独孤伽羅(どっこから)…胡冰卿(フー・ビンチン) 独孤家の末娘
楊堅(ようけん)…張丹峰(チャン・ダンフォン)
独孤曼陀(どっこばんた)…李依晓(リー・イーシャオ)
宇文護(うぶんご)/太師…徐正溪(シュー・ジェンシー)
宇文邕(うぶんよう)/皇帝…イン・ハオミン
李昞(りへい)…ルー・シンユ
宇文護は「私の堪忍袋の緒が切れる前に去れ」と曼陀に言う。曼陀は言い繕うとするが、宇文護が「去れ」と言い放ち、逃げるように出て行く。
馬車に乗りながら宇文護の言葉を思い返す曼陀。「恨んでやる。あの者どもを恨んでやるわ」と曼陀が叫び、気づいた秋詞が馬車を止める。秋詞は気遣うが、怒りの収まらない曼陀は意識を失ってしまう。
唐国公の屋敷。医者に診てもらったあと、鍼で曼陀を目覚めさせた王氏。目論見が外れ落ち込む曼陀に、王氏は懐妊したことを伝える。突厥へ行く前にできたのかと、と。子を無事に産めば後継ぎの問題が解決できると思った曼陀は、女でも男にしてみせると王氏に同じ頃合の妊婦を数人探すように言う。
曼陀は何も喋れない李昞に「あなたはもうすぐ死ぬのよ。そうすれば私の子が跡継ぎになる。早く死ねばいい。なぜ李澄は死んだと?私が殺させたの」と言って笑う。
鳳儀殿に贇を連れて来た宇文邕は「贇のことは頼んだぞ」とアシナ皇后に渡して出て行こうとする。「夕餉には私の母国の料理を」と言うアシナ皇后。振り返った宇文邕は「それはいい。政務の合間の夜食にする。届けてくれ」と明るく言う。肩を落とすアシナ皇后。
曼陀はアシナ皇后に拝謁し、李澄のことで驚かせたことを詫びる。口がうまい曼陀につい「同じ独孤家の娘でも、あなたは物腰が柔らかで親しみやすい。なのに…」と言ってしまうアシナ皇后。曼陀は「楊夫人のことですか?妹は昔から愚かで教養がないのです。幼い頃から妹とは仲がよくありません」と言う。
めまいに襲われた曼陀は、病ではなく、昨日、懐妊していることが分かったと話す。アシナ皇后は「宮中へやって来て何かあればどうするの」と心配するが、皇后様に幸せのお裾分けができればと、皇后様が皇子をお産みになればこの周に世継ぎができます、と言う曼陀。年も近い曼陀を気に入ったアシナ皇后は、自分の髪に挿していた簪や贈り物を曼陀に渡す。
楊堅は宇文護に呼ばれ、太師の屋敷へ行く。宇文護が楊堅を呼んだのは、観相師・趙昭(ちょうしょう)に楊堅を見させるためだった。宇文護はしばらく話たあと、楊堅を待たせ着替えに行く。
陰から楊堅を見た趙昭は「あの方は威勢が良く英気もあり柱国になる器です」と宇文護に話す。宇文護は「私はどうだ?」と聞く。「帝王の相はあれど風格が足らず殺気が強い。“孤月に相寄る星なし”と申します、帝位を狙うには気運がたりませぬ。勢いある者の力を得れば成就するでしょう」と言う趙昭。趙昭は褒美を受け取り下がる。
宇文護は「“楊堅は顔相に難あり”と言っていたが、これで安心したか?楊堅が私に服従すれば、丞相にしてやる」と哥舒に話す。「でも楊堅を取り込む前に、父の楊忠の存在をお忘れなきよう」と言う哥舒。あれは皇帝に忠実だと。
着替えて戻って来た宇文護は、自分の息子・乾嘉(かんか)と麗華の縁談を楊堅に持ちかける。楊堅は家のことは妻が握っていて私の一存で決められないと言う。「では伽羅と相談せよ。この婚姻により、わだかまりを解消したい。宇文家と楊家が縁を持てば、この天下に逆らう者はいなくなる」と言う宇文護。
