宇文邕は尉遅迥と合流、周の大軍は洛陽城へ向かい進撃を始める。
敵を城攻めに没頭させている間、楊士深は小隊を率いて芒山へ向かい、隙をついて強襲。その知らせを受けた宇文邕は、尉遅迥に反撃を命じる。
尉遅迥が芒山に到着すると、引き際を見極め楊士深たちは山頂を目指す。山頂には韓曉冬たちがいた。尉遅迥率いる兵は楊士深を追いかけるが、斜面を駆けのぼり気力を失っていく。その時、韓曉冬たちが大木と岩を止めていた綱を切る。転がり落ちてきた大木と岩で周兵たちは痛手を負うことに。
それを見ていた蘭陵王は仮面をつける。毒矢で死んだと思っていた蘭陵王の出現に「まさか」と言う尉遅迥。高延宗や楊士深も仮面をつけ、痛手を与えた周軍へ突撃。尉遅迥は退却する。
下山させた後、蘭陵王は敵の陣形を壊す。弓兵は左から突撃し、周軍の幕舎を火矢で射る。数日前に韓曉冬たちから奪った綿入れ布団の中には、雪舞直伝の火樹銀花が潜ませてあった。爆発があちこちから起き、周軍は勢いを失い混乱する。
爆音と火の手に宇文邕は驚く。「高殿が来たのだわ」と雪舞は言う。その言葉に、睨みづけながら「そなた何をした」と雪舞に言う宇文邕。そこに、兵を率いて陣に討ち入った武将は仮面を着けている、みんなが蘭陵王だと言っている、と宇文神挙が報告に来る。
「今日こそあやつを、しかと葬り去ってやる。そして斉の国を滅ぼす。そなたは永久に朕の天女。天下を得るのは朕なのだ」と宇文邕は雪舞に言う。雪舞は蘭陵王からもらった玉佩を握りしめる。
混迷を極める敵の間をぬい、蘭陵王たちは一気に駆け抜け洛陽城へ。
蘭陵王は仮面をつけたまま、城門を開けるように言う。援軍に城内にいた兵たちの士気も上がるが「仮面をつければ誰でも蘭陵王と申すか」と言い、高緯は城門を開けさせない。我らが十数万の敵から城を死守してまいったに、数百の騎兵で敵陣を突破したとは周軍による罠だと疑ってしかるべきではと。そして蘭陵王に向け、兵たちに弓を構えさせる。
蘭陵王は仮面を取る。兵たちは本当の蘭陵王だと分かり、弓を構えていた手を下ろす。「皇太子殿下。開門を願いまする」と蘭陵王は言い、城門が開かれる。
城の中から兵と共に独孤永業と段思文が出て来る。「敵軍は総崩れだ。斉の国より追い払おうぞ」と言う蘭陵王。「いざ!」という蘭陵王のかけ声で突撃を開始する。
斉軍と周軍の戦いに宇文邕自らも出陣。両軍に大勢の犠牲者が出る中、蘭陵王と宇文邕は睨み合い、互いに弓を射る。蘭陵王は飛んで来た矢を剣ではじき、宇文邕は足で蹴った鞘で矢をはじく。
最前線で蘭陵王と相対している宇文邕の元へ、五万の兵を率い尉遅迥は向かおうとしていた。そこに大冢宰から撤退せよという命が届く。宇文邕が許可なく出陣したことに大冢宰は立腹し、尉遅迥の母や妻、息子や娘まで大冢宰の屋敷に連れて行かれていた。「軍令に背くとあらば覚悟を」と命を伝えに来た周国朝臣は言う。
三万の兵を率いて斛率光が到着する。斛率光に攻撃され、周軍の形勢が傾いてくる。宇文神挙は出陣させようと尉遅迥の元へと向かうが、尉遅迥は「大冢宰の命により撤退致しまする」と宇文邕に伝えてほしいと話す。「陛下を見殺しにするか」と宇文神挙に言われるが、母たちの命を握られている尉遅迥は行くことが出来ない。
味方から撤収の鐘が鳴り始め、驚く宇文邕。
周に送り込んだ蘭陵王の密偵が"城を落とし凱旋した暁には、必ずや皇帝は宇文護を処刑する"という噂を流していた。長安の街はこの話ですでにもち切りになっており、宇文護は何としてでも宇文邕の城攻めを邪魔立てすると話していた段韶。そのとおりになり「内輪もめを起こして足を引っ張り合うがよい」と高延宗は笑う。
宇文神挙は「宇文護めにしてやられました。尉遅将軍にこの戦を認めぬと申し、撤兵させたのです。宇文護に親族三十人あまりを人質に取られた尉遅迥は、やむなく退却いたしました」と宇文邕に報告。攻めて来る蘭陵王を前に、やむをえず宇文邕は「蘭陵王。朕はおぬしに負けたのではない。宇文護に負けたのだ。天下を得る前にまずは宇文護を片付けねばならぬ」と言い退却する。
蘭陵王の勝利を遠くから見ていた雪舞は「おばあさま。芒山の戦いは蘭陵王が勝ったわ。蘭陵王はまさしく天下を動かす武将なのね」と喜ぶ。
斉の兵が責めてくる、と周兵たちが混乱する中、雪舞は逃げ出す。途中、蘭陵王の玉佩を落としてしまう雪舞。
