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中国ドラマ「孤高の花 ~General&I~」第29話 あらすじ

2017年11月13日 08時04分07秒 | 孤高の花(中)

「新たな疑惑」


何侠と武器庫を見た耀天皇女は「昔は光り輝いていた武器が、すっかり輝きを失い、さびてしまっているとは」と言う。「これらの武器も“活躍できなかった”と嘆いておりましょう。これも運命です」と言う何侠。皇女は「運命?運命を信じるの?」と聞く。何侠は「はい。一生、食うに困らぬ者もいれば、才を発揮する機会を得ぬ者もいます。花容は栄えて見えますが、飢える者も大勢いる。天下には、そのような町が多い。運命だとは思いませぬか?」と答える。「駙馬は困ってる人を助ける?」と言う皇女。何侠は「皇女はどうです」と言う。

皇女は「助けるわ、運命など信じないから。飢える者は米を、病人は医者を、愚者は知を求む。平凡な民も努力で運命を変えられるわ。君主たる私は、人の運命を変えられる」と話す。「英名です。私は見識が狭い。金子を用意しました」と言う何侠。箱に入った金子を見た皇女は「何大炮(かだいほう)の金子?」と尋ね、何侠は笑顔で小さくうなずく。


花容書院へ行った皇女は「花容の役人は、することが早いわ。昨日命じて、もう開講よ。子供たちを見て」と何侠に話す。何侠は「普通の家では余裕がなく、私塾に通えませぬ。ここなら、ただで書も武術も学べます。皆、喜ぶし、皇女様の恩を感じます」と言う。「武器庫だった、この場所は、町に近く静かだわ。書院にはうってつけ。これが最初の書院よ。もっとたくさん造りたい」と言う皇女。
市場に行って粥店を見たいと言う皇女に「では、お着替えになりませぬか?」と何侠が提案する。お忍びで出かけてみるのも一興かと、と。


屋敷の近くを馬で漠然と駆け巡る北捷。縄に馬の足が引っかかり、仕掛けられていた竹槍が何本も飛んでくる。それを、かわす北捷と漠然。
竹槍が飛んで来なくなると、漠然が「奥方様の五行八卦陣は強烈です。毎日、違っていて、風や竹槍が襲う。体がもちませぬ」と言う。「降参か?」と北捷が聞くと「いえ、絶対に降参はいたしませぬ」と漠然は慌てて返す。北捷は「口数が増えたのは、酔菊の影響だな」と言う。


北捷が屋敷に戻ってくると、娉婷は酔菊と庭にいた。「娉婷、部屋で休めと言ったのに。顔が日焼けしたぞ」と気遣う北捷。娉婷は「北捷様も」と言って、袖で北捷の汗を拭う。「疲れたでしょう」と娉婷が言い、北捷は「五行八卦陣は変化に富み、かわすのは至難の業だ」と話す。
漠然が蛇で驚かせ「許さないわよ」と怒った酔菊が追いかける。2人が行ってしまい、北捷は「そなたに尋ねたいことが」と娉婷に言う。

「案じているのか」と言う北捷に「何を案じるの?」と娉婷が聞く。「そうでなければ、なぜ布陣を研究している。この周りは仕掛けだらけ。米と薬草を大量に蓄え、旅支度までしてあるのを知っている。私を信じられぬのか?」と言う北捷。娉婷は「信じているわ。ただ…」と言って黙ってしまう。北捷は娉婷のそばへ行き「分かった。こう言いたくて尋ねたのだ。ここが危ないと思うのなら、平気なふりをするな。喜び、悲しみ、恐れ、不安、すべて私に言え」と話す。

娉婷が「ごめんなさい」と謝り、北捷は「私がいる。強くなる必要はない、私に任せろ」と言う。うなずく娉婷。北捷は「端午節をすぎたら晋を出よう。その頃は山の雪も溶けている。山を越えてゆくのだ、母の故郷へ。国はなく、王もおらず、敬安王子もいない。過去を断ち、新たに生きる。そこに、そなたのための家を建てよう」と言う。娉婷が「ええ、待っているわ」と言い、北捷は抱きしめる。


馬車に乗りながら「今日は金子2箱を使い切り、さらに使いましたよ」と皇女に言う何侠。皇女は「書院や粥店、渡し場も造ったわ。大金を使った。でも、民のためだから私は満足よ」と話す。その時「皇女様、若君。外に…」と言う冬灼の声が。
2人が馬車を降りると、書院や粥店を作ってくれたことに感謝し、大勢の民が集まっていた。民たちはひざまずき、皇女に礼を言う。