太師の屋敷を出た楊堅に趙昭が話しかけてくる。「今日、太師が楊様を招いたのは私に観相させるため。お話をなさっている時、物陰から見ていました。私が楊様を“柱国の器”と言わなければ、あなたは10日以内に落命していた」と話す趙昭。楊堅がなぜそんな話をするのか尋ねると、趙昭は「私の母は随州におり、水害の時、慈悲深い楊様が先導し民を救われました。母も命拾いしたので、その恩返しです」と言う。さらに趙昭は「今後、楊様は人を誅して帝王になります。今の言葉を忘れぬよう」と告げる。
病の楊忠の世話をしながら、趙昭の言葉を思い返す楊堅。ぼんやりとしている楊堅に、父が「お前を取り込もうと太師が縁談を持ちかけたゆえ迷っているのか?」と聞く。違います、伽羅も反対ですし、どのように断るか考えているだけです、と楊堅は答える。楊忠はもう長くない自分が亡くなったあと、遺言と称し3年間喪に服せば麗華には3年の猶予ができると話す。
「宇文護は信じてはならぬ。陛下は年若くとも宇文護の圧力に耐えて来たお方だ、油断してはならぬ。右も左も選び難いのであれば、どちらにも深く関わらぬことだ」と言う楊忠。自分が死んだら伽羅と子供達を連れて故郷に帰るのだ、4年もせぬうちに宇文護と陛下のいずれかがしびれを切らし争いを始めるだろう、そうなった時にどちらを主にするか決めてもいいと。
楊堅は楊家が臣下のままでいいと思っているか聞く。楊忠はやりたいと思うことをやればよいと返す。
秋詞は買収した侍衛と宮女から伽羅と宇文邕が会っていたことを聞く。その話を聞いた曼陀は、今度こそ逃さない、と言う。「また楊大将軍に告げ口し、逆に罵られたいのですか?楊夫人は妹ですよ」と言う王氏。しかし曼陀は、突厥では命懸けで救ってやったのに私を顧みず李澄の手助けをし、私が軟禁された時も伽羅は知らん顔だった、と言う。そして「天は私に子をくれたんだもの。こたびはきっと私の味方をしてくれる」と言う曼陀。
曼陀は元気のないアシナ皇后から、陛下に嫁いでからしばらく経つが、最初は私にお優しかったのに最近は月に2度ここへ来るだけ、それ以外は政務ばかり、それに乾安殿にも入れてもらえない、と聞く。陛下が私に冷たいわけではない、だけど常によそよそしいと。ひざまずいて「恥ずかしくて耐えられぬ思いです」と曼陀は言う。
アナがもう我慢できないと、あの日、乾安殿に入れなかったのは、殿下が中にいなかったからだと話す。申し訳なさそうに曼陀は、陛下が皇宮から出た目的は妹との密会だと言う。さらに伽羅の悪口を吹き込む曼陀。そんな中、間者からアナに、2人が今、乾安殿で会っているという報告が。
乾安殿。麗華は宇文護の娘、宇文護の息子には嫁がせられない、と宇文邕に話す伽羅。皇太子妃になれば臣下に会うことも多くなり、麗華の目のことも伽羅は心配する。「ならば宇文護を殺そう」と言う宇文邕。そのことを前から相談したいと思っていたと。宇文邕はひそかに自分の見方を増やしていた。伽羅や楊堅にも力を貸して欲しいと言う。
楊堅は「分かった」と返事を。「でも力で対抗しないで。殺し合いをすれば民が苦しむだけだし、斉と梁に好機を与えることに」と言う伽羅。
その時、麗華が自分に意地悪をした贇の腕に噛み付く。殿下にいじめられたと麗華が訴え、宇文邕は麗華に謝るよう贇を叱る。
宇文邕は麗華を抱き上げ「父上と菓子を食べよう」と言う。気にかける伽羅に「いいのだ。麗華を愛してくれる者は多いほどいい」と言う楊堅。
宇文邕が麗華を連れて行き、伽羅もついていく。楊堅はすねている贇をなだめ、一緒に碁を始める。
乾安殿に来たアシナ皇后は、入り口の隙間から麗華に父上と呼ばせる宇文邕を見る。その横には伽羅がいた。「陛下を父上と」と曼陀に言うアシナ皇后。曼陀はアシナ皇后を別の場所へ連れて行く。
アシナ皇后たちが中を見ていたことを宇文邕は気づいていた。