敵は去ったが雪舞の消息を蘭陵王たちは分からなかった。周軍の幕舎だった場所を歩いていた蘭陵王は、雪舞の落としていった玉佩を見つける。この近くにいると確信する蘭陵王。ここはまかせ、捜しに行くよう高延宗は言う。
夜になっても天女を逃すまいとする周兵は雪舞を捜し回っていた。
逃げていた雪舞は踏み外し、斜面から転がり落ちてしまう。悲鳴を上げる雪舞。その声が蘭陵王に届く。
追っ手が近付いてくる。「高殿。せめてもう一度あなたに会いたかった。なれど、もう叶わないのね」と雪舞はつぶやく。
それでも逃げようと雪舞は立ち上がる。そんな雪舞の腕をうしろからつかむ者が。雪舞は追っ手だと思い逃げようとするが、その相手は蘭陵王だった。
「私だ。もう、安心してよいぞ」と言う蘭陵王。雪舞は涙を流しながら蘭陵王に抱きつく。
「雪舞。私のため君は周へ赴いた。解毒薬を得ようと自ら毒を呷るとは。何をもって報いればよい」と蘭陵王は言う。首を横に振り「蘭陵王が生きていてくれた。それだけでもうよいの」と言う雪舞。蘭陵王は雪舞の手を握り二人は見つめ合う。その時、雷が鳴る。蘭陵王は近くで雨宿りをしようと、雪舞をある家へ連れて行く。
蘭陵王の用意した衣に着替える雪舞。一緒に暖を取っていると、蘭陵王が衣の上から毒矢の刺さった場所に手を持っていく。それに気づいた雪舞が「傷はまだ痛むの?」と聞くと、蘭陵王は「痛まぬ。気にせずともよい。目覚めた時の痛みはひどかったがな。君は命がけで私を救ってくれた。二度と会えぬかと思った時に気づいた、心の痛みは止められぬのだと」と蘭陵王は答える。雪舞は何も言わず、そっと蘭陵王の手に自分の手を添える。雪舞の顔を見る蘭陵王。
「殿下が無事で誠によかったわ。おばあ様が言ったとおり、芒山の戦いに勝った。奇跡のような勝利であなたの名は歴史に輝かしく刻まれるでしょうね」と嬉しそうに雪舞は話す。そんな雪舞に「それが誠なら史官に記録させよう。君こそが奇跡だと」と蘭陵王は言う。そして自分の心には勝利よりも大切な目的があったと言う蘭陵王。今度は蘭陵王が雪舞の手をにぎり「君を敵から救い出すことだ」と言う。恥ずかしそうに顔を下に向ける雪舞だったが、衣に火がついてしまい慌てて二人で消すことに。
蘭陵王が家の中の勝手を知っていたり、子供の暮らしていた跡もあることで、雪舞には焦がしてしまった衣が蘭陵王の母の物だと気づく。「母もきっと喜んでいるだろう。君はすばらしい人だから」と言う蘭陵王。雪舞は、すばらしいのは殿下のような立派な息子を育てたお母様の方だと言う。
蘭陵王も母親も平凡な親子でありたいと思っていた。子供の頃、転んで泣いてしまった粛(蘭陵王)に、母は石のすき間から出ている草を見せ「すき間からでも草は力強く上を向いて育っているわ。粛、あなたもこの草を見習ってね」と言っていた。母と穏やかに暮らしていた頃が私にはもっとも楽しき日々だったと蘭陵王は雪舞に話す。しかし、ある日、段韶が迎えに来てしまう。母は自分は後から行くと話し、恋しくなったら抱くようにと兎を持たせ、涙を流しながら粛を送り出す。
やがて宮中を抜け出しここに来たが、母の姿はなかったと蘭陵王は雪舞に言う。
「母は流浪の民で妓女であった。父上だけに愛を捧げた。なれど父上には多くの女性がいたのだ。母を覚えていたかも定かではない。ゆえに決めた。父上と同じ道は歩まぬと」と言う蘭陵王。妻を大切にし、つらい思いはさせないと。蘭陵王が生涯ただ一人の人を愛するのだと雪舞は思う。
「心が騒ぐ時はここへ参る。ここが私の家。ここでは誰の目も気にせず伸びやかに暮らしたかつての私に戻れる」と蘭陵王は言う。雪舞は「失ったものではなく、手にしたものを見て。さすれば嘆かずにすむわ」と話す。雪舞を見た後「今の私は何ひとつ手にしてはおらぬ」と言う蘭陵王。雪舞は蘭陵王をうしろから抱き締め「そんなことない。あなたが手にしているのは私からの尊敬と崇拝よ」と言う。
蘭陵王は雪舞の方を向き、雪舞の頬を両手で触れる。見つめ合う蘭陵王と雪舞。「雪舞」と言う蘭陵王。その時、蘭陵王は雪舞に熱があることに気づく。「もしや風邪をひいたか?」と蘭陵王に言われ「そうかな」と言うと雪舞は倒れてしまう。
ーつづくー
蘭陵王が格好良すぎる!!
