李涵(りかん)/皇帝 …周渝民/ヴィック・チョウ 皇帝/憲宗の孫
黄軽風(こうけいふう)…胡冰卿/フー・ビンチン イタチの精
胡飛鸞(こひらん)…陳瑤/チェン・ヤオ 九尾狐族の末裔
花無歓(かむかん)…韓棟/ハン・ドン 宦官/内侍少監
李玉溪(りぎょくけい)…陳若軒/チェン・リオシュアン 王守澄の門弟
翠凰(すいおう)…宋楠惜/スン・ナンシー 狐族/侍女
杜秋娘(としゅうじょう)/秋妃…左小青/ズオ・シャオチン 憲宗の妃
太皇太后(たいこうたいごう)…張瑞珈/チャン・ルイジア 憲宗の皇后
王徳妃(おうとくひ)…王宣予/ワン・シュエンユー 妃
四大太医が診ると皇子は病ではなく毒に侵されていることが分かる。毒の作用はさほど強くないが、皇子はもともと体が弱く、解毒する薬の量が少しでも多ければ体を傷つけ少なければ効かない。皇子を託されていた花無歓は、事は重大だと少し考える時間をもらう。
外から花萼楼を見つめていた花無歓。花無歓が立ち去ろうとした時、秋妃が出てくる。
秋妃から皇子の容体を聞かれた花無歓は「よくありません。解毒したくとも危険ゆえ躊躇しています」と答える。私は陛下のご信頼を裏切りました、陛下から皇子を託されたにもかかわらず、その子は…毒に侵されて苦しんでいる、慚愧の至りです、と。そして「罪なき赤子がこんな目に。心が痛みます。私は手を尽くして皇子をお守りします」と言うと、花無歓はその場を後にする。
徳妃の宮殿に戻ろうとしていた花無歓を神策軍が取り囲む。笑いながら現れた王守澄が「皇子に毒を盛った疑いでお前を捕縛する」と言う。証拠があるのか聞く花無歓。王守澄はお前を牢で尋問すれば証拠は挙がると答える。陛下がお前に託した皇子が毒に侵された、お前が毒を盛ったかはさておき少なくとも職務怠慢の罪は免れないと。
捕らえようとした神策軍だったが、花無歓の取り出した令牌を見てひるむ。令牌を持つ者には必ず従うよう陛下から命じられていた侍衛も駆けつける。そこに太皇太后が。
「たとえ陛下でさえ私には敬意を払う。たかが令牌が何だ」と言い、太皇太后は花無歓を捕まえようとする。
神策軍と侍衛が対峙していると「なんたることだ」と言いながら李涵が現れる。李涵は花無歓に何があったのか聞こうとするが、その前に宮女が来て「皇子の容体が悪化し、もはや虫の息に」と言う。急いで李涵は徳妃の宮殿へ向かう。
李涵に頼み皇子を見た軽風は「あなたはお腹にいた時からいい子だった。父上を悲しませたりしないわよね」と言いながら精気を送る。しばらくして皇子が泣き、喜んだ徳妃が「あなたは皇子の幸運の星だわ」と軽風に感謝する。しかし皇子は毒に侵され不安定だった。早く解毒しなければ予断を許さないと太医は言う。
令牌をないがしろにした王守澄に、重罪だと言う李涵。王守澄は「私は皇子に毒を盛った者を逃さぬよう、陛下の令牌に構わず捕縛を命じたのです」と言う。花無歓は皇子の薬は全て太医に毒味をさせ、服用前にも花無歓自身が銀針で検査をしていた。証拠として皇子が飲んだ薬のかすを持ってきた王守澄は、皆の前で銀針を使い猛毒が含まれていたことを証明する。
「薬は全て花少監が自ら検査します。誰にも毒を盛る機会がない状況で皇子は毒に侵されました。つまり花少監が手を下したのです」と言う王守澄。李涵は「皇子の面倒は花少監が見ていた。そなたが目を光らせていれば誰も毒など盛れぬはず。なぜ、このような自体が生じたのか説明せよ」と花無歓に言う。
ひざまづき「この件については説明のしようがありません。しかし私は天に誓って無実です」と言う花無歓。職務怠慢は認めますが後ろ暗いことは何一つしていません、皇子の命を狙っている者は他にいます、と。
王守澄の命で捕らわれそうになった花無歓は、兵たちを振り切って逃亡する。「花無歓を捕らえよ。生け捕りにすれば褒美を弾む」と命じる李涵。
隠れていた花無歓の肩に手を置く翠凰。翠凰は抜け道から花無歓を逃がそうとする。しかし花無歓は皇子を連れて一緒に逃げたいと言う。翠凰が皇子を連れてくることに。
徳妃の宮殿。隠身術を使って見えない姿で近づいた翠凰は、徳妃の意識を失わせ皇子を連れ去る。
駆けつけた李涵に、徳妃は皇子が見当たらないと泣きながら話す。先ほど皇子を看病していたところ突然目の前が真っ暗になって気を失った、気がついた時には皇子が消えていたと。李涵と一緒に来ていた軽風は、部屋に残っていた翠凰の匂いに気づく。
「疑わしい人物はいますか?」と聞く玉溪。徳妃は「きっと花少監よ。皇子に毒を盛り、今度は人質としてさらった」と答える。しかし李涵は花無歓が毒を盛ったとは思えなかった。
皇子を連れて来た翠凰と花無歓は、昔、花無歓が書斎として使っていた小山へ。何も聞かず皇子を連れて来てくれた翠凰に「皇子の命を狙う者たちから、お守りするためだ」と花無歓は理由を話す。花無歓が厳しく監視してても毒を盛られてしまった、いなければもっと危険だと納得する翠凰。