丞相の屋敷。おどおどしながら「話を聞いてください」と父・貴常青に言う貴炎。貴常青は貴炎の頬を叩くと「この役立たずめが。何大炮が死んだ。燕とのつながりが、なかったことになる。長年の苦労が水の泡だ」と怒鳴りつける。貴炎は「そんなはずはない。大金を渡してきたのに、燕が無視するなど」と言う。しかし貴常青は「この…ばか者め。父として情けない。頭を使って考えろ。燕王に銭を渡していたことを、何大炮なしでどうやって証すのだ。公にできることではない。“燕王に銭を渡した”と堂々と認められるか?重要な者ゆえに私が常に送り迎えをした。国境を越える時に金子を渡していた。それをお前が台無しにした」と言い返す。

誰が殺したのか調べても分からないと言う貴炎に「救いようのない、ばか者だ。怒りで頭がどうにかなりそうだ」と言うと貴常青は部屋を出て行く。


玉瓊殿。「こたびは晋に行けず遺憾であった。なれど、わが領土を旅し、民の暮らしぶりを知り、田畑を見ることができた。心安らいだ。この10年で白蘭は大きく変わった。大臣らの働きのおかげである。心より、皆に礼を言いたい。特に貴丞相は平素より政に心を砕き、身を粉にして働いてくれる。白蘭があるのは、諸大臣と丞相の働きのおかげである」と話す皇女。

皇女は「晋へ行く目的は、先の戦でわが軍が、謝った方角へ進んだことを謝るためだった。ところが晋の宮中で内乱があり、やむなく戻った。燕は晋の内政に干渉した。そこで晋は燕を警戒し、さらに多くの兵を国境に配備したのだ。これは白蘭にとって、喜ばしきことである」と言う。納得し「そのとおり、ご英明です」と言う貴丞相。皇女はさらに「しかし同時に白蘭への警鐘でもある。駙馬が何度も言った、燕王・慕容粛は信用できぬと。燕と晋は5年の停戦の盟約を結んでいた。だが燕は晋を侵そうとした。晋の内乱に乗じてつけいったのだ。そこで私は決めた。今日より燕との関係を絶つ。往来も禁ず。隊商は燕に行ってはならぬ。また燕との国境には3万の兵を増やす」と話す。

貴丞相が前に出ると「皇女様、議事が…」と言いかける。それを止めるように「皇女、議事がございます」と言いながら、何侠が入ってくる。「私の覚え違いですか。駙馬は驃騎大将軍の任を解かれ、官職なき一介の民のはず。朝廷で上奏などできませぬ。もちろん皇女様と話はできましょうが、家でお話あれ」と言う貴丞相。何侠ががふっと笑い、貴丞相が「皆はどう思われる」と他の大臣たちに尋ねる。貴炎が咳払いをし、皇女が「貴将軍、何か申すことでも?」と聞く。貴炎は前に来てひざまずくと「見識の高い駙馬の話をお聞きしたいです」と貴丞相を気にしながら答える。

皇女は「駙馬よ、わざわざ朝廷で何の話だ」と言う。「私が幾度も唱えてきた軍備拡張を、どうか、ご再考ください」と言う何侠。何侠は貴丞相に話す隙をあたえず「4つの国のうち、軍の規模は燕と涼が各50万の大軍、晋は80万です。わが白蘭は、わずか10万で、大部分が実戦に出ていない。これでは他国に狙われて当然です。どう対抗すべきでしょう。他国に銭も食料も奪われていいと?国の将来のため、命をお下しください。“敵の侵略を防ぐため、軍備を拡張する”と」と言う。

貴丞相は「何を言う。先の陛下は国力回復を唱えられ、国は立ち直った。10年の停戦で国は安らぎ、国境も安定した。そなたは再び白蘭に戦をもたらす気か」と何侠に言う。皇女様に軍備拡張を訴えるのは己の野心を満たすためだと。そして皇女に「どんな戦であれ、最も苦しむのは民なのです」と言う貴丞相。何侠は「私が戦を始めるかのように言われるが、軍備拡張は他国を恐れさせ、襲ってこさせぬため。丞相は、なぜさような曲解をなさるのです」と言う。「事は理屈どおりに運ばぬ。軍備が整わぬうちに、警戒した他国が襲ってくるやも」と貴丞相が言い返したところで「もうよい、2人の話はよく分かった。皆の考えを聞きたい」と皇女が止める。

