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中国ドラマ「秀麗伝~美しき賢后と帝の紡ぐ愛~」第49話 あらすじ

2017年03月31日 15時42分37秒 | 秀麗伝(中)

「賢后 陰麗華」


劉強は「皇后の言うように、母上が劉衡を殺したので?」と過珊彤に聞く。そばにいた過主が「“皇后”?もう、あの女のことを皇后と?」と言う。「劉強、何もかも、お前のためなのだ」と言う過康。劉強が「劉衡を殺したこともですか」と感情的に言うと、過康は「なぜ過珊彤の仕業だと?証拠は?」と言い返す。陛下は陰麗華を溺愛し夫婦の情も顧みず珊彤を廃した、劉衡の死を口実にしてな、と。

劉強は「では誰が劉衡を?」と尋ねる。「不運だったのよ。劉衡が早世し、私たちもつらいわ。でも一体なぜ陛下は過家に罪を着せると?皇太子を潰すためよ。過家と河北の諸将を後ろ盾とするお前は陛下の脅威となる」と言う過主。鼻で笑った過康は「息子を恐れるとは滑稽な話だ」と言う。
劉強は「今後、母上のことは第2皇子がお世話します。明日、北宮にお移りを」と告げる。「劉強、お前まで私を見捨てるの?お願いだから一緒にいて」と過珊彤はすがりつくが、劉強は振り払って出て行ってしまう。

過珊彤に駆け寄った過康は「劉強は突然の事態に動揺しただけだ」と慰め、過主は「血も涙もない男だわ。過家に対する恩も忘れ、陰麗華のためにお前を廃すなんて」と劉秀を責める。「母上、なぜなのです。愛してもらおうといくら頑張っても彼は振り向きもしません。陰麗華には真心を尽くすのに。不公平だわ。一体なぜ?陰麗華に比べれば私の愛なんてまったく価値がないと?だから踏みつけに?どうして?」と泣きながら言う過珊彤。

過主も涙を流しながら「もはや、これまでよ。それ以上、嘆かないで。闘うのはやめましょう。諦めるの、分かった?」と過珊彤に言い聞かせる。納得できない過康が「母上、正気ですか?今、引き下がれば元の木阿弥ですよ。しかも珊彤が闘わなければ、過氏一族も滅びる。一歩もあとに引けません」と言う。「お黙り。元の木阿弥?まだ分からないの?私たちは負けた。完全なる敗北よ。私たちは宮中の笑い者となったのに闘うことに意味がある?」と言う過主。過康は「母上が闘わせたくせに、今さら何です?“完全なる敗北”?まだ劉強がいます」と言う。

過主は「劉強に望みを託せるとでも?劉秀に弱みを握られなければ劉強はしばし安泰よ。でも、いずれ廃されることはお前も分かるはず」と話す。「駄目よ。劉秀、私を恨んでも疎んでも構わない。でも劉強はあなたの血を分けた子よ。廃太子なんて絶対許さない」と言う過珊彤。過主は「今は自分をいたわりなさい。劉強は皇子には変わりないわ。でもお前が北宮に送られるのは私も胸が張り裂けるほどつらいの」と言う。昔、私は兄に同調しお前を劉秀に嫁がせた、お前に栄華を極めさせるためにね、けれど、しょせんはかない夢、こんなことならお前をごく普通の殿方に嫁がせ暖かい家庭を築かせるべきだったわ、たかが一時の権勢を得るために娘の幸せを犠牲にするなんて、と。

謝る過主に過珊彤は「いいえ。母上は悪くありません。この過珊彤は、今生、彼以外の殿方には嫁げません。ただ私は何もかも失ってしまった。私も母親なのですよ。だから劉強があの女に虐げられるのは見過ごせません」と言う。さらに「私は陰麗華より1年遅く嫁いだだけ。彼には懸命に尽くしてきた。でも結局、私が間違っていた。全部私が悪いのでしょう。彼のために毒薬を飲み、彼のために母上に反抗したことも間違いでした。彼に詰め寄ったりしたことも過ちです。悪いのは私よ。彼はどうしてもっと早く私の過ちを教えてくれなかったの」と言う過珊彤。


子供たちに祝福されながら、麗華が皇后となる。


琥珀を想いながら酒を飲む陰興。そんな陰興に尉遅峻が「琥珀を殺害した過家の者を尋問しました。黒幕は過康です」と報告する。証拠も証人もあるので、この機に…と。しかし陰興は「待て。姉上が立后され過家は窮地に陥った。今、罪を暴けば奴らは捨て鉢になる。常軌を逸した行動に出るかもな。待とう。過康には必ず罪を償わせる」と言う。