曼陀は「あれは私の姪で麗華と申します。楊堅にも話したのですよ、“陛下と伽羅の子だ”と。でも楊堅は信じず、逆に私を罵ったのです」と言う。怒って乗り込もうとするアシナ皇后を「陛下を怒らせては皇后様が損をします」と止める曼陀。陛下が宮中にいない時に呼び出せばよいのですと。
宇文邕が鳳儀殿に来る。不機嫌なまま出迎えるアシナ皇后。そんなアシナ皇后に「面白いものを見せようか」と宇文邕が言い、捕らえられた曼陀が連れてこられる。
ひざまずかされた曼陀はアシナ皇后に助けを求め、宇文邕は「早く皇后に余興を見せよ」と告げる。
ーつづくー
麗華が宇文護の息子と(✽ ゚д゚ ✽)
宇文護に断るのは大変そう。
そんな中、楊忠が(;д;)
今までも咳き込んでいたので心配だったけど、急に悪化してしまって。
まだまだ楊堅も教えてもらいたいことがあるし、頼りたいはず。
アシナ皇后が乾安殿を覗いた時、ちょうど宇文邕、伽羅、麗華の3人しか見えなくて。
楊堅も贇もいたんだけど・・・。
曼陀のことは多くの人が知っていると思うので、誰か気をつけるように言っててくれたらよかったよね。
天が子供を授けてくれたのは、もう一度曼陀に改めるチャンスをくれたんだと思ったけど…。
結局、いつものように悪い方向に都合よく解釈して(;´д`)ノ
そして、やらかした!!
またまた面白いところで続く。
早く次の展開が見たい(*≧ω≦*)
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それにしても、麗華が喧嘩をした時に、
目が光っていましたね。。。
太師(宇文護)は本当のことを知らないので、
視聴者側としては(笑)ちょっと複雑でした。
曼陀は、太師がダメと分かって、皇后についたのでしょうが、
姐姐が書かれているように、次回どうなるのか、気になります!
こんにちは、約一年前に「独孤伽羅」放送されながら、途中断念しまたが、再度深夜放送で録画を見ております。
ところが、先日42話未放送(J:COMメンテナンスにつき放送されなかったのです!)詳しい内容を知りたくて、検索いたしましたらこちらのブログにとても解りやすく解説されていて、本当に助かりました。
「蘭陵王」で冒頭黒ずくめで天女に会った「楊堅」は大好きなハン・ドンでした。
また、宇文邕も敵ながらとても素敵で、天女をお互い慕うシーンは涙が止まりませんでした。
曼陀役の美人さん、「後宮の涙」で陸貞のかんざしを見て実母を言い当てた人でしょうか?
今後どのように展開していくのか、録画見終えましたら、解説拝読させていただきます。
ありがとうございました。
ねこねこさん 猫ちゃんとっても可愛いですね。
わたしも猫ちゃん大好きです。
お礼だけでごめんなさい(;д;)
あらすじを読んでくださってありがとうございます(๑'ᴗ'๑)
せっかく視聴しているドラマを今後も楽しんでもらうために、
少しでもお役に立ててもらえていたら嬉しいです(*´◡`*)
「蘭陵王」の楊堅とは、またちょっとイメージが
違いますよねヾ(・ω・`;)ノ
曼陀役の女優さん、「後宮の涙」を見たのがずいぶん前で
しかも忘れっぽいので(汗)、出ていたか覚えていなくて
ごめんなさい(;д;)
ねこねこの猫のこともありがとうございます♪
コメントもありがとうございました(*´◡`*)
後宮の涙もご覧になっていたのですね。
私も見ていました!
詳細は覚えていないのですが、
曼陀役の女優さん=李依暁さんは『後宮の涙』に公主役で出演されていたと思います。
別のドラマですが、『項羽と劉邦』の虞美人もとても美しかったですよ。
機会があれば、ぜひチェックなさってください!