中国ドラマ「如歌～百年の誓い～」第39話 あらすじ

烈如歌(れつじょか)/歌児(かじ)…ディリラバ
銀雪(銀せつ)/雪衣王(せつい)/雪公子…ヴィック・チョウ
戦楓(せんほう)…チャン・ビンビン
雷驚鴻(らいけいこう)…チャン・ホー　　江南霹靂門の若君
暗夜羅(あんやら)…ライ・イー



「愛の決断」


雷驚鴻の飲んでいた酒を取り上げ、投げてしまう刀冽香。刀冽香がどうすれば気が済むのか尋ねるが雷驚鴻にも分からない。雷驚鴻が無刀城への恨みとお前とどちらを選べばいいか聞く。刀冽香は、私よ、当然じゃないの、と答える。兄を殺した男だけど、それでもその男と一緒になりたいのよ、と。たとえ悪人でも殺すべきではなかった、だが俺の仲間たはお前の兄に殺されたんだ、そうは言ってもお前を責めたりできない、と言う雷驚鴻。

刀冽香は涙を流しながら、いつまでも一緒にいたい、ずっとあなたのそばに、烈火山荘の婚礼の夜あなたと過ごしてからそれだけを願って来た、と話す。雷驚鴻は、あの時別れてから毎日夢の中にお前が現れた、怖くて触れなかった、もし触れてしまえばお前を奪いに行きたくなる、お前が無刀城と無縁ならきっと連れ去っていた、こんなに誰かを思ったことは一度もない、と言う。奪わなくてもあなたのものだと言う刀冽香。雷驚鴻は刀冽香を抱き上げ寝台へ連れていく。


翌日。刀冽香の寝顔を見ていた雷驚鴻が体を起こす。腕をつかんだ刀冽香が、どこへ?、と言う。歩いて来ると返す雷驚鴻。これで俺たちは夫婦に…と言いかける雷驚鴻を止め、刀冽香は江湖の者はこだわらなくていいと言う。どう言えばいいのか雷驚鴻が聞く。“いくら嫌がろうと奪ったからには俺の女だ”、と笑う刀冽香。雷驚鴻は、そんな俺はもういない、と言う。恨んでいるか刀冽香が尋ね、雷驚鴻は首を横に振る。


歩いていた雷驚鴻は鳳凰を見かけ側へ行く。刀無暇の女に?と聞く雷驚鴻。鳳凰は侍女を下げると、至って元気そうね、と言う。傷も負ってない、まさかすでに刀無暇に…と。雷驚鴻は心配し、無刀城から早く去るように言う。屈服したのね、と言う鳳凰。雷驚鴻が顔を背け、鳳凰は失踪した日からずっと捜していたのよ、無刀城の仕業と思い無事かどうか案じていた、悪い想像ばかりしていたのにこんなに元気だったとはと話す。

自分を捜すために鳳凰が無刀城へ来たと分かり、去るように言う雷驚鴻。しかし鳳凰は、嫌よ、あなたがいつまで無事かこの目で見たいの、と言う。そして、あなたがいるいる限り、私もここにいると言うと行ってしまう。刀冽香はそんな2人を見る。


洞賓楼の料理を食べ酒を飲んだ雷驚鴻は、味に覚えがあると言う。毎日、食べていたじやないの、と言う刀冽香。届けさせていたのか?と雷驚鴻が聞くと、刀冽香は自分で買いに来ていたと答える。


刀冽香は離縁状を書かせるために烈火山荘へ行くと刀無暇に話す。刀無暇は認め、来月の武術大会の招待状も持って行くよう告げる。さらに雷驚鴻との婚礼は武術大会の日に行うと言う刀無暇。雷驚鴻は弟を殺した、だが我らは恨みを捨てて無刀城と霹靂門の結盟を各門派に知らせるのだ、霹靂門の過ちを我らが補う、そうすれば無刀城は江湖において敬われる存在となる、と。


梨院。銀雪の見守る中、修練をしていた戦楓。暗河心法を極めれば心が闇に覆われ道を踏み外すやも、と有琴泓は心配する。しかし銀雪は武術に正邪の別はない、心が善ならば道を誤ることはない、だが雑念が多ければやっかいなことになる、と言う。銀雪は戦楓が全てを乗り越え、雑念を捨てて修練できると信じたい。そんな中、駆けて来た歌児が、ここにいたのね、と言う。戦楓の心が乱れてしまい、修練の最中に姿を見せないでくれと銀雪は歌児に言う。でも急用があって…、刀冽香が訪ねて来たの、と言う歌児。


刀冽香は4年に一度行われる武術大会の招待状を持っていた。用はそれだけ?と歌児が聞くと、刀冽香が手に持っていた招待状を戦楓が取る。刀無暇ごときが執り行うとは笑わせる、とそれを投げてしまう戦楓。帰ってくれと。刀冽香はもう1つ用がある、離縁状を書いてほしいと言う。すぐに戦楓は墨と筆を持って来させる。

帰り際、刀冽香を呼び止めた歌児が断雷荘で姿を消した雷驚鴻の行方を知っているか尋ねる。無刀城にいる、お互い恨みを捨て夫婦になったのよ、と答える刀冽香。2人で逃げたと思っていた歌児は無刀城にいると知り驚く。

あなたが烈火山荘と無縁で私も無刀城の娘でなければ、いい友になれたと思う、と刀冽香が言う。私は友と思っていると返す歌児。刀冽香はあなたは荘主だから誰とでも友になれる、でも私は兄に操られて生きているの、戦楓との婚礼の日は本当に苦しかった、でも今度は己で決めたのよ、と言う。雷驚鴻も刀冽香も友だと思っている歌児は祝福する。


