓国ドラマ、海外ドラマのあらすじなどが中心です。

中国ドラマ「岳飛伝 THE LAST HERO」 第57話 あらすじ

2016年02月27日 08時37分07秒 | 岳飛伝(中)

「再び北伐へ」 


岳飛、張憲、王貴は参内する。「召しに応じなかった罪を、どうかお許しください」と言う岳飛。高宗は「過去は水に流そう」と返す。
「朕が案じているのは岳殿の瞳疾が癒えたかどうかだ」と高宗に言われ「陛下の恩寵により、すっかり回復しております」と岳飛は答える。「件の医者を手引きしたのは秦丞相だ。治っていなければ秦殿を罰に問う」と笑う高宗。
高宗は剣を鞘から抜き「この剣が他の剣と違う点は?」と岳飛に聞く。

剣にあたった光で眩しい岳飛は「題字入りです」と言う。「文字を読め」と高宗が言い、岳飛は「“観 時 制 変 聖 哲 宏 規 善 勝 布 争 帝 王 妙 算”」と答える。「見事だ。よくやった」と言う高宗。すかさず秦檜が「題字を読むことのできる岳殿なら戦場でも状況を見極められましょう。陛下と民にとって、この上ない幸せです」と言う。
高宗は先帝が遺した至宝であるというその剣を「朕の代わりだと思え。そちに裁量権を与える」と言って岳飛に渡す。
韓世忠の水軍と張俊の部隊が岳飛の麾下に。


題字が見えなかった王貴は、なぜ岳飛が読めたのか不思議に思う。その字は以前、岳飛が上奏文に書いた字だった。陛下は出陣を強いるため、皆の前で題字を読ませ、視力の回復を証明したんだろうと張憲は話す。2人は秦檜の入れ知恵だと思う。


秦檜から呼び止められた岳飛は「あと少し下山が遅ければ、私は魚の餌になっていた」と言われる。岳飛は笑い「愉快な冗談を。陛下の寵臣が死罪になることはない。だが俺はいつ殺されるか分からん」と返す。「皆に期待されているのに、陰気なことを言うな」と言う秦檜。
岳飛は「北伐にあたり先に教えてほしい。今回は勝利と敗北のどちらを望む?」と聞く。秦檜は「正直に言おう。敗北したとしても私には生きる道がある。だが貴殿が大勝すれば私は苦境に陥るだろう」と答える。

「私の予想どおりだ。秦殿は勝利を望まぬようだな。私の場合、敗北すれば必ず殺されるが、勝利した場合も活路を見いだせぬ気がする」と話す岳飛。秦檜は意味が分からないととぼけるが、岳飛は「私の運命を握っているのは秦殿では?」と言う。「勝てぬ戦に最善を尽くす岳殿を、心より敬服する」と言う秦檜。岳飛は「戦果について、今、結論を下すのは時期尚早だ」と返す。


軍営に向かう途中、馬に乗りながら王貴が「なぜ姉上だけ軍営に呼ばなかった?」と岳飛に聞く。馬車に乗ってる岳飛は「朝廷は大軍を率いる武将に疑心を抱く。陛下を安心させるため家族を残したのだ。面倒事は減らしておきたい」と話す。納得する王貴。


雨が降りそうな気配に、岳飛たちは諸葛孔明を祀った孔明廟で一休みすることにする。岳飛はそこで出師の表を書き写す。


軍営に戻った岳飛を喜んで迎える牛皐と楊再興。兵たちも待っていた。
岳飛は「軍令を下す。短期で決着をつける。2か月以内に必ず金軍を宋から駆逐するぞ」と告げる。「承知」と皆が声を揃えて言う。


夜。外に出た楊再興は「岳雲も所帯を持った。俺も嫁が欲しい」とつぶやく。ふと、少し離れた場所に小慧がいる事に気付く楊再興。小慧も楊再興がいると分かる。
楊再興は小慧のもとまで駆けて行き「まだ寝ないのか?」と聞く。「眠れなくて…あなたは?」と言う小慧。「俺も眠れなくて、体を動かしていた」と楊再興は返す。
お互いに寝ようという話になり、分かれて歩き出す。しかし立ち止まった楊再興が小慧を呼び止める。

