台湾ドラマ「ショコラ」第7話 あらすじ

「過去の恋人」


帰りの車内。秦是吾は「学校はどうだ?」と辰巳千恵に聞く。「先生が美人だった。怖かったけど」と楽しそうに答える千恵。「その割に機嫌いいな」と言う是吾に、千恵は"私のナンレン(私の男)が現れたとたん学校であんな騒ぎになるなんて、機嫌だってよくなるわよ"と思う。先生がどんなに怖くても平気だと。

千恵が鼻歌まで歌い始め、是吾は自分にも昔、音楽をやっている友人がいたと話す。ヤクザにそんな友人がいるなんて、と思う千恵。是吾は車を止め、言いにくそうに、とても大切に思ってた、だが今は違う、だけどこのあたりは今も同じで…と胸のあたりに手を持っていく。しかし千恵は意味が分からない。仕方なく「俺には昔、彼女が…」と是吾は話し始めるが、豚の血餅の販売車が通り、千恵はさっさと車を降りて買いに行ってしまう。

戻ってきた千恵は豚の血餅を食べながら是吾が言いかけた言葉を考えてみるが、出所してしばらく経つのに女の人が尋ねてきたことはない、何かの聞き間違いだと思う。


夕食。皆が食事をしているダイニングテーブルで、千恵は明日の試験勉強をしていた。「先生が美人だそうだ」と言いながら席を立つ是吾。「音楽をやる女は美人が多い」とすかさず阿栗が言う。何か言いたげな顔をするが、是吾は何も言わずに行ってしまう。そんな是吾を見て「ねぇ、是吾って、昔、彼女がいたの?」と聞く千恵。しかも音楽を勉強してたとか、と。驚いた阿栗は、思わず「奈奈さんを知ってるのか?」と言ってしまう。とたんにその場の空気が変わり、奈奈のことを聞こうとする千恵に「その話はそのへんにしておけ。その方がみんなのためだ」と修造が止める。そこにビールを持って是吾が戻ってくる。

様子のおかしいみんなに「どうした?」と聞く是吾。阿門が「奈奈さんの事を聞いてた」とぼそりと答える。阿栗が慌てて話題を変え"絶対に何かある。私に隠し事しようなんて甘いわよ"と思う千恵。皆は千恵と目を合わせようともしない。


稲重会に河合社長も含めた幹部が集まる。ムチャはしても狂犬は身内、秦是吾のために身内を殺すとはどういうことだと謝沢の行動を責める幹部たち。会長のお許しもなく兄弟を始末するなど言語道断、会長を無視した行動だと。しかし「俺が許可した。狂犬は組織を裏切った」と言う会長。会長が「騒ぐな」と言い、幹部たちは我々の早合点でしたと言って帰っていく。

会長の前で頭を下げ「稲重の掟を破りました。なんなりとご処分を」と言う謝沢。会長は「これは投資だ、よくやった。秦是吾は優良株だ。この投資は必ずモトが取れる。今日、お前をかばったのも同じ理屈だ」と返す。


翌日。千恵を大学まで車で送った是吾。試験に遅れそうで慌てていた千恵は、助手席に楽譜を忘れてしまう。

楽譜を忘れたことに気づいたが、取りに行けずそのままチェロを弾き始める千恵。そこに楽譜を持った是吾が来る。「楽譜を届けに」と言う是吾。千恵はホッとしたような笑顔になる。そんな是吾を見る先生。是吾も先生の顔を見て、互いに驚く。動揺しながらも先生は「授業中です。外部の方はお帰りください」と言い、是吾は千恵に楽譜を渡すと出て行く。


奈奈との楽しい思い出とつらい別れを思い出す是吾。
麦松奇が撃たれ、復讐に燃えた是吾を奈奈が止める。戻らない覚悟の是吾に「行かないで。私のために、お願い」と言う奈奈。奈奈は「行くなら私たちは終わりよ」と言うが、それでも是吾は「すまない。俺は血連の是吾だ」と言い残して行ってしまう。奈奈は是吾の背に向い「違うわ、血連の是吾じゃない。違うわ、違うのに」と叫ぶ。


是吾が迎えに来ず、ずぶ濡れになって帰って来た千恵。庭では阿栗と修造が傘を持ち、雨に濡れながら椅子に座っている是吾を見つめていた。千恵は阿栗の持っていた傘を取ると、是吾の元へ行き「私のお迎え忘れた?」と怒る。しかし抜け殻のような是吾は返事をしない。

千恵は阿栗たちの元へ戻り、なぜ是吾が雨に打たれているのか聞く。「昔の彼女が戻ってきた」と返す阿栗。「どこにいるの?」と千恵が聞くと。阿栗は「あんたの先生だよ」と答える。驚いて持っていた傘を落としてしまう千恵。


