烈如歌(れつじょか)/歌児(かじ)…ディリラバ
銀雪(銀せつ)/雪衣王(せつい)/雪公子…ヴィック・チョウ
戦楓(せんほう)…チャン・ビンビン
雷驚鴻(らいけいこう)…チャン・ホー 江南霹靂門の若君
暗夜羅(あんやら)…ライ・イー
「母の面影」
蓮池に来た歌児は戦楓の指示で蓮の植え替えが行われていることを知る。荘主への誕生祝いにするそうです、と言われる歌児。
歌児は両親の話を聞くため梨院へ。銀雪は歌児を楓院へ連れて行く。戦楓は稽古へ行き留守だった。
銀雪はこの部屋の中で歌児の両親が命を絶ったと話す。烈明鏡は戦楓をここに住まわせることで戦楓こそ暗夜冥の子だと暗夜羅に信じさせたと。そして戦楓はここで父上への誤解を深めていった、とぽつりと言う歌児。
銀雪は歌児に母親の寝台と化粧台を見せる。寝台に座り、自害する前の両親に会えたか歌児が聞く。銀雪は私が来た時は母君はすでに息絶えていたと答え、母親が暗夜羅を刺した簪を返す。その簪で歌児が指を傷つけ、激しい憎悪が込められている、やむを得ない場合を除いて使うな、と言う銀雪。銀雪は手巾で簪を包む。
歌児が私は母に似てる?と尋ねる。銀雪は、そなたらは瓜二つだ、ただ母君は川辺の葦のごとくか弱い一方そなたは誠に気丈だ、ゆえに顔が似ていても誰も間違えない、と話す。母は暗夜羅を刺してから自害を遂げた、弱々しいのは外見だけでは?、と歌児が言う。
暗夜羅にも弱点があるはずだと思う歌児。銀雪はやつは人間ではなく魔物だと言う。歌児がなぜ暗夜羅が魔物になったのか聞く。ある女のためだ、と銀雪は言う。歌児はそれが母だと気づく。
深く愛せど永遠に得られない女だ、と言う銀雪。驚いた歌児は、でも母は暗夜羅の姉も同然よ、と言う。銀雪は、暗夜羅という男は欲望のままに生き道徳観がない、だが母君は違う、心優しい女子だったがその点では妥協しなかった、ゆえに悲劇が起きたのだ、と話す。歌児は自分が母に扮せば暗夜羅を殺せると考える。簡単にだませる相手ではないと分かっている銀雪は、危険を冒すな、と言う。それでも、両親の敵は討たなきゃ、天下と江湖のためにも必ず暗夜羅を殺すわ、と言う歌児。歌児は両親に、2人の恨みを晴らし江湖から暗河宮を除きます、と誓う。もちろん暗夜羅も、と。
庭の木に鎖で繋がれた鳳凰を見つける雷驚鴻と刀冽香。駆け寄った雷驚鴻だったが、触らないで、と鳳凰は言う。動くと鉤が肉に食い込むと。そこに裔浪が来る。兄の仕業だと分かり、刀冽香が話に行こうとする。しかし“この件は城主の私事ゆえ他の者は口を挟むな”と、と裔浪が言う。俺が行く、と駆けていく雷驚鴻。その後を刀冽香が追いかける。
雷驚鴻は鳳凰を放すように言うが、刀無暇は聞き入れてくれない。それでも雷驚鴻が頼むと、ひざまずき私に服従しろ、と言う刀無暇。ひざまずいた雷驚鴻は、お願いします、鳳凰を放してください、刀城主、と言う。
雷驚鴻は?と刀冽香に聞く鳳凰。数日後、私と婚礼を挙げると話した刀冽香は、ずっと嫌がっていたのに、あなたのために兄に屈した、と言う。鳳凰はつらいのに雷驚鴻のため手当てをしてくれる刀冽香に、私は雷驚鴻の女じゃないの、と告げる。男と女の関係じゃないのよ、あの人は私を愛してない、雷驚鴻はあなたを裏切ってないわ、と。
刀冽香は部屋から出ると外にいた雷驚鴻に、兄上は“婚礼後に鳳凰を無刀城から出す”と、と話す。今日は致し方なく…と言う雷驚鴻。刀冽香は分かってると返す。
鐘離無涙が暗夜冥の侍女をしていたおばあさんを歌児の元へ連れてくる。まずは暗夜冥の大好きな髪形に結い上げるおばあさん。髪には暗夜羅を刺した時の簪を挿す。歌児が母が一番好きな衣の色を聞くと、荘主と同じですよ、とおばあさんは言う。お母上によればお父上と出会った時、真っ赤な衣を着ていたそうです、それから“一生で最も幸せだったのは新婚初夜だった”とも、と。
新婚初夜。私の出自を嫌わないでくれてありがとう、と暗夜冥が礼を言うと、私は今後、名を伏せてそなたと静かに暮らしたい、と話した戦飛天。
梨院。部屋の前まで来た歌児の腕を引っ張り、中へ入れた銀雪。銀雪は、折を見て戦楓を暗河宮に戻らせる、と小声で話す。壁際に押さえつけられている歌児が、こうすることと何か関係があるの?、と聞く。ある、戦楓に私たちの仲を嫉妬させるのだ、と銀雪は言う。銀雪が口づけしようとし、歌児は自分から放すと、人に見せたければ戸を開けましょう、と言って戸を開ける。様子をうかがっていた侍女たちが慌てて仕事に戻る。
銀雪は周りに見せつけるように座った歌児の後ろに立ち、手をとって絵を描く。私をだましたわね、戦楓を暗河宮に戻したければ本人にそう伝えればいい、と言う歌児。銀雪は、今頃気づいたか、と笑う。銀雪は茶を持ってきた有琴泓に歌児のことを奥様と呼ばせる。