もう「いざ!」とか言われちゃったらゾクゾクしちゃう。
きゃっ(*´艸`*)
でもでもでも、宇文邕もカッコいいぃぃぃ。
両者が弓をもった時には、もう、どうしようって感じでした。(何が?)
弓は駄目。弓はやばい。(←私が弓というアイテムが好きという意味)
もうどっちもカッコいいーーーーーー(///∇//)
皇太子の表情がまた対照的で、ちょっとお気の毒な感じ。
これじゃ蘭陵王と仲良くできないよね(o´д`o)=3
蘭陵王と雪舞の再会も嬉しい。
子供の頃に過ごした家へ行った時、雪舞を馬から降ろす蘭陵王もよかった(*´ω`*)
戦のシーンも含めて、今回は見所がいっぱいでした。
倒れてしまった雪舞も天女を失った宇文邕も気になる。
早く続きが見たいです(*´ー`*人)
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うささんの仰る通り・・・蘭陵王と宇文ヨウがかっこよすぎます・・・2人して弓を射る姿がもう・・・姿がもう・・・♪♪♪♪(*´―`*)
矢を払う2人の姿も・・・素敵で・・・♪♪♪♪(*´―`*)
蘭陵王と宇文ヨウの矢はうささんだけでなく多くの女性のハートを撃ち抜いたことでしょう・・・♪♪♪♪(*´▽`*)
戦いのシーンも見ごたえありましたね~蘭陵王には勝ってもらいたいけど、宇文護のせいで退却する宇文ヨウは可哀想になりました・・・家族や親戚を人質にとられた尉遅迥も可哀想になりました・・・
皇太子は・・・蘭陵王のおかげで勝てたのに蘭陵王のこと快く思ってない感じがするのですが・・・(--;)
そして・・・そして・・・蘭陵王と雪舞の再会・・・♪♪♪♪(*´―`*)
蘭陵王、昔住んでいた家に雪舞をつれてって2人っきりで過ごせる時間は貴重な気がします・・・・(*´―`*)
蘭陵王がお母さんと別れた話は・・・お母さん生きてて会えるといいなぁ・・・(;_;)
蘭陵王が雪舞の顔に両手を当てた時、私は心の中で『チューするのか?チューするのか?水チューじゃなくてチューするのか?チューしちゃえ!』と思ってたんですが、雪舞が風邪でダウン・・・(^_^;)
あーもう、続きが気になって次がまちどうしいです~o(≧▽≦)o
顔の傷の件・・・
6話でうささんが遠慮がちに突っ込まれてた尉遅迥の横向きの傷、今回傷が完全に復活してた気がします・・・8話でも横向きの傷が復活してました・・・(^_^;)?
