竹脇無我主演
原作は富田常雄
「姿三四郎」1970年 松竹 監督渡邊邦男
「姿三四郎、逝く」―中国メディアも竹脇さんの死を悼む「彼の姿三四郎は青春の記憶だ」、「放送時間には街に人がいなくなったことをいまも覚えている」などが報じられた。竹脇無我さんの訃報にたくさんの人から哀悼の言葉が届いたそうです。
中国で初の外国連続ドラマで、上海テレビが1981年に竹脇さん主演「姿三四郎」を放送した。
アジア諸外国でも放映され人気番組となる。
日本の(柔の道)の素晴らしさと、柔道に真摯に打ち込む青年の姿や武士道、勇気と純愛の物語が当時のアジア諸外国人に高い評価を受けた。竹脇さんが演じる姿三四郎は本当に良かった。師匠・矢野正五郎役の菅原謙次さんは若いころ柔道俳優として鳴らし今回も渋くて良かった。しかしなんといっても敵役の檜垣源之助役の高城丈二さんが素晴らしい演技をしたと思います。ヒロインの新藤恵美さんが綺麗でした。
アジア諸国にも日本の柔道のすばらしさを伝えた作品だったとは思うが、ここ数年間の柔道のトラブル続きは、まことに遺憾なことと思います。改めて原点に戻ってもらいたいものだ。
さて映画の方は、竹脇無我主演で昭和45年に、日本テレビ系で大人気となった作品の映画版である。
テレビ版に親しんだものにとってはこの映画は、役者が大幅に入れ替わり、内容も変えてあるので、違和感を覚えた人たちも多いはずだ。
映画版配役
姿三四郎=竹脇無我 矢野正五郎=高橋幸治 村井半助=堀雄二 娘早乙美=尾崎奈々 檜垣源之助=高城丈二
敵役檜垣源之介を演じた高木丈二だけは変わらなかった。
テレビ版は日本テレビ日曜夜8時から1970年放送開始~テレビ版は、全26話
配役は姿三四郎=竹脇無我,矢野正五郎=菅原謙二、檜垣源之介=高木丈二,早乙美=新藤恵美
作品内容も当然テレビ版とは違う脚色になっている。
三四郎が村井半助の娘と知り合うシーンが最初の方に設けられていたり、門馬三郎の娘が最初から三四郎の才能を見抜き、門馬が三四郎に負けた後も三四郎を憎む事はなく、姿に礼をいうくらいの優しい娘に描かれている。
いずれにしても竹脇無我主演《姿三四郎》のテレビ版、映画版ともにDVD作品がないのが残念。
愛と青春のドラマスペシャル 『姿三四郎』加藤成亮(NEWS)主演2008テレビ東京作品にも竹脇無我さんは出演をされていました。
主題歌も大ヒットをし歌手は姿憲子さんです。
姿憲子「姿三四郎」
竹脇無我主演のテレビの主題歌作詞、作曲関沢新一、安藤実親
1 やれば出来るさ 出来なけりゃ 男はもう一度やり直す口惜しかったら 泣け 泣け 泣いてもいいから 前を見ろ 三四郎 それが勝負というものさ
2 石じゃないもの 咲く花に こころを燃やしてなぜ悪い つらいだろうが 待て 待て 二道かけない 黒い帯 三四郎 それが修行というものさ
3 歩き出したら退くものか 男がこころに 決めた道 決めた以上は 行け 行け 夜明けの光が見えるまで 三四郎 それが生きると言うことさ