「俺は明日、出陣する。生きて帰れるか分からん。今、言わないともう言う機会がないかもしれない」と言う楊再興。小慧は「縁起でもないわ」と言う。
楊再興は「俺は山賊あがりだ。嫌われないか心配だった。この戦で武功をあげたら、そしたら君を…君を娶りたい」と言う。恥ずかしそうに顔をそむけ「嫌ってなどいないわ。でも…」と言う小慧。「駄目か?」と楊再興が聞くと「いいえ、あなたはいい人だわ。武功を上げなくても結婚したい。ただ私では釣り合わないわ」と小慧は言う。楊再興は小慧の両手を取り「何を言う。俺が戻ったら結婚しよう」と話す。小慧はうなずき、楊再興は嬉しそうに笑う。


桂娘との幸せな時間があとどれだけ続くかを心配する牛皐。長年命懸けで戦ってきた、万が一、と。「お黙り。何を言い出すのよ。あんたは絶対、死なない。もし死んでも、私は絶対にあんたを放さないわ。幽霊になってついていくから」と桂娘は言う。


寝台で娟児は朝早いからと子供を安娘に預けたことを岳雲に話す。岳雲は娟児に歌を歌ってもらいながら夜を過ごす。


岳家軍は4つの部隊に分かれ、それぞれ陳州、蔡州、順昌、潁昌へ向かうことに。
「かつて北伐に赴く際、俺は逆巻く長江を前に、ある言葉を誓った。“どんな賊にも長江を渡らせない”と。俺は誓いを守り抜く。お前たちは?」と兵たちに言う岳飛。皆は「誓いを守り、金軍を殺し、故郷に戻る」と連呼する。
岳飛は「今より我らは中原に向かい金軍を壊滅させる。国に報い、友を守ろう。金軍の跳梁跋扈を決して許さぬぞ」と告げる。そこに聖旨が届く。

“卿は報国の志高く、冷静に軍を導く。百戦に勝利し、気概は万人を凌駕す。その智勇は他人にはるかに勝る。特別に正一品の少保に封じ、河南と河北の招討使に任じる。また甲冑と馬鎧、弓矢一揃い、金襴の戦衣と帯、刀、銀製の槍、鞍、軍旗を1枚、下賜する”という詔が伝えられる。

楊再興は1万2千人を率い陳州へ、張憲は1万1千700人で潁昌へ、牛皐は1万3千人で順昌へ、王貴は1万5千300人を率い蔡州へ赴く。


兀朮は岳家軍が破竹の勢いで蔡州、潁昌府、淮寧府、鄭州、河南府を落としたという前線の報告を聞く。「短期間でどうやって同時に攻めた?」と言う兀朮。夏金烏は「配下の張憲や王貴、牛皐が別々に出陣しています」と答える。岳家軍の数が5万だと知った兀朮は「兵の数のわりに戦線が長い」と言い、岳飛がどこにいるか急いで調べるよう命じる。


盤上を見つめながら「町は奪還できたが、戦線が長いため兵力が分散している。危険だ」と言う岳飛。そばにいた楊再興が「陛下は張俊たちに協力を命じたはずだ。なぜ、まだ合流しない」と言う。岳飛は「期待するな。戦局が好転するまでは来ないだろう」と返す。そこに岳雲が。

「父上。王貴おじ上から援軍の要請です」と言う岳雲。今いる兵が5千だと聞いた岳飛は「500の背嵬軍以外は援軍に回せ」と命じる。「その作戦は危険すぎる。今は戦線を縮小し、兵力を集める時だぞ。兵が出払った時に金軍に襲われたら大変だ」と楊再興は止めようとする。しかし岳飛は「もう時間がない。さっさとケリをつけねばならん」と言う。命令に従えと。