歌児が梅院に戻ってくると戦楓が待っていた。部屋に入れた歌児は、銀雪から聞いた?、と尋ねる。戦楓が、ああ、と答え、虎穴に入るのも同然よ、父上のために、つまりあなたの父のために用心を重ねてね、と言う。そして、また誤解される戦楓に謝る歌児。戦楓は、父上はもっと誤解されていた、と言う。
断雷荘の件の証拠である、証人の供述書を差し出す戦楓。これで刀無暇を成敗できると歌児が言う。歌児がいつ集めたのか聞き、戦楓は謝小風の死後だと話す。山荘を奪って無刀城を倒したら真相を暴く気だったと。武術大会の時に刀無暇を罰すると言う歌児。
戦楓は、蓮を植え替えた、来年には蓮の花が見られるはずだ、と言う。
蓮池へ行った戦楓は、自らも蓮の植え替えをする。配下たちは、不快なのだろう、荘主と公子がお熱い仲だからな、と噂する。
おばあさんから母の笑う時のしぐさを教えてもらう歌児。それを見た銀雪は、私の歌児を返せ、今の歌児は嫌いだ、と冗談を言う。
鞭しか使えない歌児に、暗夜冥の剣術を仕込む銀雪。暗夜冥は暗河宮の先代宮主から習っていた。
おばあさんは、お母上は暗夜羅を幼い頃から育ててかわいがっていました、お伺いした昔話によるとあの魔物は肝が太くてお母上を連れ暗河宮の墓地に行ったとか、と歌児に話す。一緒に聞いていた銀雪が、地下宮殿だ、と言う。暗河宮の歴代宮主の位牌と遺骨が安置されている、と。歌児が行ったことがあるのか聞く。首を横に振った銀雪は、あそこへ行った者は皆自害する、と答える。おばあさんは、こんな話も伺いました、暗夜羅は怖いもの知らずで、当時、卓の上の位牌を指しながら、いつか自分たち2人の位牌も置こうと言ったそうです、と言う。
副荘主と師匠が衝突を、と慌てて有琴泓が歌児に知らせに来る。歌児はその場にいた鐘離無涙と凌堂主と一緒に裏山へ向かう。
争う2人を止めた歌児は、なぜ公子に手を上げたのか戦楓を問い詰める。歌児の手を引き、俺はもう離縁した、よりを戻そう、と言う戦楓。復縁は不可能よ、と歌児は言うが、戦楓は諦めようとしない。戦楓を殴った歌児は、父の顔を立ててここにいさせてるのよ、と言う。烈明鏡の顔を立ててここにいさせていると?と戦楓が言い返す。俺たちの間にそんな口実が必要か、と。
歌児は戦楓に背を向け、あなたが裔浪と結託して父を殺した時に私たちの縁は完全に切れたの、と言う。驚く凌堂主。さらに歌児は、私はあなたを断罪せず命を守ってあげたのにまだ不満なの?、と戦楓に言う。凌堂主がどういうことか尋ねる。戦楓は下手人の1人なの、と答える歌児。怒った凌堂主は剣で戦楓を殺そうとする。歌児は刃を握って止め、だめよ、たとえ憎くても殺せない、父の愛弟子だもの、と言う。そして戦楓に、去って、ここに留まれば命のに保証はないわ、と告げる。
戦楓は副荘主の座を辞し烈火山荘を出たと歌児が山荘の者たちに話す。
烈火山荘を出た戦楓は、暗河心法の全てを伝授した、よく覚えておけ、何が起きても雑念を振り払い心法の修練に励み暗夜羅を倒す機会を待て、という銀雪の言葉を思い返す。
銀雪に手当てをしてもらいながら戦楓を心配する歌児。銀雪は、暗夜羅は疑い深いがやつにとって戦楓は暗夜冥が残した唯一の子だ、殺しはしない、と話す。
暗河宮に戻った戦楓は、酒瓶を床に叩きつけ怒りをぶつける。そこに暗夜羅が来る。烈如歌の件で去ったはず、と言う暗夜羅。戦楓は烈如歌が欲しいのですと言う。暗夜羅は、たやすいことだ、そなたの望むものは何でもやろう、私を裏切った者は皆死ぬがそなたら母子だけは別だ、そなたらは私にとって唯一の弱みだな、私に従えば烈如歌を与える、と話す。
出て行こうとする暗夜羅に、銀雪は烈火山荘にいます、と戦楓は言う。
ーつづくー
鳳凰がかわいそう(;д;)
雷驚鴻に尽くして尽くして、こんなに傷つけられて。
分かってはいたけど、刀無暇が残忍すぎる(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
早く歌児に成敗してもらいたい!!!
暗夜羅はなぜ暗夜冥を墓地に連れて行ったんだろう( ̄▼ ̄|||)
好きな人と一緒に行くところじゃないと思んだけど…。
どうしてそこへ行った者は皆自害するのかも知りたい。
戦楓にそなたの望むものは何でもやろうと言った暗夜羅だけど、烈如歌が暗夜冥とそっくりでも戦楓に渡すかな?(ㅎωㅎ*)
あと銀雪が烈火山荘にいると知ってどうするか…。
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