葉凝芝(ようぎょうし)…ハー・ホンシャン
魏広(ぎこう)…シュー・ジェンシー 尚官局・轄司令
鄭淑君(ていしゅくくん)…ツァオ・シーウェン 皇后
朗坤(ろうこん)…ウェイン・ライ 尚官局・司正
「真実」
顔が赤くなる薬を李将軍に飲ませてしまう葉凝芝。傅貴妃は葉凝芝を捕らえようとするが、皇后が阻止する。皇后たちが傅詩桂の術中に陥ってしまった要因は舞にあった。葉凝芝は、少女のように踊るなんて普通の殿方にはできない、でも、その謎は解けた、と入門願いの文を掲げる。両親を亡くした姉弟は舞の師匠に弟子入りし姉妹として街で踊っていた、ここには傅詩桂のものとおぼしき指紋が、と。さらに葉凝芝は腹話術の師匠が書いた文も取り出す。
6つの声は腹話術がなせる技だったと話す葉凝芝。李将軍の顔が赤くなり、皆は驚く。傅貴妃が皇后の言った“6つの幻影を見た”という言葉が虚言なのか聞く。葉凝芝は筒に仕掛けてあった針を吹いて飛ばし傅貴妃の首に刺すと、皇太后と皇后に幻覚が起きる前、何かに刺されなかったか尋ねる。皇太后が刺されたと答え、皇后は先ほどもチクッとしたと言う。
葉凝芝は先ほの筒を皇帝に見せ、これは月陵国の暗器、毒針は毛のように細く体に付着すると体内に入り込み幻覚症状を引き起こす、と説明する。そんな中、針を刺された傅貴妃が、空に龍がいると騒ぎ出す。全て傅貴妃の策略だったと分かる皇帝。
葉凝芝は、この詐術を見抜いたのは魏殿、しかし今は人事不省に陥っている、救えるのは傅貴妃に軟禁された江医師だけ、と皇帝に訴える。皇帝は直ちに江の軟禁を解き、魏広の治療をさせるよう命じる。
厳寛は自ら牢へ戻っていく。
江医師が魏広を診る。2日前に治療できていれば今頃は回復していた。しかしこの2日間で脳内の血塊がかなり大きくなり現時点では手の施しようがないと言う江医師。助かる見込みは3割だと。
葉凝芝は大榕樹の元へ行く。そこに皇帝が来る。葉凝芝は木の伝説を知らない皇帝に、皇后様から教わりました、この木には黒蛇の精霊が宿っていて祈りを捧げれば3つの望みを叶えてくれる、でも叶ったあと凶事がも起こるそうです、と話す。私も願い事をした、全て魏殿に関すること、でも唱えるたび魏殿に災いが降りかかっている、最後の願いは“魏殿を助けてください”でした、でも傅貴妃に治療を阻まれてしまったと。
魏広が助からないかもしれないと思い涙を流す葉凝芝。皇帝はただの偶然だと慰める。
皇帝の元に辺境から一向に勝報が届いていなかった。だが魏広は梁の支柱になれる男で、後宮の混乱を鎮めてくれるかもしれないと思った皇帝は、黒蛇の精霊に願いを唱えようとする。葉凝芝がこの木は不吉だと止めると、朕の心配を?、と聞く皇帝。
皇帝はそんなに思い悩むほど魏広が好きなのか?と尋ねる。そなたを見ていれば分かる、だが宮中で恋愛することは許されない、宮中にいる女は皆、朕の女だと。慌てて葉凝芝は、私の片思いだと言う。
皇帝が立ち去り、葉凝芝もその場を離れようとする。そこに腰を丸めた太監が来て袋を置くと駆けて行ってしまう。
袋の中には魏広を助けるための方法が書かれた紙が入っていた。高太監のように腰の曲がった老齢の太監が置いていったと江医師に話す葉凝芝。これを施せば魏殿は助かると江医師は言う。
葉凝芝は現れた太監が、どんな理由があって四脚太監に扮し医術を教えてくれたのか分からない。助かると確信した皇后も見当がつかず、魏広に考えてもらいましょう、と言う。
朗坤から御花園の月下美人が咲くと聞いた皇后は、夕方、同行するよう葉凝芝に話す。まだ朗坤のような男をそばに置くのかと尋ねる葉凝芝。そこに朗坤が来る。傅貴妃の邪心にもとうに気づいていた、だからお前に捜査をさせつつ朗坤に内情を探らせていた、と葉凝芝に言う皇后。葉凝芝は、しかし朗殿には二心があったのでは?、密偵でありながら傅貴妃の味方をしていました、私が真相を暴露した際、焦っているように見えたのは気のせいかしら?、と言う。命の変更がない限り私は忠実な密偵であり続ける、と言う朗坤。皇后も朗坤を信用しきっていた。
ほどなくして魏広が目覚める。順調に回復して行く魏広に、葉凝芝は書きためていた文を渡す。
葉凝芝と快癒した魏広は皇后の元へ行く。四脚太監について、神出鬼没だが間違いなく宮中の人間、また現れて私たちを助けてくれるはずだと葉凝芝は話す。
貴妃を追い込んだ2人に恩賞は何がいいか聞く皇后。皇后は葉凝芝に3つ与えるから考えておきなさいと言う。