将棋を兀朮と指していた宇文虚中は「上達なさいましたな」と言う。兀朮は「なぜだと?」と返す。「さあ…」と答える宇文虚中。兀朮は「お前は守るばかりで攻めぬ。私は守りに入らず、隙を突いてお前を追い詰めた」と言う。宇文虚中は笑い駒を動かす。顔色が変わる兀朮。「四太子は攻めてばかりで守らない。私が反撃に出ると追い詰められる」と宇文虚中は言う。その時、岳飛が500の兵と郾城にいるという報告が入る。
兀朮は自ら出陣し、一網打尽にしようと考える。


兀朮が1万5千の兵で攻めてくると知った民たちが、岳飛たちに撤兵を頼む。岳家軍さえいなければ私たちの命は無事、岳家軍はわずか数百人、勝ち目などないと。岳飛は俺たちが撤兵しても命は助からない、金軍は民にも容赦しない、と言う。それでも撤兵してほしいとひざまずく民たち。岳飛は「確かに俺たちは朝廷の禄をはんでいるが、実際の食物を作っているのは民だ。今、民が苦しんでいる。ここで逃げ出せば俺は天に顔向けできない。民にも自分の良心にも顔向けできない。岳家軍は民がいる限りこの郾城に残って戦う」と話す。岳雲が「岳家軍は残って戦うぞ」と言うと、他の兵も続けて言う。民たちは力強い兵たちに、岳家軍がいれば安心だと思うように。

岳飛をはじめ兵たちは自分たちの掌を切り、酒の入った甕の中へ血を垂らす。
血酒の入った器を兵たちが持つと「生死のかかった一戦だ。共に戦ってきた兄弟たちよ、さあ、乾杯しよう。来世でも義兄弟に」と言う岳飛。皆で飲み、器を割る。

岳飛は民に「俺の戦の方法は簡単だ。各自が武器を手に俺に従ってくれさえすれば必ず勝利できる。ついてきてくれ」と話す。民たちは岳飛に従い、戦うと言う。


ーつづくー


あれ?
岳雲たちって子供がいたの?Σ(゜д゜;)
娟児が子供を安娘に預けたって…。
岳飛たちもいつまでも仲良しだけと、こっちも仲良し(*´ー`*人)

小慧にプロポーズ?した楊再興がちょっと可愛かったです(@^-^@)
岳雲より早く結婚すると思っていたので遅いくらい?

牛皐も含めて、これから激しい戦いが始まる前夜の出来事というか、ひと時という感じでしたね…。
この幸せが続くといいんだけど、なぜか心配ヾ(・ω・`;)ノ
穏やかな感じのあと、ドーンと来ないよね?(悲しいことが)



↓ポチッと押していただけると嬉しいな。
 よろしくお願いします
にほんブログ村 テレビブログ 華流・アジアドラマ(韓国以外)へ
にほんブログ村

いつもポチッをありがとうございます(*´ー`*)





3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
戦線へ (time)
2016-02-27 23:56:33
岳飛が孔明廟を訪れましたね。
あいにくの雨。。。
出師の表を書いていましたね。
成都の武候祠には、実際の岳飛の書の石碑があるそうですよ。
孔明のどの部分を自分と重ねていたのでしょうか。

新たなカップルが誕生して、
戦いが終われば、それぞれに幸せが来てほしいですよね。
娟児の歌った歌詞も帰りを待つ内容でした。

秦檜は相変わらずで、本心がチラチラ。
岳飛がやや戦い急いでいるような気もしますが、
宇文虚中はどのように金から抜けだすのか
来週の展開が気になります。
返信する
出陣を前に (ねこ)
2016-02-29 15:49:35
孔明さんの出師の表、有名なんですね。
知りませんでした。
「三国志」で見てみたいです。

岳雲と娟児、楊再興と小慧、牛皐と桂娘、(たぶん岳飛と孝娥も)、それぞれのカップルが出陣の前夜に
幸せなひとときを過ごしてましたね。
うささんの仰るように、これからが心配。



返信する
出師の表 (くるみ)
2016-03-08 13:18:54
あ、そうなんですね!あのシーンは孔明廟で出師の表を書いていたんでしたか。
私は何を見てたんでしょう(苦笑)、すっかりスルーしてしまうところでした。「三国志」のドラマも見たはずなのに記憶になく。。。
うささんのあらすじにtimeさんの解説、勉強になります~。
返信する

コメントを投稿