中国ドラマ「独孤伽羅〜皇后の願い〜」第45話 あらすじ

独孤伽羅(どっこから)…胡冰卿(フー・ビンチン) 独孤家の末娘
楊堅(ようけん)…張丹峰(チャン・ダンフォン)
独孤曼陀(どっこばんた)…李依晓(リー・イーシャオ)
李昞(りへい)…ルー・シンユ
宇文邕(うぶんよう)/皇帝…イン・ハオミン



斉の兵に追いつかれてしまう楊堅たち。馬車に乗っていた伽羅たちも外へ投げ出されてしまう。そして伽羅、曼陀、秋詞の3人が人質に。
剣を捨てなければ殺す、と言われ、仕方なく言われたとおりにする楊堅たち。しかし自分を殺そうとした男の剣を奪い、楊堅はその男を人質に3人を引き渡すよう要求する。

斉の将軍は1対1の交換しか認めない。曼陀は「私を助けて」と訴えるが、楊堅が選んだのは意識のない伽羅だった。
伽羅が引き渡される隙をつき、楊堅たちは斉の兵を全て倒す。

気遣う楊堅の頬をたたき「あなたが窮地に陥ったと知って体面も気にせず救いに来た。それなのにあなたは?私に死ねと?」と怒鳴る曼陀。楊堅は「見殺しにするわけがない」と言い返すが、伽羅だけ救おうとしたと思っている曼陀は聞こうとしない。


広通の旅宿。伽羅が意識を取り戻し体を起こす。お腹の子が無事だと分かり安堵する伽羅。
伽羅は何日眠っていたのか、ここはどこなのか聞く。3日間眠っていたことと、ここが広通で突厥の領内だが周の勢力下にあることを話す楊堅。伽羅は「じゃあ、子供の名前は“広”に」と言う。しかし楊堅が「駄目だ。“摐(そう)”にすると決めただろう」と言い、伽羅は「あなたに従うわ」と笑う。

「姉上は?」と聞く伽羅。楊堅は少し顔を曇らせ「軽い傷を負って私と口論もした。部屋に籠って出てこない」と話す。曼陀の怒りが収まったらわびに行くと。

伽羅は女装していた時に弾いていた曲について尋ねる。「突厥でそなたを思いながら作った曲だ」と言って部屋に置いてあった琵琶を持ってくる楊堅。楊堅は「天高し」と「地厚し」という2曲を作っていた。その心は“天高く三千丈　地厚く五百尋　皆　我らの愛の深さには及ばず”だと話す。


楊堅の弾く琵琶の曲が聞こえ「私はけがをしたのに、琵琶なんか弾いて見舞いにも来ない」と怒る曼陀。私は本当に愚かよ、あんな男を愛するだなんて、と。秋詞は「嫁入り前は楊堅様を慕っていなかったはず。それに、あの方の爵位はまだ県公ですよ」と言う。曼陀は「私は隴西に嫁いだ頃、地獄を味わってた。当時、心の支えになったのが私を待つというあの人の言葉だった」と話す。「王氏いわく、得られないものに惹かれると。そうですか?」と聞く秋詞。曼陀は「さあね、この夢は十数年見てきた。そろそろ目覚めるべきね」と返す。

翌日。曼陀は安州へ戻ることに。護衛が安州から100人以上来ると知った楊堅は、最上の馬を与えるよう杜校尉に言う。


皇后を迎えられずに帰れば楊堅は宇文護に命を取られてしまう。伽羅と楊堅の考えは一致し「夫婦が心を合わせれば最強だな」と楊堅が言う。


アシナ公主は犬がいなくなり捜しに行く。そこに犬を抱えた楊堅が。
「私は下心のある悪者で、美女を救う機会をずっと待っていました」と言う楊堅。アシナ公主は「悪人は自分を悪者だと言わないわよね」と犬に言う。
アシナ公主からなぜここに来たのか聞かれた楊堅は、皇后にするためだと話す。「私は斉で皇后になるのよ」と言うアシナ公主。楊堅は「斉にはすでに皇后がいます。周に行けば唯一の皇后になれます」と言う。

アシナ公主が父上に斉の皇后を廃してもらうと言と、楊堅は「妻ある男が別の女の美貌と財に惹かれて、その女を娶るなら?」と聞く。「最低ね」とアシナ公主は答える。楊堅は「斉の皇帝はそういう男です。しかも皇后の父親は兵権を握る丞相の斛律光(こくりつこう)です。もし皇后を廃せば丞相の恨みを買いますよ」と話す。