他の大臣たちはうつむき、誰も何も言おうとしない。「なぜ黙っている」と貴丞相が声を荒げると、陳傅が「貴丞相の考えは常に偏ることなく、先々帝のご遺志を守ってこられた。しかし先々帝の崩御から10年が経ち、情勢も変わりました。私は駙馬の考えこそ、唯一の活路かと」と言う。陸栄澤も「時勢の流れです」と言い、さらに陳傅が「駙馬の考えは正しい。白蘭は休みすぎました。戦の備えを始める時です」と話す。そんな2人に他の大臣たちも次々と賛成する。

「駙馬に賛成のようだ。本日、駙馬の官職を戻す、軍備拡張に着手せよ。また丞相を監軍に任ずる。軍を監督せよ」と命じる皇女。貴丞相もそれ以上は反対できず、肩を落としながら「お受けいたします」と言う。


何侠は皇女を自分の馬に乗せ、2人きりになれる場所へ連れて行く。
川のせせらぎや葉のこすれ合う音を聴きながら「大臣らの声がないと、この世は静かで平和ね」と言う皇女。うなずきながら「ええ、誠に」と何侠が返す。皇女は「でも変なのよ。2人きりでいると、胸の鼓動がとても落ち着くの」と言う。「とても落ち着く?よくないな」と言う何侠。皇女が「どうして?こういう意味よ、あなたのそばにいると心が落ち着く」と言うと「これでも落ち着くと」と何侠は皇女を押し倒し、口づけをする。


皇女が帰ってくると、貴丞相が待っていた。「駙馬が軍備の拡張を」と貴丞相が言い出し「皆も賛成したことだ。再び話すことはなかろう」と言う皇女。うなずいた貴丞相は「皇女様の命に反対などいたしませぬ。ただ、お尋ねしたい。軍備拡張は駙馬の意志なのか、皇女様のご意志か」と言う。皇女の表情を見て「皇女様は成長された。ご自分の考えも実力もお持ちです。私の補佐は不要でしょう。私を監軍として顔を立ててくださいましたね。お気遣いをうれしく思いました。なれど、この私は白蘭に40年、仕えた者でございます。ご忠告いたしたい。何侠は才気あふれる人材。なれど駙馬に甘んじる気はないはずです。どう用いるか、よくよくお考えください。恋に浮かされ、決断を誤らぬように。実は聞いたのです。駙馬は敬安王家で侍女を娶ることになっていたと。皇女はご存知でしたか」と言う貴丞相。

皇女が「聞いておらぬ。噂など信じるな」と返すと、貴丞相は「その侍女こそ、有名な白娉婷なのです。白娉婷は幼少より敬安王家で育ち、男を惑わす術にたけているとか。多くの英雄を手玉にとった。涼と晋の戦を思い出してください。われらは晋に勝つはずが、あの女が涼を退かせた。私は仮説を立てました。白娉婷は駙馬と通じているのでは?白娉婷が楚北捷を操り、駙馬は白蘭の実権を握る。軍備拡張は敬安王家再興のためです。この白蘭を、よそ者に渡してはなりませぬ」と言う。皇女は貴丞相の気遣いに感謝し「だが噂を真に受けるのはよくない。噂では何にもならぬ。証しを見せよ」と話す。そして「案ずることはない、目は雲っておらぬ。駙馬はあくまで異国の者にすぎぬ。どう扱うかは心得ておる」と言う皇女。話は以上ですと言い、貴丞相は帰っていく。


養蚕を生業としている数人の民が、北捷と娉婷に助けを求めてくる。「今年の蚕は元気でしたが、昨日から急に食べず、動かず、ほとんどが死にました。不安でたまりません」と言う民。お二人は朝廷に仕えておられたとか、私どもより物知りだと思い助けを乞いに、と。
北捷たちは酔菊を連れ、蚕を見に行くことにする。


娉婷が「どこの桑の葉?」と聞く。女性は「うちの葉をやってたけど、成長して足りなくなり、市場で買った葉をやりました。これらも買ったものです」と答える。別の女性は3日前に買った葉について「なぜかしおれません。普通は夜にはしおれるのに」と話す。「この匂い、新しい葉ではないわ」と言う酔菊。娉婷は家の桑の葉をやるように言う。


翌日。娉婷たちは蚕市場へ行く。そこで、ため息をつく老人を見かけ「おじいさん、景気はどうだ。なぜ、ため息を?」と北捷が声をかける。おじいさんは「うちの蚕が全部死んでしまった。見ろ、これもだめだ。われらも生きてゆけぬ」と言う。「東山のふもとでも蚕が死んでいた。おじいさんは?」と聞く北捷。おじいさんは「西山の者だ。今年の生糸はまったく採れぬだろう。息子も他の者も村を出ていった、新しい食いぶちを探してな」と話す。それを聞いていた近くにいたおばさんが「うちの人が言ってた“白蘭はいい所だ”と。夫が城壁修理に行けば、女子供は安泰らしいよ。行く当てがないなら、あんたたちも白蘭に行けば?」と言う。その時「摘みたての桑の葉だよ」という声が聞こえてくる。