紫蘭殿に戻って来た翠凰に「昨日はどこへ行ってたの」と飛鸞が聞く。翠凰が「どこにも」とぼけ、軽風は「花無歓と結託して皇子をさらったわね」と言う。徳妃の宮殿にあんたの臭いが残っていたと。「その通り。私が皇子をさらったの」と言う翠凰。飛鸞は「殿下と徳妃様はすごく心配してるの。いますぐ連れて帰って」と話す。しかし翠凰は皇子の命を狙った者が再び手を下さないように花無歓はさらったと言う。軽風と飛鸞は真相を探ることにする。
李涵は自分が留守の間に誰が訪れたか徳妃に聞く。徳妃は「皇子が毒に侵されたのち太皇太后がお越しに」と話す。“皇子の髪を切る”と自らはさみを入れられました、よからぬことに使われてはと案じていたところ花少監が他人の髪とすり替えてくれたと。他には秋妃様が皇子に重湯を、花少監が大半をこぼしました、と言う徳妃。徳妃の記憶をたどると重湯を飲んだ日から皇子の具合が悪くなっていた。
王守澄は太皇太后の許可を得て秋妃を縛りつけ花無歓をおびき出す。目論見どおり馬に乗った男が現れ、神策軍に矢で射らせる王守澄。矢が刺さり男が馬から落ちる。王守澄は笑い、急いで男の元へ向かう。しかし、それは花無歓ではなかった。
花無歓は神策軍の鎧を身にまとい、秋妃の元へ来る。花無歓が死んでいないと分かり安心する秋妃。だが、秋妃を助けようとした花無歓の前に李涵が現れる。
李涵は侍衛に秋妃を連れて行かせる。ひざまずき「全ての罪は私が負います。秋妃様はお許しください」と言う花無歓。李涵と花無歓は幼い頃に出会い、無二の親友として育ってきた。李涵は「そなたの罪は事実を隠蔽したことだ。秋妃が毒を盛ったことを伏せた。朕が気づかねば隠し続ける腹だったな」と言う。
花無歓は「憲宗を思うばかりに遺命に執着しただけです。秋妃様に御慈悲を」と頼む。しかし「秋妃は皇子を殺そうとしたのだぞ」と李涵は言う。秋妃のために反逆するのか、と。「陛下に背く考えなど私には毛頭ございません。ただ秋妃様の罪はお許しください。さすれば必ず皇子を無事に連れ帰り、陛下にお返しします」と言う花無歓。李涵は「皇子を利用して脅すのか」と言って剣を抜く。
2人は剣を交え戦い始める。「皇子はどこだ」と言う李涵。李涵は持っていた剣を花無歓の首元へ向けるが、それでも花無歓は「お願い申し上げます。情状を酌量し、秋妃様に寛大なご処置を」と言う。李涵は「秋妃のためなら我らの長年の友情さえ簡単に捨てるのか」と聞く。花無歓は「私は過ちを犯しました。陛下に命じられれば潔く死にます。しかし秋妃だけは罰さぬよう。さすれば必ず皇子と己の首をお共にお渡しします」と言って剣を落としてひざまずく。李涵は剣を下ろし「もうすぐ神策軍が戻ってくる。行け」と言う。案ずるな、秋妃は必ず守る、ただその代わり皇子を無傷で朕に返せ、これは命令だ、頼みでもある、と。
花萼楼。秋妃を送った李涵は「怖かっただろう。ゆっくり休め」と言う。行こうとする花無歓を呼び止め「真相を知ったのに、なぜ私を解放したのですか」と言う秋妃。李涵は「無歓の願いだからだ。無歓と皇子のために、そなたを守る」と返す。秋妃は謝る。「朕は1人の父親として、そなたの所業を断じて許さぬ。だが無歓との約束で罰は下さぬ」と告げる。
憲宗の最期の願いは漳王の即位でした、何もしなければあの世で憲宗に合わせる顔がない、と話す秋妃。李涵は「だが赤子に手を下すとは残酷すぎる」と怒りをにじませる。秋妃は「陛下の皇子が世継ぎになれば漳王の即位はない。でも皇子が死ねば望みはつながる。己の罪深さは百も承知ですが、どうか憲宗に免じて漳王を世継ぎに」と頭を下げる。李涵は何も言わず、その場を立ち去る。
花無歓は明日、皇子と皇宮に戻ると翠凰に話す。翠凰は「でも、まだ潔白を示せてないし、皇子をさらった罪もある。陛下はあなたを許さないわ。王守澄も黙ってない」と言う。「潔白の身で戻りたくとも、そう簡単ではない」と返す花無歓。
ーつづくー
皇子に毒を盛ったのは太皇太后でも王守澄でもなく秋妃だったなんてヾ(・ω・`;)ノ
遺命は秋妃にとさて大切だと思うけど、花無歓の自害を止めた秋妃はどこへいってしまったの?
皇子が死ねば望みはつながるって(;´д`)ノ
ひどすぎる。
それに自分が何かすれば、花無歓も巻き込むことになるって分かってるはず!!!
今回は笑えるところはなかったなぁ・・・残念。
でも、李涵と花無歓が剣を交えたシーンはかっこよかった!!!(*´艸`*)
花無歓がこれからどうなるか・・・。
翠凰も言ってたけど、王守澄が黙っていないよね。
皇子を連れ去ったことより、毒問題が重大。
犯人がいないというわけにはいかないと思うし(@_@;)
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