無刀城に帰って来た刀冽香は雷驚鴻に離縁状を見せる。そして来月10日に江湖の勇者を集め兄上が武術大会を開く、兄上は武術大会で私たちの婚礼を行う気よ、と話す刀冽香。刀冽香が応じたと知り、雷驚鴻は背を向けて酒を飲む。刀冽香が盛大な婚礼の何が悪いの、戦楓と別れてあなたを選んだと皆に知ってもらえると言う。武術大会で婚礼をすれば、霹靂門が無刀城に服従した証しになると返す雷驚鴻。

虚しく酒を飲む雷驚鴻から酒を取ると、この私が頭を下げるのはこの世であなた1人だけよ、あなたが心にいるからよ、と刀冽香が言う。そこに裔浪が通りかかる。裔浪を呼び頬を叩いた雷驚鴻は、俺は霹靂門の後継者で冽香の許嫁だ、とひざまずかせる。そして無刀城の忠犬め、というと行ってしまう雷驚鴻。

雷驚鴻を追いかけて来た刀冽香は、あなたは変わった、無刀城を盾にして屈辱を与えるなんて、と言う。変わってほしくないと。雷驚鴻は刀冽香を抱きしめ、俺の心は変わらないと言う。


雷驚鴻と刀冽香は街へ行く。無事を祈るために念珠を刀冽香に買おうとする雷驚鴻。しかし刀冽香が着替えと一緒に片づけてしまい、雷驚鴻は銭を持っていなかった。どうしても己の銭で買いたい雷驚鴻は街行く人を集め、許婚に贈り物を買おうとしたが銭を盗まれたようだ、そこで僭越ながら武芸を披露したい、気に入ったら銅貨を恵んでくれ、と話し武芸を披露する。だが、霹靂門の若様では?あの弱々しさでは霹靂門が滅ぶわけだと言われてしまう。その時、若様を侮辱する気か、と言う老人が現れる。

老人は、無刀城に帰順したとほざく者までいます、私は信じません、仲間の元にお戻りを、と雷驚鴻に言う。雷驚鴻は老人に帰るように言い、自分を笑い者にした男たちに芸を見たからには銅貨を置いてゆけと話す。男たちが銅貨を投げ、雷驚鴻はそれを拾って念珠を購入する。


刀冽香と帰って来た雷驚鴻に、妹につらく当たれば容赦はせんぞ、と言う刀無暇。雷驚鴻たちがその場を後にすると、裔浪があの者が戻りましたと刀無暇に知らせに来る。


裔浪の言っていたあの者とは、雷驚鴻たちが街で会った老人だった。それで?と刀無暇が聞くと、霹靂門に戻るよう雷驚鴻に懇願したもののなびきませんでした、と老人は答える。疑わしき点もなかったと聞き、刀無暇は老人を殺してしまう。裔浪に、私からの贈り物だと言って亡骸を雷驚鴻の元へ、と命じる刀無暇。


老人の遺体を見た雷驚鴻は、怒って刀無暇の元へ行こうとする。だが刀無痕の手下たちに痛めつけられてしまう。そこに刀無暇と鳳凰が来る。殺す気はない、ちょっとした報復だ、と刀冽香に言う刀無暇。雷驚鴻は化功散が手下の命を救ったと思えと刀無暇に言う。だが刀無暇からここは無刀城だぞ、もっと謙虚になれと言い返されてしまう。


刀無暇を誘惑しながら、短剣で殺そうとする鳳凰。しかし失敗してしまう。鳳凰は寝台に押さえつけられ、洞賓楼出会った時から見抜いていた、こうして殺す機会を待っていたぞ、と刀無暇は言い、鳳凰に口づけする。


雷驚鴻が床に座りながら酒を飲んでいると、刀冽香が今日の分の化功散を持ってくる。それを払い、さっき見ただろう、俺は犬も同然だ、そうさ俺は行き場を失ったただの野良犬だ、この雷驚鴻は生まれながらの若様で粋で活発な男だった、だが今は…、もう化功散は飲まない、死ぬ時には堂々と死にたいんだ、と言う雷驚鴻。分かったわ、それでいい、と刀冽香は雷驚鴻を抱きしめる。あなたは粋な雷驚鴻のままでいるの、と。


梨院。琴を弾いていた銀雪は歌児が来たことが解り扉を開けようとする。しかし歌児は、扉を隔てたほうが言いやすいこともある、と止める。以前も同じように語り合ったことがあった。あの時は戦楓が婚約破棄を申し入れ私は打ちひしがれていた、ひどく苦しくてあなたと話しに来たの、と言う歌児。歌児は、武術大会が不安だと話す。不安とは?準備したことが無駄になり努力が水泡に帰すことか?それとも暗夜羅に負けることか?と言う銀雪。歌児は全て言い当てられてしまう。

私の両親が生きている時に会ったことは?と歌児が尋ねる。ある、3日後、ここに来れば両親の話を聞かせる、と言う。そして私を信じるか?と聞く銀雪。うん、と歌児が答え、では再び言っておく、魔道が正義を制する時もあるが長くは続かぬ、と銀雪は言う。気分が軽くなった歌児は、明日も修練ね、早く休んで、と言って帰って行く。


ーつづくー


今は好き同士だとしても、このままだと雷驚鴻も刀冽香も幸せになれないような気がする。
雷驚鴻が心から笑ってない。
幸せそうじゃない。
全く元気がない(；д；)
それなのに、まだ化功散を飲まそうとして…。

刀無暇を殺そうとして失敗した鳳凰がすごく心配。
残酷な刀無暇が許すとは思えないヾ(･ω･`;)ﾉ

銀雪は両親のことをどう話すんだろう?
烈火山荘の父と暗河宮の母の出会いも知りたいけど、そういう話をするかな…。



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