天秤棒で桑の葉を売るその男の元へ行き、桑の葉を見せてもらう娉婷。桑の葉の匂いをかいだ娉婷が「新しくていい葉ね。どこで摘んだの」と尋ねると、行商人は「10里先の桑畑だ」と答える。娉婷は「この市場の葉は、全部そこから?」と聞く。「そうだ」と言う行商人。
北捷と娉婷は桑畑へ行くことにする。


蚕の問題が広がり、民が不安の中にいると朝廷で話す謝恒。注文を受けた絹が用意できねば晋は信用を失いますと。
このままでは蚕を生業とする20万の民が路頭に迷うことになり、絹なしでは晋の財政も悪化し、国の一大事になってしまう。司馬弘は「そなたらに言われずとも問題は把握しておる。朕1人に策を考えさせるのか。どちらが臣下なのだ」と大臣たちを怒鳴りつける。

謝恒が「ご無礼、お許しを。3日以内に必ず有効な策を考え出します」と言い、立ち上がった司馬弘は「さもなくば顔を見せるな。下がれ」と命じる。そんな司馬弘が、突然、頭を押さえ倒れてしまう。


娉婷たちが市場で買ってきた桑の葉の匂いをかいだ酔菊は「この匂い、胸が悪くなる」と言う。「嫌な予感が的中した。この辺の桑畑には毒がまかれていた。おそらく晋の桑畑はすべてそうよ。養蚕は晋を支える生業。桑畑に毒とは、晋を揺るがすつもりね」と話す娉婷。酔菊は「誰の仕業よ、ひどいわ」と言う。「恐らく白蘭だ。晋の民を困窮させている。昔から晋は異国と交易し、晋の絹は珍重されてきた。白蘭は今、兵を増やしていると聞く」と言う北捷。酔菊が「晋が混乱した隙に攻めてくるの?」と聞くと「娉婷、市場での話を覚えているか」と北捷が言う。

娉婷は「“白蘭で兵になれば、暮らしは安泰”。養蚕ができなくなれば、生きるため大勢が白蘭で兵となる」と答える。うなずいた北捷は「私もそなたと同じ考えだ。蚕が死に、白蘭は兵を募る。これが同時に起こるのはできすぎだ」と言う。仕組んだ者は、あまりに腹黒いと。「では、どうすればいいの?」と酔菊が聞き、娉婷は考えを巡らす北捷を見る。


ーつづくー


そうだよね…北捷のことはよく分かっている娉婷だものね。
不安は拭えないよね(;△;)
だけど、そんな娉婷に「平気なふりをするな。喜び、悲しみ、恐れ、不安、すべて私に言え」と言ったり「私がいる。強くなる必要はない、私に任せろ」と言う北捷が素敵すぎる!!
こんなこと、言われてみたい(〃艸〃)

娉婷のことを貴丞相から聞いた皇女も、何か思うところがあるみたい…。

そして蚕が( ゚艸゚;)
一部だけではなく、晋の桑畑がすべてだと…どうすればいいんだろう。

司馬弘が倒れたことも心配。
双児と幸せに暮らしてほしいのに…。




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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
楽しかった (ぽんた)
2017-11-13 10:33:30
いつもありがとうございます。
ブログが毎日とても楽しいです。
大変だと思いますがこれからも頑張ってください。
返信する
待ってましたぁ〜〓〓 (媛みかん)
2017-11-14 23:08:59
うささん、ありがとうございます
見逃した29話がUpされ、嬉しいです
返信する
♡♡♡ (time)
2017-11-18 00:56:23
この回は、何侠と耀天のラブラブがよかったですねー
耀天があまりにも可愛すぎました!!!
こんなに美しくて可愛い耀天に心から何侠は愛されて
本当に果報者です!
耀天の気持ちにちゃんと応えてほしいです。

白蘭の貴丞相は正解な行動ですよね。
自分に従っていると思っていた者たちが
息子も含め、脆過ぎて。。。
夢見るお姫様で居られない耀天に忠告をしたり。
そのあたりは耀天も心得ていると思いますが、
白蘭の平和はちゃんと守られてほしいです。
桑の葉騒ぎ、どうなるのか心配です。
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