宇文邕の絵姿を見せ、陛下は眉目秀麗で文武両道、後宮には3人の側室しかいない、斉の皇帝はすでに皇后を娶ったうえ夜伽をさせた女は500人を超える、と言う楊堅。楊堅は斉の皇帝の絵姿も見せ、アシナ公主は「本当にこんなに醜いの?」と笑う。
「周の皇帝は、あなたより男前?」と聞くアシナ公主。楊堅は「独り身の頃は私の方が男前でした。ですが今は…陛下のほうが上です」と言う。さらに楊堅は周の陛下であれば公主様を生涯深く愛してくれますと説得する。


再び慕容氏の磁器商人に扮しアシナ大王と会った伽羅は、斉の今の陸侍中は陸貞に成り済ました偽物だと話す。そして陸貞から頂いたと玉佩を取り出し「かつて大王には妻の一族を救っていただいたので、死の危険を冒しご報告に参りました」と言う伽羅。陸貞に成り済ましている陸令萱は斛律光の宿敵で斛律皇后を廃そうとしている、公主様が嫁げばどうなるやらと。陸貞の補佐により国を発展させてきたことを知っているアシナ大王は、万一、斛律光に何かあれば先が思いやられると思う。

伽羅と入れ違いにアシナ公主が来る。アシナ大王に「私が嫁ぐ条件は唯一の皇后になることよ」と言うアシナ公主。すかさず楊堅がアシナ大王に謁見を求め、許される。


安州。楊堅は突厥の公主を周に迎えたことを宇文邕に報告。アシナ公主は出迎えてくれた宇文邕に感謝する。
宇文邕は兵の中に伽羅がいることに気づく。


唐国公の屋敷。伽羅は曼陀に会いに行くが、陛下やそなたらが安州に来ると知ると、静養したいと言って清浄山へ行った、と李昞から言われる。清浄山はここから遠くはないが山道が険しく妊婦では無理だろう、たとえ会いに行っても門前払いを食わせるだろうと。
咳き込む李昞は、先日、血を吐いたことを話し「さもなくば私が救援に向かった。澄も傷を負ってたゆえ、しかたなく曼陀を送りそなたらを救わせたのだ」と言う。


夜。宴が開かれる。楊堅の妻(伽羅)を見て、大して美人じゃないと思うアシナ公主。
李昞は宇文邕に、李澄に嫡子の地位を賜りたいとお願いする。妻の独孤氏の望みでもあり、奏状もあると。宇文邕は李澄を唐国公の嫡子に戻すことにする。


曼陀は部屋に閉じ込められていた。料理を持って来た李昞に「ここから出して」と曼陀は言うが、屋敷で陛下をもてなしている李昞は、出せば悪意で楊堅に援軍を送らなかったと中傷するはずだと聞き入れない。曼陀は「私を閉じ込めて手柄まで奪う気?」と声を荒げる。「そっちはどうだ。義理の息子や娘を陥れただけでなく、夫に盾ついて激怒させた。恐ろしい女だ」と怒鳴る李昞。さらに李昞は今日から澄が李家の嫡子に戻ることを話す。

怒った曼陀は「私は独孤家の娘。まだ妹がいるの、分かってる?」と言う。しかし李昞は「だから何だ。私が陳情した時、楊堅と伽羅は何も言わなかったぞ。それどころか澄にご祝儀までくれた。観念するのだ」と言い返す。


部屋で楊堅と2人になった伽羅は「姉上があんな奏状を書くはずがない」と言う。「そうだな。だがこれは唐国公の私事だ」と返す楊堅。伽羅は曼陀の姿が見えないのは、何かあったからでは?と気になる。楊堅は「先ほど王氏と会ったが何も言ってなかった。曼陀に何かあれば、そなたに訴えるはずだ」と言う。陛下も考えがあって承認したのだろう、宇文護を倒すには裕福な李家の支持が要る、と。


李昞が宇文邕たちを見送りに行っている間、王氏が曼陀を救いに来る。曼陀は伽羅や楊堅、李昞や李澄に恨みを募らせ、紙に“死”とたくさん書いていた。
王氏を見て我に返った曼陀は感謝する。「ここを出てから敵を討ちますか、それとも山奥に隠棲を?」と王氏は聞く。


ーつづくー


曼陀にとってはショックだったかもしれないけど、あの状況では楊堅が伽羅を選んでも仕方ないと思う…。
伽羅は意識がなかったし身重だしヾ(･ω･`;)ﾉ
結局、楊堅が助けてくれたのに、それは曼陀の中ではなかったことなの?

いよいよアシナ公主が登場。
アシナ公主は宇文邕より楊堅が気に入ったみたいだけど…。(苦笑)
宇文邕と仲良くできるかな?

まさか曼陀が閉じ込められていたとは!!(✽ ﾟдﾟ ✽)
曼陀に選択を迫った王氏。
これだけ皆を恨んでいるんだから隠棲なんて選ばないよね(;´д｀)ﾉ
王氏は何をさせるつもりなんだろう?



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