永徳宮を出ると魏広は恩賞について聞く。葉凝芝の欲しい1つ目の恩賞は母や雑技団の指名手配を解いてもらうことだった。2つ目は梨花学堂の皆がいじめられないこと。自分の望みはないのか?と魏広が言う。葉凝芝は官吏に昔から憧れていたと答える。民の不満を代弁する良吏になり朗坤を懲らしめると。魏広は、ならば私は女官の葉殿との縁談をお願いしよう、と言う。恥ずかしそうに、女官になれるよう頑張らなきゃ、と言う葉凝芝。
調べると高太監の亡骸はあった。高太監に扮したのは正体を隠すため、明せぬ身分があるということ、変装する理由はその者自身にある、推移を見守ろう、と葉凝芝に話す魏広。
魏広は母が亡くなったあと独りで暮らしていた。そのあと将軍だった父が先帝の命で車裂きの刑に。父の罪状は敵国との密通を疑われたことだった。問いただした皇太后は慰めるだけ。魏広は“父は無実”との思いを強くする。皇后に仕えているのは冤罪を晴らしてもらえるからだけではなく、立后を機に勢力を増大させた皇后の下にいれば父の遺志である将軍という道が開ける、と葉凝芝に言う魏広。罪人の子が将軍職に就くのは困難、皇后に望みを託すしかないと。
葉凝芝は恩賞として、雑技団の指名手配を解き涵城に戻らせてほしい、梨花学堂の管理から朗殿を外してほしい、と皇后に頼む。どちらも皇后は聞き入れてくれる。3つ目は魏広を将軍に任命し、出征させてほしいというものだった。しかし、それは私が決めることではない、と皇后が言い、3つ目の恩賞は保留となってしまう。
皇后から宮中を出て3年以内に魏広と夫婦になってもいいと言われた葉凝芝。話を聞いた魏広は、待っててくれ、必ず求婚する、と言う。
冷宮にいる貴妃から処刑前に会いたいと言われ、葉凝芝は会いに行く。
貴妃の息子・康は南平王妃の元へ向かわされていた。あの女に預けることは死を意味する、お前の頼みなら皇后様も聞くはず、康を善良な貴嬪に預けるよう皇后様に伝えて、と葉凝芝に頼みこむ貴妃。
葉凝芝は、傅貴妃は間もなく処刑される、皇子に情けをおかけになったら皇室の血が継承され慈悲の御心も示せる、と皇后に康のことを頼む。恩賞の話を白紙に戻すと気分を害した皇后に言われるが、これは恩賞より大事なこと、罪なき皇子を巻き込むべきではないと葉凝芝は話す。皇后は聞き入れることにするが、罰として1年間、私に仕えなさい、と告げる。
魏広を呼び、陛下の怒りを買った傅貴妃は、今晩、毒酒を賜る、龐康を連座させぬようすぐに陛下に求めるゆえ連れ戻しに行きなさい、と命じる皇后。
皇后がその場を後にし、葉凝芝はしばらく嫁げなくなったことを魏広に詫びる。皇子を連れ戻すために葉凝芝が己を犠牲にしたと分かり、君らしい、と言う魏広。
魏広は皇子の馬車を追い連れ戻す。傅貴妃と束の間の再会をさせる魏広と葉凝芝。
しばらく傅貴妃と康を2人きりにする。
葉凝芝と魏広が部屋に戻ると、傅貴妃に抱かれながら康は寝ていた。魏広は康を抱きかかえ連れて行く。
ーつづくー
皇帝が大榕樹に来たのは葉凝芝が気になったから?(✽ ゚д゚ ✽)
葉凝芝が魏広を好きだと気付いたと思うけど…。
でも、宮中にいる女は皆、朕の女だ、って言っていたよね。
それはそうなんだけどぉぉぉぉぉ(;´д`)ノ
皇后がなぜこんなに朗坤を信じきっているのか不思議。
梨花学堂の皆にひどいことをしているのは葉凝芝から聞いているはずなのに( *¯ㅿ¯*)
もちろん、他のことも。
悪人だったけど、康と別れなくてはいけない傅貴妃は切なかった(;д;)
その時は母親の顔だったものね…。
でも康と2人きりにさせたことはちょっと心配。
何も吹き込んでいないよね?ヾ(・ω・`;)ノ
え、考えすぎ!?
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ジェンシーさんの流し目に悩殺された一人ですが、彼の腹筋にもびっくり。すごく細くて、そんな筋肉があるように見えない。
傅貴妃が康と2人きりになったときに
「母の無念さを晴らしておくれ」と吹き込んだのでは?と思いました....
中国ドラマにはよくあるあるですもんね~
魏広の回復力が早い!
ユーさんの目の付け所、魏広の6パック腹筋に注目して見てました(≧▽≦)
厳寛は牢に戻り、傅貴妃は・・・
ご本人は後悔がないと言いながら、康が可愛そう過ぎ増した。
あの年なら、母の最期のことを覚えていますよね。。。
自分が不利になることも理解しながら、
凝芝が傅貴妃の願いを聞き入れるところもいいですよね。
そして、それを許す皇后さまも。
朗坤も実は皇后さまから命ぜられたスパイだったとは。。。
いろいろ驚きがありますが、
怪事件が解決して、魏広が回復してくれたのがこの回の一番の収穫でした!