8・9話と横向きの傷は復活し、兜のせいか縦向きの傷が消えてたというか見えなかったというか・・・(≧▽≦)/
(傷が復活ってフ・シ・ギ)
「高殿、せめてもう一度会いたかった・・・」
でも、会えた時は、
「あなたなのね。(中略)殿下のことを案じてた」と。
うーん、、、
登場人物の名前は合わせてほしいです。
更に、この場面、Dellaさんの手掌心が流れていて
向うでは歌詞が紹介されているのです。
前回のあらすじのBGMでの使用の時は
歌詞の和約を付けるのは難しいと思いますが、
若?のように、キーとなる曲の歌詞が紹介されているところは
日本語版でも紹介していただけるともっと盛り上がるような気がして
もったいないばかりです。
先日ご紹介できなかった
矢のシーンは今回のことでした。
四爺と皇帝阿怪の直接対決、緊張しました。
そして、
四爺と雪舞の田舎家生活、もっと観たいかもですw
四爺の雪舞への想い、雪舞の四爺への想い
恥ずかしいぐらい台詞になって出てきますね。
こちらが恥ずかしくなってしまいます(苦笑)
ところが観てみてテンポが良くキャラクターもはっきりしていて、男性でも楽しめる内容だと思いました。(^^)
中国の南北朝時代は日本ではマイナーでほとんど知られていませんが、意外と名臣名将が沢山いるのです。
そんな中で、斛律光と段韶をきちんと登場させてくれたのは嬉しい限りでした。(^O^)
ドラマの中でもちょっと臭ってきていますが、中国の王朝の興亡には身内の妬み嫉みや足の引っ張り合い、果ては暗殺合戦などドロドロした話題に事欠きません。(^_^;)
その中で長恭と雪舞の爽やかさがいい感じに思います。
大笑いする突っ込みどころは多々ありますが、それは追々ドラマを観ながら突っ込んでいきたいと思います。(^O^)
そして久しぶりに仮面をつけた蘭陵王、カッコいい~と思ったら五爺や他の武将たちもデザイン違いの仮面をつけてた!!!(≧▽≦)
美形を隠すだけでなく作戦の一部でもあったのかなぁ・・・いずれにしろカッコよかった(≧▽≦)
そしてうささん、メーアさん、他にもいるはず?、蘭陵王と宇文ヨウ、どちらにするか迷いますね(≧▽≦)
正直、実は見た目はどちらもストライクではないんですが・・・ファンの方ごめんなさいm(__)m、性格、言動含めカッコいいです(≧▽≦)
雪舞と蘭陵王も再会できてよかった(*^^*)
timeさん、BGMがあったんですね。この放送エンディングも無いし残念です(;;)
蘭陵王の子供の時に過ごした家での時間も素敵でした(*^^*)
メーアさんと同じく、雪舞の想いもはっきりしたようだし蘭陵王とキスするかなぁと思ったんですが、おあずけでしたね(^^;
ちょっと可哀想だった宇文ヨウも含め続きが気になります(*^^*)
うささん、いつもありがとうございます。
ほんと!!!!!かっこいいーーーーー☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
どっち?どっち?どっちもって感じ(≧∇≦)
いいところで続き( ; ; )
予告編も何だか……気になる展開(o^^o)
蘭陵王のお母さん!綺麗な人でしたね(o^^o)
生きてるのかな?再会して欲しいな!
再会!!!!!雪舞と蘭陵王の再会!よかった(o^^o)ホッとしました。
お母さんと過ごしたお家では、いい雰囲気だったのに…
メーアさん!チュー期待でしたよねo(^▽^)o
蘭陵王に手を握られて体がほてったのでは?って思ったけれど…
雪舞倒れてしまって…心配
timeさんの仰る名前…合わせて欲しいですね!
曲も歌詞の紹介もしてほしいです!
楽しんでみています~
うささんのあらすじも、楽しみ!ありがとうございます(o^^o)
雪舞が蘭陵王に再会できて、よかった!
なぜまた、そんな偶然に?という外野はおいておいて、、、
宇文ようは、10万の兵士で包囲までして、退却なんてかわいそうでした…最後に天女もにげたし、臣下のうっちけいにも、。
暁冬たちも大活躍でしたね。
日本語吹き替え、ちょっとよかったのが、うささんも書いてる いざー です。あれは、始まりの歌の掛け声のシャーですよね?殺せーよりずっといい!あとは、蘭陵王に対しての雪舞の呼び方は高殿からどうなるかきになってます。
では、これからみますね、つづきが楽しみです
お返事が今なかなか書けない状態で…遅くなってしまってごめんなさい。
「蘭陵王」は男性でも女性でも楽しめる内容になっていますよね。
テンポもよくて、それぞれのキャラが生きてて、見所もいっぱい。
史実状のお二人は知らないのですが、斛律光と段韶も素敵です。
身内の妬み嫉みのほうは見てて悲しくなってしまいますが…(;_;)
これからますますですよね、きっと。
今は蘭陵王と雪舞がどうなるかねとっても楽しみです(*⌒ー⌒*)