落ち着かない過康に「座りなさい」と言う過主。過康は「座ってなどいられませんよ。陰興は真相を突き止めたとか。陰麗華が立后されても劉強は皇太子のままなので、明日の朝議では皇太子派と共に奏上します」と話す。「何を奏上するの?」と過主が聞くと「“廃太子に反対する”と。皇太子派は百も承知です、皇太子の失脚で己の美女や屋敷など一切を失うと」と言う過康。皇太子が廃されると噂を流せば彼らは動くはずだと。そこに劉秀の勅命が届く。

朝議の決定に基づき、過康が陽安侯に封じられ、過家には金100両が授けられる。さらに廃后の件で皇太子は罪に問われず、過家も罰せられない。
使いが帰った後、過主は「しばらく身を慎むのよ。皇太子の座さえ守れれば、劉強がいずれ珊彤の屈辱を晴らしてくれるわ」と過康に告げる。


3年後、干ばつが中原を襲い民を苦しめた。劉秀は麗華が止めるのも聞かず、自ら慰撫することを決める。劉陽と劉強が共に力になりたいと言い、劉秀は連れていくことにする。

心配する麗華のため、陰興は伯父の弟子・程馭を招いていた。驚く麗華に「脚のほうはいかがです?」と尋ねる程馭。麗華は「おかげさまで、ほぼ全快したわ」と答える。
陰興が「これで安心だろ?程殿は侍医の長として陛下に付き添い、お身体を守ってくれる」と話し、麗華はうなずく。


被災地に着いた劉秀は、民たちに粥を配る。そんな中、倒れそうになる劉秀。支えた陰興は急いで侍医を呼ぶよう叫ぶ。

劉秀を診た程侍医は「ただの暑気あたりゆえ、すぐ回復するかと」と言う。


劉強をひと気のない場所へ連れて来た過康は「程侍医の処方だ。この処方で調薬したら、お父上に飲んでもらえ」と言う。「でも弟が…」と劉強が言いかけると「お前は皇太子だ。長子として責任を果たすべきでは?父親の介抱を弟に押し付けていると思われるぞ」と叱る過康。これはお前がやれと。


劉強は劉秀のいる天幕に薬を持って行く。入り口には陰興がいた。「陛下は休息中です。薬は私が」と預かる陰興。劉強が立ち去った後、受け取った薬が怪しいと思った陰興は、その薬を自分が飲み干してしまう。そこに劉陽が来る。
陰興の持っている器を見て「それは…」と言う劉陽。陰興は「別に。暑気払いの薬湯だ」とごまかす。


陰興は程馭に診てもらう。程馭は驚き「毒に侵されていますよ」と告げる。薬を飲み間違えたと陰興は言うが「臓腑が癒着し、気血が逆流している。薬の飲み間違えなどではないはず」と言う程馭。陰興が解毒できるか聞くと、程馭は「毒の正体がまだ分からないので、まずは鍼で毒性の穏和を」と答える。

「将軍も命を大事にせねば」と程馭は言う。陰興は「琥珀の死後は生きることに意義などなくなった」と話す。程馭は「確かに命には限りがあり、誰しも死を免れません。しかし将軍が命を祖末になさったら家族はお悲しみになります。皇后様もしかり、将軍の今の言葉を聞けば嘆かれましょう」と言う。「程侍医の言うとおりだ。医者は病だけでなく、心も癒せるのだな」と言う陰興。


陰興は薬を煎じていた劉強の所へ行く。劉強のそばには劉陽もいた。
劉陽を劉秀の元へ行かせた陰興は、劉強の煎じていた薬を蹴飛ばしてしまう。驚く劉強に「皇太子殿下。誰がこの薬の処方を?」と陰興が聞く。自分の煎じていた薬を見た劉強は「伯父上が…」と答える。陰興は「急いで薬のすり替えを。二度と過家に利用されぬよう。さもなくばお命を失いますよ」と言う。過康のしたことが分かり「ひどすぎる」と言う劉強。さらに「道を誤らぬよう」と陰興が言い、劉強は耐えられず行ってしまう。


過府。「なぜ、そんなことを?」と過康に言う過主。過康は「妹のためです」と言う。過主は「あの子を思うなら自重しなさい。私にはお見通しよ。劉強を利用し実権を握る気ね。しかも劉強に薬を運ばせるとは。露見すれば真っ先に罰せられる」と言う。お前の行為は妹と甥を傷つけていると。過康は「私は母上に従ってきましたが、母上は私に目もくれず妹に心血を注ぐばかり。結果は惨敗ですよ。今後、私は己のために戦う。どうぞ母上たちはご勝手に」と言い捨てて行ってしまう。


北宮に来たとたん「卑怯すぎる。ご寛大な父上と“母上”にまた背くとは」と過珊彤を責める劉強。過珊彤は「母をそんなふうに見ていたの?やっと来てくれたと思ったら訳もなく母を罵るなんて。何が“皇太子殿下”の気に障ったの?さっき…何と言った?“父上と母上”?すでに他人を“母上”と?」と言う。劉強は「母上も永遠に私の母です。でも以前、言ったように私は逆賊にはなりません。伯父上は私を利用し父上に…。私は危うく父上を殺めるところでした」と話す。

