中国時代劇「項羽と劉邦 King's War」第23話 あらすじ

城壁に立っていた雍歯は、劉邦と一緒に戻ってきた兵に「お前たちの家族は俺の手の中だ。劉邦に従うと言うのならば容赦なく家族を殺す」と叫ぶ。「ただじゃ済まさないからな」と言った劉邦だったが、人質を取られているため引き返すことに。その姿に雍歯は高笑いする。


項梁は羋心を懐王に立てる。かつての楚の長老たちはそれを支持し戻ってくる。項梁は各地の勢力を統合し、大軍を統率する権力を握り、自ら武信君と称す。

朝廷ができた楚国は、国号や旗印などの協議ばかりをしていた。痺れを切らした項羽は「まったくくだらん。もう7日間、どうでもよいことばかり議論しております。憎き秦は作戦で倒すのであって旗の色で倒すのではありません」と言うと出て行ってしまう。


劉邦の兵の半分が雍歯に寝返ってしまう。それを知った劉邦は兵を冷遇したこともなく、沛県の民も大切にしたとイラだつ。すぐにでも劉邦は雍歯たちと戦おうとするが、簫何はなだめ陳勝に兵を貸してほしいと文を書く。


牢獄に入れられていた吕雉は、食事を運んで来た審食其に、雍歯を殺し沛県の民を助けてほしいと頼む。どうするべきかは分かっているが、今は焦らず待つようにと審食其は言う。


景駒は自ら楚王と称していた。項羽は反逆の景駒に憤り、懐王に無断で出陣する。密かに羋心を保護してきた宋義は、そのことが気に入らない。しかし項伯は時機の捉え方を項羽より心得てる者はいない、軍事に疎い宋義には口出し無用にねがうと言う。宋義は言い返そうとするが、懐王はもともと項羽に景駒の討伐について相談するつもりだった、すでに出陣したのならみんなで凱旋を祈ろうと止める。


道中・馬車の中。何も食べようとしない虞姫に、それを知ったら項羽将軍が心配すると言う緑衣。項羽は私の仇だと虞姫は返す。楚群が殺すのは秦人だけだと緑衣が話しても、虞姫は「誰を殺すかは関係ない。いずれにせよ人殺し。武器を持たない民も殺すのよ」と言う。あの人は肉親を失う悲しみを知らない人でなし、それなのに英雄気取りだと。


陳勝が亡くなったことを知った劉邦は、景駒から兵を借りることにする。品性が卑しく、素行が悪い景駒から借りる事を集荷は心配するが、劉邦は雍歯を討つ事ができるのならどんな条件でも飲むと言う。


景駒の元へ行く道すがら、劉邦たちは張良と出会う。互いに名を知っていた劉邦と張良は、景駒を訪ねるという同じ目的を知り一緒に行くことにする。


景駒を訪ねる前に景駒が項梁軍に殺されたという知らせが劉邦に届く。
劉邦は考え「このまま責めて景駒を討つ」と告げる。すでに死んでいるのですよ、と張良は驚く。


劉邦は景駒が死んだ事を知らないふりをし、城壁にいた龍且に向かって景駒を討ちに来たと話す。その言葉を信じた龍且は、仲間だと思い城門を開ける。

劉邦の計略に関心した張良は、劉邦に言われ、しばらく残る事を決める。


翌日。劉邦や仲間たちは、幕舎から出て来た項羽と始めて会う。項羽は劉邦たちを馬屋へ連れて行くよう命じると、すぐに幕舎に入ってしまう。

仲間たちは馬屋へ案内され、項羽に見下されていると不満を抱くが、劉邦は「いいではないか」と言う。項羽は義に篤く、男気のある人物、しばらく身を委ね考えを直接話してみてはどうかと張良は劉邦に提案する。劉邦はそうするしかないとうなずく。


幕舎の中へ入った劉邦は、背を向けている項羽に「項羽将軍は儀を重んじ、他人の苦境を救うお方だと聞いています」と言う。そんな劉邦に「誰を救う」と聞く項羽。劉邦が「私を。ある裏切り者のせいで苦境に陥っています」と答えると、振り向いた項羽は「裏切り者?」と言う。


ーつづくー


審食其は何か考えているみたい…。
寝返ったという仲間たちも本当は違うのかな?

今回は劉邦が凄い人に見えました。
今までは調子がいい人っぽく見えたの(￣▽￣；)
勝つためならプライドも捨てられるというか…本当に凄い人。

劉邦と張良が出会いました。
そして、いよいよ項羽と劉邦も。
今のところ項羽が劉邦に威張ってる(?)感じだけど、これからの関係が楽しみです(*´艸｀*)
あと、雍歯のこともどうなるか気になります…。



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