皆が夕食を食べている最中、ぼんやりとしている是吾に「もう過ぎた事だ。目を覚ませ」と言う松奇。どんな別れ方をしたのか知らないが、未練があっても過ぎ去ったこと、再会しても過去は戻らないと。その時、千恵の携帯に電話が。
電話を切った千恵は、明日、奈奈先生が家庭訪問で家に来ると皆に伝える。急にビクビクし始める阿栗と修造。松奇は千恵の先生なら遅かれ早かれ会う機会もある、逃げ出さずに向き合うべきだと話す。


阿栗と修造は松奇にも隠していたことがあった。服役中、留学した奈奈に手紙を送り続けていた是吾。しかし返事はなく、是吾は半病人のようになってしまう。見兼ねた阿栗たちは、奈奈の結婚式の招待状を作り、是吾にあきらめさせていた。しかし結婚はウソで、招待状もねつ造していた阿栗たち。
事情を聞いた松奇は、阿栗と修造を叱り飛ばす。


翌日。家庭訪問に来た奈奈。千恵は席を外し、是吾と奈奈だけになる。返事をなぜくれなかったのか聞く是吾。奈奈は今さら言っても意味がないと返す。奈奈が結婚をしたと思い込んでいる是吾は、祝いの言葉と「お前が結婚したと聞いた時は…」と言いかける。「私が結婚した?」と奈奈が不思議そうな顔をしているところに、駆けてきた阿栗と修造がひざまずいて頭を何度も下げ行ってしまう。すぐに理解した奈奈は、ふっと笑い「騙されたのね。私はずっと独身のままよ」と言う。


阿栗と修造を捕まえた是吾は「今度こそ、本当のことを言えよ。俺はよりを戻せるのか?」と聞く。まだ、やり直せるのか?と。「きっと大丈夫です」と言う阿栗。


阿栗は是吾と奈奈の再会を祝うが、千恵は気に入らない。1人で酒を飲んでいる千恵の元へ行き「悩みがあるなら話してごらん」と優しく言う松奇。
何も言わなくても千恵の気持ちが分かる松奇は、ある男の子が迷子として保護され、施設へ送られたと話し始める。男の子は自分の名前さえ忘れ、口をきこうとしなかった。いじめられているところを奈奈が助け、名前を聞いた奈奈に「僕…」とようやく声を出した男の子。しかし名前が言えず「僕は"僕だ(シーウー)"」と男の子は言う。それを聞き「これからは"是吾(シーウー)"と呼ぶね」と言う奈奈。
その日から男の子はしゃべるようになり、名前もついた、それが秦是吾の名の由来だと松奇は言う。

是吾の人生は奈奈と切り離せない、あの2人は幼い頃同じ施設で育ち、支え合って生きてきた、あの2人にとってお互いが恋人であり大切な身内、ワシがあんなことにならなければ2人は決して別れなかったはず、2人の関係は単なる恋人とは違うと話す松奇。ボトルのお酒を一口飲んだ千恵は、つらそうに「じゃあ、あの2人は…よりを戻すと思う?」と聞く。奈奈は気が強い、一度決めたら曲げようとしない、よりを戻すかはワシにも分からんと松奇は言う。


奈奈の好きなキキョウの花がなく、バラの花束を持って大学へ行った是吾。そんな是吾に、返事を書かなかったのは別れると決めたから、でも戻った、あなたに会って証明したかったの、あなたに未練がないことを、あなたが何を言おうと私には何の関係もない、と奈奈は言う。それでも是吾は諦めず、奈奈にチャンスがほしい、もう昔の俺とは違うと説得しようとする。

奈奈は「あの時、あなたは私ではなく組長を選んだ。ヤクザをやめて今度はケーキ店。どうして?」と聞く。「組長のためだ」と是吾は答え「いつでも麦組長のため。全然、変わってない」と奈奈は言い放つ。


ーつづくー


狂犬がどうなったのか気になっていたんだけど、あのまま亡くなっていたのね…Σ( ° △ °|||)
刺されただけだと思っていたの…。
是吾を利用しようと思っている会長に、謝沢が違和感を感じていたように見えたけど、どうだろう?

マーチくんがコ○ラのマ○チのお菓子を持ってるo(≧∇≦o)
こういう、ちよこっとしたところもいいですよね。

是吾の元カノ?が奈奈だと分かり…。
"自分の男"だと思って、ご機嫌だった千恵もつらそう。
是吾を突っぱねている奈奈の本心はどうなんだろう?
奈奈だって切り離せない相手だと是吾ことを思っているはず。(たぶん)
それに是吾が出所する頃に戻ってきたことも気になる。
是吾にとっては奈奈より"おやじ"の方が大事というより、奈奈なら自分がいなくても1人で生きていけると思ったのかな…。
それなら"守る"相手の千恵ならどうだろう?

恋敵?が先生だから、千恵もこれから大変かも。



是吾の元カノさんて「僕らはふたたび恋をする」でピーターさん演じるジアカイの元奥さん役を演じていた女優さんですよね?
あの時、あまりいい役じゃなかったから、是吾が千恵に気持ちが傾き始めてから"やっぱり"と言わないか心配ヾ(・ω・`;)ノ




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