「伯父上はお前のためにやったのよ。考えてもみて、お父様はもう体が優れないの。お前が即位できれば母は陰家に復讐できるわ」と言う過珊彤。劉強は「陰家は敵ではありません。陰皇后も優しい方です。母上たちは間違っている」と言い返す。そんな劉強の頬を「お黙り」と言いながら過珊彤は叩いてしまう。憤りを感じ、出て行く劉強。


劉強は“忘れないで、お前の母は私よ”“劉秀に陰麗華、この人でなしめ”という過珊彤の悪夢や幻聴に襲われる。


再び母の元へ向かった劉強。自分の頬に触れた過珊彤から「まだ痛む?」と聞かれ、劉強は「いいえ。昨夜、母上の夢を見ました」と言う。「夢の中の母は老いていた?」言う過珊彤。劉強は「いいえ。美しく、優しかったです」と答える。
じきに過珊彤の誕生日が来るため「何か欲しい物はありますか?」と劉強が尋ねる。過珊彤は覚えていてくれたことを喜び「お前と一緒に家庭料理を食べたいわ。もし、お父上もいたら何よりね」と話す。


被災地から戻ってきた劉秀に跪いた劉強は、北宮はわびしく見るに忍びない、私を母のそばに置いてくださいと頼む。さらに「明日は母の誕生日です。母の願いは家族水入らずの食事だけ。ぜひ父上もお越しください」と言う劉強。劉陽も跪いて「どうかお聞き入れを」と頼んでくれ、麗華も「夫婦のよしみで祝ってあげて」と口添えする。「朕はよき妻子に恵まれ幸せ者だ」と言う劉秀。
劉秀は「皇太子よ、そちは周りの影響を受けず純朴で心優しい。立派だぞ」と褒め、明日、北宮へ行くことにする。


翌日。劉強と乾杯した劉秀に「北宮は凍てつくほど寒く、私の心も冷え切りました。ただ親孝行な劉強はいまだにこの母を気にかけてくれます」と話す過珊彤。
過珊彤は袂から袋を取り出す。劉強が「中には何が?」と尋ねると、過珊彤は「かつて盗賊に斬られた母の髪が入っているの。お父上に救っていただいた時、私は感激したわ」と言う。その出会いのあと私は心を決めた、今生を共にするのは私を救った劉文淑しかいないと、私はいとしい劉文淑を想い続け、幸い天の計らいで彼に嫁ぐことができた、けれど…私の愛は報われなかった、私が得たのは身を切られるような思いと深い恨みだけ、と。

過珊彤は袋から髪を出し、床に落とすと席を立つ。「過去は消え去った。もはや執着などありません」と言いながら劉秀のもとまで歩いていった過珊彤は杯に酒を注ぐ。「ただ今日は私と乾杯していただけませんか?今生、陛下に愛を捧げた私の最後の願いです」と言う過珊彤。杯を手に持ち、劉秀は立つ。過珊彤は“私を救ったことが間違いだったのよ”と思う。


ーつづくー


今回の過珊彤は怖かったヾ(・ω・`;)ノ
何かに取り憑かれているというか何というか。
精神状態が…。

本当に劉強がいい子すぎて(;д;)
過家の陰謀にも利用されて可愛そう。
劉秀が毒を飲んでいたら耐えられなかったかも。
とはいえ陰興が飲んでしまって…。
解毒薬は作れるのかな?
やっと麗華も落ち着けたのに、陰興に万一のことがあったら…(;△;)

過珊彤がお酒を注いでいたけど、まさか毒が入っていないよね?Σ( ̄ロ ̄lll)
最後の言葉も気になる…。


とうとう残りも1話に。
どんな結末が待っているのかな?



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2 コメント

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優しい息子、劉強 (time)
2017-04-02 21:01:51
劉強は本当に優しいですし、母一族の言葉を鵜呑みにしていないところがいいですね。
そのうえ、母のために素敵なお誕生日プレゼントを企画して。
こんな家族がいることが過珊彤には本当に救いと思いました。

あとは、陰興。劉強兄弟のためにここまでできるなんて。
陰家の人々は本当に平和な世のために尽くしていますよね。
琥珀のこともありますが、まだまだ陰興は必要な人と思うので、
先を急がないでほしいです。。。
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本当に、、、 (Berry)
2017-04-06 00:31:55
本当に、皇太子は優しいですよね。そして夫婦の縁を絶つと言ったのに、お祝いなんて!?
これは皇太子の願いだから、、いいエピソードですね。
陰興は、、疑わしいのに薬湯をなぜ全部飲んじゃうの?捨てたらよいのに、、、自分の身体で確認したかったからかな?捨て鉢のようで痛々しいです。
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