鬼来迎 国指定重要無形民俗文化財
デジブック 『中台風祭』
中台風祭り 大宮神社
昭和62年より8月の最終日曜日に行われている。
この梯子獅子は、境内の大銀杏に梯子(約13.5m)を掛けて、その上で一人が頭、もう一人が体を演じて、囃子に合わせて逆立ちをしたりして勇壮に舞う。
創建は大同年間(806~810)と言われ、 横芝光町の指定無形民俗文化財に指定 拝殿では酒、舞台では歌、踊りで賑わいます。 |
獅子の「玉じゃれ」
獅子が登場・・・
寝ているところへひょっとこが現れる・・・・
竿につけた玉で獅子をからかいます。
懲りずにまたちょっかいを出す・・・・
ひょっとこは、とうとう追い立てられて退散
最後は、獅子の睥睨で「玉じゃれ」は終わりになります。
梯子獅子
舞台から飛び降り梯子に向かって登り始めそれに合わせるようにお囃子が一段と大きくなります。
身体を大きく反り返したりまさに曲芸です。
この高さで、視野が限られているので難しい演技になります。降りるときも曲芸をしながら徐々に降りてきます。
獅子も大任を果たして中台風祭りはお終りになります。
現代社会では祭りや芸能の伝承が大変難しくなってきているなか、関係者のご尽力に敬意を表します。
鬼来迎 国指定重要無形民俗文化財
内容
大序→賽の河原→釜入れ→死出の山」の四段が上演される。
以外に広済寺建立を物語る「和尚道行→墓参→和尚物語」の
三段、全七段
三段、全七段
他に類例の少ない民俗芸能であり、農村と信仰、
鬼とは何かなどが語られる。
また地獄の恐ろしさと菩薩の慈悲を語っている。
鎌倉時代初期に始まったといわれている
由来
旅の僧石屋(せきおく)が夜道に迷い、
虫生(むしょう)の里の辻堂で休むうち眠ってしまった。
眠りの中で石屋は亡者をめぐる、文字どおり地獄絵図の様子をかいま見てしまう。
賽の河原で石積みを強いられ、鬼に追われる亡者たち。
連行された地獄で亡者が筆舌に尽くしがたい責め苦を負わされる中、